- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434257544
作品紹介・あらすじ
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある――。全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!
旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、感動の最終巻!
感想・レビュー・書評
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ついに最終巻。
お店も素敵だけどお酒、特に料理に興味を持ってずっと読んできた。
サクッと読めるし登場人物が暖かくて心ほっこりする物語。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙は新装開店なのに、実は、まだ開店してないよね(笑)
早く『おかわり』読まないと。 -
結婚で幕を閉じる。
人情とお酒、料理で楽しめました。ハッピーエンドで暖かく終わりました。このシリーズ、読んでいてしんどいところがないのが良かったね。 -
「居酒屋ぼったくり」シリーズ最終巻。
美音と要の結婚が決まり、「ぼったくり」にも転機が訪れる。
店舗だけだった建物を二階建てに改築し、店舗兼住宅とし、新婚夫婦が住む。
その工事に合わせて、店舗部分も改装することになった。
前作、10巻で工事のための休業に入ることとなり、その時点で、美音と馨の両親の代から続いてきた「ぼったくり」の営業は終了になった。
だから、この11巻は、今までと少々作りが違うかもしれない。
丸々、結びと再生の巻かもしれない。
常連さんたちのあれやこれやの、店でのやり取りが好きだったので少々寂しいが、ぼったくりの店舗を親子で手がけた大工のショウタが父の仕事を"改築"という形で引き継ぐ心意気、美音と要の新婚旅行、姉が実家から巣立つという形で独り立ちすることになった馨の成長など、思い残すことなきよう、ていねいに描かれている。
何よりも、お酒、とりわけ日本酒のお話。
美味しい料理が出てくる小説、レシピも載せてくれている作品も多いが、「ぼったくり」の特色と言えば、お酒と蔵元の紹介だ。
それも、高級品の披露というより、興味を持った読者が買いやすいよう、情報が提供されている。
今回は、美音と要の新婚旅行を使った「特別編」でもあるような。
サプライズでお祝いをしたい、と毎日、ショウタの仕事を中断に来る(ように見えましたが…笑)、善意の人たちが微笑ましすぎでした。
お幸せに。
新世代の「ぼったくり」の繁盛と発展を祈っています。 -
ぼったくり最終巻。
大団円で終了。
よかった、よかった。
しかし、この巻に出てくる佐島家の面々の性格が。。。(笑)
みんな、愛らしいなー。。
処理が行われていた時は、どうなることやら。。と思っていたが、とっても良いご親族。
そして、要氏の家の中での豹変ぶりが。。(笑)
少年だったなー(笑)
新しいお酒が飲みたくなり、深夜に読むとお腹がすいてしまう小説は、これにて完了。
でもないんだな。。
おかわりが存在してた(°▽°) -
ぼったくりが改築で休業中のエピソードばかりで、いつもと趣向が異なっていて、最終巻にしてちょっと新鮮でした。
美音と要の夫妻、美音と馨の姉妹、そしてぼったくりの常連客や商店街の仲間、要の家族。
全11巻を通して、ドラマチックな出来事があったわけではないけれど(多少はあったけど)、人と人とのつながり、お互いを思いやる気持ちが伝わる、温かいストーリーでした。
近所にぼったくりのような美味しくて、そして素敵な人たちが集う居酒屋があればいいのにな。 -
大団円で、とりあえず終幕です。
これからも商店街の「寄り合い所」として
お店は末長く繁盛することでしょう。
最終巻は基本ズーッと
美音と要の結婚から新婚旅行の話。
お店、休業中だからねぇ。
なんか旅先でも人助け?してるけど。
お店の改装工事を請け負ってくれた
腕っこきの職人さんの話が良かった!
技術の継承は大切だよね。 -
いよいよ最終刊。終わってしまったのが寂しいです。新しくなった「ぼったくり」での美音と馨と訪れる人達とのやり取りが読みたいです。続編が出ないかなぁ…
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ハッピーエンド。
これはこれでよし。 -
シリーズ最終巻。
大団円という感じがする。
9巻以降まとめて読んだので...とんとん拍子で進んでしまった感じ。
出てくるご飯はどれもおいしそう。ただし、ぼったくり休業中のため、ごはんはあまり出てこず。
今までは、美音の視点が多かったように思うこのシリーズ。
でも、ぼったくり休業となった10巻以降、いろいろな人の視点で物語が進んでいく。商店街の人たちは本当にぼったくりと二人のことが好きなんだなという思いが伝わってくる。
正直休業中の話が長く感じた。
また、いろいろなことがちょっと出来過ぎているでは?という印象がある。
でも、ハッピーエンドでよかった。