- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434257544
感想・レビュー・書評
-
懐かしかった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大団円
-
シリーズ読了!再読して、料理とマリアージュされた日本酒を復習したい。
印象深い話ばかり。「夏休みの過ごし方」おつまみ素麺(小麦粉だから避けてるがこれなら作って肴にしたい!)、「鉄板の上の想い出」鉄板焼きそば、「茶がゆの甘さ」茶がゆ(これも私のソウルフード!)、「町の本屋」秋の親子丼(作りたい<食べたい)、「お助け栗きんとん」栗きんとん…挙げるときりがないが、一つ挙げるとすると「黒豆ゼリーにとけた心」
大晦日に、我が家も台所に女性陣が集まってつまみ食いしながら、和気藹々とお節の支度をしていたことを思い出した。食べ物は、美味しい味の記憶だけでなく、一緒に作ったり、食べた思い出が詰まっている。
また、家庭料理は、毎回同じでも飽きない。(逆に毎回同じものを作っているようで、家にある材料で作るから、違うこともあるが)
居酒屋ぼったくりは、ある意味、プロが飽きない家庭の味を町の人たちに提供しているのだろう。
一方、ぼったくりが、家庭ではなく居酒屋たる所以は、プロの仕事らしい丁寧な仕事と創意工夫された美味しい料理と、マリアージュを考えられた美味しい酒を飲みながら、常連の人たちと話をすることができる場で、お客様の自分ひとり、家では癒せない想いを癒してくれている点だ。
読み終わって、今年は、お節を作ろうかな。もちろん、黒豆ゼリーも!と思ってる。
さらに「おかわり」があるらしい!早速読みたい。 -
「顔合わせ」
好きな人の好物を作る。
お互いに無かった事にしたいというならいいが、あれだけの事をしたのに謝罪無しはどうなのだろうか。
「仏滅結婚式」
それぞれの想いを胸に。
同じ商店街に共に戻れたら寂しさも半減しただろうが、少しの間の辛抱とはいえ心に穴が空きそうだな。
「檜のカウンター」
皆がサプライズしたい。
何も知らないまま改装が終わり、確認した時に覚えのない物があると驚きよりも何事かと思いそうだな。
「親に寄せる信頼」
辞める前に最後の旅を。
アルバイトをしている事により、お金を稼ぐ大変さを知っているからこそ心配になってしまうのだろう。
「暖簾の向こうに戻る日」
新婚旅行から帰宅して。
驚かせること自体は成功しているが、誰か一人ぐらい代表で全ての説明をしに来てもいいのではないか。 -
ついに終わったー、お疲れ様でした!
最後までみんなちゃんと幸せでねによりでした。 -
結婚と新婚旅行ぼったくりの店舗兼住宅の工事で11が終わった。相手を思いやる気持ちは回りまわって帰って来るものこの本を読んでそう思った。
-
居酒屋の暖簾をくぐって幾星霜を経た。学生の頃、村さ来や養老乃滝といったチェーン店があちこちに開店。入店するや若い店員さんがやたらデカい声で「いらっしゃいませぇ」と迎え、これまたやたらと多い冷凍もんメニューが並ぶ。酒は焼酎がブームになった。職に就くと、仕事帰りに寄るのは昔ながらの女将がやってる小ぢんまりした店。凝りすぎぬ手作り惣菜と廉価な酒にほっとくつろぐ。今でも時々の気分で両方のタイプの店を利用する。居酒屋に若い女将、こだわり抜いた酒肴、濃ゆい地縁コミュニティってのは、有難いようで小説の中だけでいいかな。
-
大円団。最終巻は、いい人だらけでお腹いっぱいだったけど、何はともあれよかったよかった。
-
数年かけてようやく読み終えた。最後までやさしい世界のあたたかなお話でよかった。
そして最後のお酒が応援のお酒である「冨玲」と言うのが粋。でもわたしは醸し人九平次の大吟醸が飲みたくて、これ読んだ後に買いに行きました。
あと幸せは努力の対価と言う台詞が素敵。不幸に甘んじてはいけない。