- Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478004302
感想・レビュー・書評
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敬愛する先輩から貰いました。曰く「amazonと書店で二重買いしてしまった」そうですが、本当だろうか(笑)
印象に残った記述は以下。
P21「事業部単位での事業計画策定は・・・(中略)・・・事業部横断的に強力する機会を逸している」
P81「本社スタッフに関しては・・・(中略)・・・最小に抑える」
50年間でCEOがたったの3人(同族会社ではない)という点には留意すべきかと。数年毎に社長が入れ替わるような会社においては、ブレずに一貫した経営方針を実践し続けることは至難だろうなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■マネジメント
1.マネジメントは“プロセス"であるが故に、ステップに分解することができる。それらをうまく設計し、コントロールすれば、円滑に安定してマネジメン卜を行うことができる。
2.-マネジメント・プロセスは、次の6つの要素から成る。
①単純化する/②計画へのコミットメン卜/③フォローアップとコントロールの強力な仕組み/④行動志向組織/⑤オペレーショナル・エクセレンス(実行における卓越性)/⑥社員が卓越でき、実際に車越する環境の創出 -
エマソンから学ぼうとたずねた企業が、「これはわが社には無理だ」と帰っていく、というエピソードがあったが、そうだろうなあ、と思う。ここまで徹底した数値によるマイクロマネジメントは、批判の対象にこそなれ、賞賛されにくい体質のものだからだ。
でも、今外資系にいてほぼ似たようなマネジメントを実感している身にとっては、このように数値で現状を理解したうえで「何をするのか」を迅速に決定し、手を打っていくというのは、確かに本当に必要なことなのだ、と思う。数値で理解したうえで、批判を繰り返す、というのがもっとも「やってはいけない経営」だと思うが、現状を認識していない経営は、それ以下だ。