好きなようにしてください たった一つの「仕事」の原則

著者 :
  • ダイヤモンド社
4.10
  • (115)
  • (105)
  • (55)
  • (11)
  • (3)
本棚登録 : 1418
感想 : 120
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068878

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 普通に読んでいて面白い。
    何事も「決め」だなと思わされる
    正解探しをしてしまう自分を戒めるために読む

  • 楠木さんの文章は本当に読みやすい

  • 楠木先生が、Newspicks読者から寄せられて仕事などに関する質問に回答するという形式で書かれた一冊。
    読者の悩みが自分の悩みとシンクロする部分も多く、楠木さんの回答が歯に衣着せぬ口調でわかりやすく明確なので、大変面白く一気に読み進んでしまった。
    やはり自分の根底にある価値観(好き嫌い)に素直に生きていかなければならないと再確認。

    人生において起こる全てのことは自由意志。自分で選択している。誰からやれと頼まれたことなんて何もない。サーブ権は常に自分にある。
    普通、仕事について考える時は、自分の好きなことや得意なことが先にあるはず。「こういうことなら人の役に立てる」、「こういうことをやりたい」と自分から提供するものがあって、だとしたら具体的にどこでどういう仕事をするべきかと考えるのがまっとうな順番。

    何が良いことなのか、悪いことなのか、それは人によってそれぞれ。結局は好き嫌いがベースで決定をしている。

    努力の娯楽化。本当に好きなこと、やりたいことだけに集中する。

    ダイバーシティは多様性を成果に向けてまとめる力が最も重要

    3年やってメガでないのであればセンス無し。さっさと次のサーブを打つ。
    良い仕事=人の役に立つこと。人に価値を提供すること。
    過去の先人が何故人々をひきつけ、偉大な経営者になれたのか、理由は「いい仕事をする」ということ。自分以外の誰かの役に立ったということ。大きな仕事を成し遂げたということは、すなわち自分以外の誰かに対して大きな価値をつくったということ。

    夢と欲は違う。仕事と趣味の違い。利他たのか利己なのか?の違い。欲は自分でお金を払う。利他は他人に価値を提供して対価をもらう。

    WorkはLifeの一部である。働くという事は自分の人生においてどういう意味を持つのかを大局的に見ないとキャリアとは言えない。


    自分を変える方法(大前研一)
    時間配分を変える、住むところを変える、付き合う人を変える。
    最も意味がないのは、変わるぞ!と決意することである。

    位置エネルギー、運動エネルギー。
    川の流れのように♪、時の流れに身をまかせ♪


    どんな分野でもプロとアマの違いは持続性なり頻度にある。アマでもツボにはまると一回や二回はうまくいくことがある。ただし、調子がいい時も悪い時も、状況がフォローでもアゲンストでも一定のレベルの仕事を維持できるかどうか、ここにプロとアマの決定的な違いがある。「悪い時でも悪いなりに。。」がプロ意識。
    長く(高頻度)続けているとフィードバックを受けることが多くなる。仕事である以上、必ず受け手がいる。受けたは必ずあなたを評価します。


    受け手にとってわかりやすい。これは自分の仕事にとって最大の生命線。この仕事をしている以上は20数年に亘り、毎日呼吸をするように「なるべくわかりやすく、自分の考えが伝わるように、、」という意識で書いたり喋ったりする作業を繰り返している。蛇の道は蛇。

    よい文章を書く要諦は実に簡単。自分で面白い、どうしても伝えたいと思うこと以外は書かない。話ことばも同様で「何をどのように話すか」よりも「何を話さないか」こちらに集中すれば伝え方の質は向上する。

  • 痛快。
    大抵の物事は好きなようにすればいい。
    好きなようにしてみて、ちょっと違うなと思ったら
    ほかの方法で好きなようにすればよい。

    仕事と趣味の違いは真理を突いていると感じる。

  • 愛溢れる放任主義
    「好きな事だけやる。それは仕事じゃなくて趣味は、蓋し名言。
    一見楽しそうでない仕事も楽しみたい。

  • 10年ほど前に、「ストーリーとしての競争戦略」を読もうとして、その文章、日本語に拒否反応を感じ、どうしても読み進めることができなかった。

    今回、職場の人に勧められて半信半疑で読み始めたが、お悩み相談を書籍化したということもあり、この口調が逆に良い方向に際立って、とても読みやすく、面白かった。

    今の私に一番刺さったのは、「ラインマネージャーか専門職か」というくだり。私も上司との人事面談のたびに聞かれて、状況に応じてどちらの要素も必要だと思うので、一概に決められない、といった回答をしていると、会社としては育成方針もあるからどちらか決めないと、と言われ、何ともしっくりこない気持ちでいたが、楠木先生の回答を読んですっきりした。こんな粗々な分類にこだわるのではなく、自分の向き不向きや好き嫌いに忠実に、自分を定義することの方が重要なんですね。

    ストーリーとしての競争戦略、リベンジでもう一度読んでみようかな。

  • おもしろい。あらゆる角度からはとさせられる。

  • チャレンジをするもしないも選択の自由。
    やれば辛くとも得るものがあり、やらなくばのうのうと退屈な日々を送ることになるという当たり前なことを、改めて強く気づかせてくれる本。
    また、やりたいことがあるなら、いろんな武器を揃えてからチャレンジするのでなく、早く飛び込んで経験したもの勝ちという考え方も、非常に私の経験に照らしてもメイクセンスでした。

  • ★★★★★
    #好きなようにしてください #楠木健 著 #ダイヤモンド社
    
    ビジネスマンは全員読むべし。「働く」について全てが書かれています。以上!!!
    
    “キャリア計画は全然必要なし。...目標や計画なんか立てたところで、この世の中ではほとんどのことが自分の思い通りにいかないからです。当然ですけど。思うようにいかないことが次から次にでてくる。当たり前ですけど。”
    
    “「一生の目標がないと伸びないよ。」大きなお世話です。こういうことを言ってくる連中には、「じゃあ、お前はいまもなお、伸びているのかよ。お前の一生の目標は何なんだよ。夢に日付を入れているのかよ。それは何年何月なんだよ。その時達成しているかどうか、俺はこの目で確かめに行くからな」とツッコミを入れてみて”
    
    “自分以外の誰か(価値の受け手=お客) のためにやるのが仕事。自分のためにやる自分を向いた活動はすべて「趣味」。趣味は家でやるべき。仕事と混同してはならない。”
    
    “このところ、というかずいぶん前からそうかもしれませんが、「夢を持って生きよう!」「夢をあきらめるな!」「あなたの夢は何か!?」というような、やたらに「夢」と「!」のつく生き方を(特に若者に向かって) 推奨する向きが多いような気がします。 これを受けて、やる気のある若者ほど明確な「キャリアプラン」を持ちたがります。「夢に日付を!」とか言う人が出てくる。人生と仕事の性質を考えると、こうした考え方はあまりに不自然で窮屈だと僕は思います。”
    
    “長く続くキャリアのよりどころは、自分の中にある「好き嫌い」とそれを反映した「向き不向き」にしかありません。特に若いうちはたいした責任もないのですから、自分の「好き嫌い」に忠実に流されていけばいい。「これをやると何か調子が出るなあ」という、自分が好きで、自分に向いていると思える流れを見つけ、それに乗ればいいのです。”
    
    “「川の流れのように」というのは、何も手を抜くとか人まかせにするとかいうことではありません。むしろ主体性が大いに問われる。川の流れの中で、その時に自分が思い定めた自分の持ち場で真剣に力を尽くす。これが仕事をするということであり、世界経営に参画するということです。 ”
    
    #本 #読書 #読書倶楽部 #読書記録 #本屋 #本棚 #本が好き #本の虫 #読書タイム #古本 #古本屋 #文庫 #文庫本 #活字中毒 #電子書籍 #kindle #kindlepaperwhite

  • NewsPicksに寄せられた様々なお悩みに答える楠木先生。どんな悩みであっても、基本「好きなようにしてください」と答えるが、その後の考察が面白い。「当然ですけど。」が小気味いい。印象に残ったのは①息子に自分と同じ思いをさせたくないと心配する必要はまったくない。子供は独立した人間であり、親とは違った人生を歩む②一番いけないのは、「○○せざるをえない」と勝手に思い込むこと。誰に頼まれたんですか?③才能があるか見極めるには、3年という期間が1つの目安。④威張らずにはいられない人には、「怒るな、悲しめ原則」

全120件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

経営学者。一橋ビジネススクール特任教授。専攻は競争戦略。主な著書に『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』(東洋経済新報社)、『絶対悲観主義』(講談社)などがある。

「2023年 『すらすら読める新訳 フランクリン自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

楠木建の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×