ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法
- ダイヤモンド社 (2017年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478069783
感想・レビュー・書評
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試行錯誤で1on1を始めたが、読後はその本質を深く理解できる。コロナ禍における日本企業に勤めるあらゆる人に推薦できる。
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会社で導入されたので、そもそもを理解したくて拝読。自ら考えて内省を深め経験学習を促進する壁打ちの壁になること。
手前の信頼関係構築がポイントですが、一歩一歩前進するしかないかなぁ。 -
とても面白い本でした!
しっかりと活かして自社でも1on1を実践したいと思います。 -
ヤフーで1on1ミーティングを制度として導入した本間氏による概説書。
管理職候補となったことで、自分の勤め先でも導入している本制度について勉強すべく手にとったのだが、
1on1の目的である「部下の経験学習を促進すること」という根本から、目から鱗だった。これ、1on1を受ける部下の立場としてもちゃんと知っておきたかった。笑
(部下である自分がそういう場だと感じていなかったということは、すなわち、弊社では1on1が上手く運用されていないということですが。。。)
さて、書籍としては1on1の意義目的をしっかりと理解したうえで、それを達成すべく上司に必要な心がけやテクニック等も簡潔に紹介されている。
自社での導入方法など人事部や役員向けの項もあるが、全体的に簡潔で分かりやすくまとまっており、明日からさっそく部下面談に臨む姿勢を変えさせてくれるような一冊であった。 -
面談ではどこかのタイミングで上司が主導権を持っしまい、その改善方法が載ってます。
思考の整理や自立、次回アクションなど具体的な部分も実例で理解できました。
読みやすく大変満足してます! -
実は密かに最近めっちゃ意識してる。
頭でわかるのと、実践するので全然違う。
PDCA回し続けたい。
メモ
1on1によって、才能と情熱を解き放つ
「今日は何を話そうか」から始める
僕には能力が無いから→そんなことないよは✕、無いと思ってるんだねが〇
1on1の後半に、何を学んだの?と問いかける
木曜日の午後3時~5時がベスト
外部のコーチングは否定しないというメリットがある一方
甘やかすという可能性もある
あなたはこのプロジェクトの話をすると必ず腕を組むね(FB)
→実はあの仕事苦手なんです
このように事実をFBするだけで話し出すんだなぁ -
効率的観点からしか物事を見てこなかったこともあり、このような一見まわりくどい方法はとってこなかった。
いきなり意識を改革することは難しいので少しずつベクトルを修正できるよう心がけることにする -
ヤフーで実践している1on1と呼ばれる個人面談のやり方についての書籍。内容が簡単で分かりやすい。「部下のための面談」である点について全体を通じて述べられている。
個人的には、働く者の多様性、そしてテレワークにより勤務する場所の多様化まで進む時代のマネジメントの手法として、管理職なられた方は一度読んでみることをオススメしたい。
特にプレイヤーとしての自分に自信がある方は、管理職になったときに周りがついてこないと、自分のやり方を強要したり、見切りをつけたりしてしまうのではないかと思うが、それに対するヒントになると思う。 -
面談をされる側からする側になったので、本書を手に取ってみた。しかし、1on1は毎週30分間程度、時間を取るのがヤフー社の制度であり、一般的な面談とは随分と異なる。1on1に対する時間の割き方と位置づけや意義を、当事者間が了解する、少なくとも上司がかなり理解していないといけないと感じた。部下の気づきや学びの機会とするのがねらいという。
1on1は、コーチングとティーチングとフィードバックを総合した目的やスキルが求められる。コーチングは引き出して自分の考えに気づかせる、ティーチングは文字通り教えて知識を獲得させる、フィードバックは伝達して自分自身がどう見えているかを知る。こうした3類型に共通するのは基本的な観察力や傾聴力・承認力のスキルであるが、コーチングには質問力、ティーチングには指導力、フィードバックは伝達力が求められる、とのこと。
先日、ある同僚に「ヤフーの1on1のように、毎週このような面談の機会があるとよいですか」と聞いたところ、「いいえ、半年に一度で十分です」と返ってきた。1on1の効用が少しでも浸透しないとなかなか運用が難しいと感じた。なお、その時間を物理的にコンスタントにとれる仕事量が必須であり、ある程度の余裕がないと導入は難しいと思う。その可否は部署による。ヤフーのような大規模で先進的な企業だからできる、といってしまうのはやや残念か。