自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 1594
レビュー : 202
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478101551

感想・レビュー・書評

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  •  久しぶりのちきりん本。
     ホント新自由主義の筆頭みたいな人だけど、できる奴はやりたいことやればいーじゃん、という考えはその通りだと思う。
     なので、万人ウケする本ではないのは確か。ツイッターでたまに叩かれてるけど、本人全くノーダメージなんだろうな。
     叩いてるヒマあったら、好きなことすればいいじゃん、時間の無駄だし程度にしか思ってないでしょうね。

     というわけで、シリーズとしては三冊目の本書は、生産性について考えます。

     仕事が忙しい、ヒマがない、やるべきことが進まない、こんな状況何とかならないの!
     とお嘆きの皆さん、時間をどんどん投入してマンパワーを使い切っていません?
     大事なのは、インプットを減らしてアウトプットを増やすこと。
     つまり、生産性を上げることなんです。

     全部を一人でやる必要はない、外注化もありだし、いっそ雑事はやらないという選択肢もある。
     何が大事なのか、やらなくてはいいのは何なのか。
     取捨選択して生産性を上げることで、自分が本当にやりたいことをやる時間を手に入れましょう。

     というもの。
     実にそうでありたい。

  • ちきりんさんがどんなことを書かれているのか興味あり、読んでみました。

    …結果、書かれていたことは普段私も考えていることばかりで、正直に言えば特に目から鱗の内容はありませんでした。

    ただ、日本全体がこういった考えで動いているか、動き始めているか?というと、残念ながら「まだまだ」と言わざるを得ないでしょう。
    ちきりんさんがこの本で書かれていることにはほぼ全面的に賛成です。

    ただ、個人の生産性を上げつつ、組織の競争力を落とさずに上げるためにはまた別のチャレンジも必要で、その点についてはこの本は(おそらく敢えて)触れていません。

    でも、on the other hand, と言っていたらいつまでも変われませんので、まずはこちら(この本に書かれているようなこと)から実践する、ということで良いし、それが必要だろうと思います。

  • 何度も読み返したくなる良書。
    来年のキーワードは「生産性」にしようと決めた。

  • 再来週の試験に向けて勉強しなきゃなんだけど、ちきりん本新刊となれば読むっきゃないよね。
    ・お金を有効に使えた(生産性の高い)振り返りをする
    ・1日の時間を何に使ったか実績を分析し改善する
    なんてところはすぐにでも始められるしワクワクするね。

  • 生産性を上げるには、投下する資源の量を制限する。これ一番大事。
    自分の職場を振り返ってみても、時間のある限り仕事をし続けて、それでも終わらない場合は諦める、という手段が横行している。結果、毎日ギリギリまで働く、という悪循環。
    最初に帰る時間を決めて、そこから作業を分解していくようにする。

    楽しい予定を先に埋めれば、不毛な作業に人生を奪われなくてすむ。

    仕事内容に興味はないが、早く帰る=生産性を上げることを目標にして、ゲームのように仕事すれば少しは仕事が楽しくなるのかも。
    仕事を生活手段と割り切っているのであれば、それもあり。それによってできた時間で興味のあることに熱中する。

  • 『生産性を高めよう』が本書のキーワードであり、自分の人生の希少資源=『時間』をいかに有効に活用するかについての考え方と方法論。

    はじめの4人のモデルケースは大変分かりやすく、共感できる点が多かった(4人とも)。

    また、『社会の高生産性化は不可避である』というのは事実だろう。本書が出版された3年前と比較しても、UberやAirbnbといったサービスは拡大を続けている。もちろん議論すべき点はあるのだが、流れを戻すことはできないわけで、いかに最大限に有効活用できるものにしていくか、が課題になっていくのだろう。
    血液の癌に関する、医師ではなく人工知能の治療法提案により患者が助かったというニュースは衝撃的であった。もちろん(少なくとも近い未来に)医療がすべて人工知能に置き換わるといったことはないだろうが、莫大な量の論文を読み込み、そこから結論を導く、といった作業は明らかに人間がやるよりも効率が良い。
    自分にはまだ、「自分がすべてをやらないこと」に対する罪悪感が残ってしまうが、自分ができることと、技術あるいはサービスに任せるべきことを割り切って考えることは、これからの社会では必須の考え方なのだと思った。

    お金は有限であることが目に見えるが、時間は見えない。
    時間はお金同等あるいはそれ以上に大切であるにも関わらず、「見えない」ことで意識が向いていかないのである。

    生産性を低くしている要因として、①長い時間働くことで問題を解決しようとする、②すべてを「やるべきこと」と考え全部やろうとする、ことが挙げられる。
    これはいわゆる仕事に限らないが、自分も含めて多くの人が陥りやすい考え方であると思う。

    むしろ逆に考え、①「働く時間を減らす」、②「すべてをやろうとしない」ことが生産性を高め、自分の人生=時間を取り戻すカギになるのだ。

    家計簿をつけることで「先月(or この半年で)もっともお金が活用された支出はなんだったか?」という視点でお金の使い方を振り返る=もっとも生産性が高かったお金の使い途をリストアップする、という話はなるほど、と思った。これは時間にも応用できることであり、「見える化」を意識することは有限の時間を活用する上で必要だと感じた。今後実践したいと思う。

    また、常に「自分の本当に手に入れたいものとは何か」を意識することも重要だと感じた。例に挙げられていた不妊治療を長年続けた人が「自分の血を分けた子供が欲しい」のか、「子供のいる幸せな家庭を築きたい」のか「幸せな人生を送りたい」のか、を振り返ることで、「子供がいない人生は幸せではない」という思い込みに陥ることを避けることができるという。
    本当に手に入れたい、その軸を忘れないことは大切だと思う。


    本書より、主体的に時間を取り戻すための、勇気をもらえる引用。
    『私たちはいつだって自分の手に、時間とお金という人生の希少資源を持っています。それをなにに使うのかは、どの段階であれ、極めて自覚的に決めていくべきことです。貴重な資源をこれまでやってきたことに、これからもつぎ込み続ける必然性はないのです』

  • 生産性が上がるとは、あらゆる資源の活用度合いが高まること。あらゆる資源が今までより有効に使われ始めることを意味している。

  • 私は昔からいつも忙しいのですが、最近は特にそれが顕著で、やらなければならないことに時間を取られ、やりたいことが全く出来ない自分にイライラ。
    なんとかしなきゃと思っていた時に雑誌の書評でこの本を見つけたので読んでみました。

    「生産性」を意識し常にそれを高めろ、ということが書かれた本です。
    生産性、というと仕事の効率化的なものをイメージしますがそうではなく、あくまで「自分がやりたいこと」をいかに少ない投資資源で手に入れるかということであり、それが生産性を考える上での本質だという考え方に共感しました。

    なので、生産性を高める第一歩は自分の欲しいものを正確に理解することです。
    方法論については具体的な提示が少なく、それはきっと自分で考えろということなのでしょうから、仕事も家事もPDCAしながら日常生活に溢れる無駄をあぶりだし、優先順位を決めていきたいと思いました。

    ヒントになったのは
    「自分の時間を簡単に売らないこと、多くのことをやっているように見える人はみんなが当然のようにやっていることをしていない」です。
    また、人間関係で言うと
    「常に、相手から言われたことを受け入れるか受け入れないか、という二つの選択肢しかないと思い込んでしまうと、多忙さを受け入れるかそれとも嫌われるか、という究極の選択になってしまい、結果として多忙さを受け入れるしかなくなる。そうではなく、最初にやらないと決めてからやらなくてすむ方法を考えるのが時間を捻出するポイント。」

    自分らしい豊かな生活のために頑張りたいです。

  • 【文章】
     とても読み易い
    【気付き】
     ★★★★・
    【ハマり】
     ★★★★★
    【共感度】
     ★★★★★

    生産性とは、インプット(貴重な資源)とアウトプット(得た成果)の比率。

    貴重な資源は、お金であったり時間であったり、人や状況によっても変わる、自分自身にとっての資源の価値を認識しておく必要がある。

    ジェアリングエコノミーは、時間帯によって使われていなかった資源を、有効活用することで生産性向上になる。

    グローバル企業がタックスヘイブンを利用するのは、資産を肥やすのが目的ではなく、「政府よりも自分達の方が、より生産性の高い資産の使い方ができるという自負の顕れである」という考え方もある。

    生産性がマイナスの人を労働市場から締め出す為のベーシックインカム
    ・技術革新が進めば、食べる為の労働は必要無くなる

    生産性を高めるとは、一つの事に集中して取り組む事ではない、空いた資源でいろんな領域の事に取り組む事ができるようになる。

    人はサンクコストによって、本来手に入れたかったモノがわからなくなってしまいがち。

    新しい分野の学習は、投資時間2割で成果8割、成果10割にするには、更にそこから4倍の時間が掛かる。
    ・成果8割とはどの程度なのかを見定める必要がある
    ・学習曲線と成功曲線は特性が異なる

  •  ひとつのことに集中せず、脈絡なくいろいろなことに首を突っ込む人について、「生産性が低い」と考える人がいますが、それは誤解です。生産性とは集中度のことではありません。生産性とはあくまで「自分が手に入れたいもの」をいかに少ない投入資源で手に入れられたか、という指標です。
     たとえ昔からみれば「バラバラのいろいろなこと」であっても、将来の道を決めるため、今はできるだけ多様なモノに触れてみたいと考えるAさんにとっては、それこそが手に入れたいものであり、その行動は決して生産性向上と矛盾するものではないのです。(p.72)

    「自由度が高いと時間が自由になる」のではなく、「自由度が高いと、時間の管理がより難しくなる=時間管理により高いスキルが必要になる」ということです。そしてそれは、会社員にとっての自由時間である休日や勤務後の時間に関しても同じです。(p.163)

     多くのことに手を出し、その大半を数年でやめてしまう人のことを「なにをやっても中途半端な人」などと批判する人がいますが、私はこのスタイルのなにが悪いのかわかりません。こういう人は、自分の貴重な時間を学びの生産性が極めて高いフェーズのみ投入している、とても合理的な人です。
    「途中で止める」コトに伴う意味のない罪悪感にとらわれず、「学びの生産性が低くなってきたな」と思ったら、「これは本当に自分にとって、希少資源である時間を投資すべき分野だろうか?」と考えましょう。「頑張り続ける」のではなく、「ここは自分が頑張るべき分野なのか?」と考え厳選すること。それが重要なのです。(pp.192-193)

     人間は「いつでもできる」と思うと、なかなか動きません。「4年間しかない。なのにやりたいことはこんなにたくさんある!」という焦燥感が、生産性を高めたいという強い気持ちにつながったのです。(pp.244-245)

    生産性を上げようとする過程でのご褒美
    ・いつの間にか成長できていること
    ・やりたいこととそうでもないことが、明確に区別できるようになること
    ・自分の人生の希少資源の使い途に関して、他人の目が気にならなくなること

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著者プロフィール

【ちきりん】社会派ブログ「Chikirinの日記」運営者

「2013年 『強く生きるノート 考え方しだいで世界は変わる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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