HOW FINANCE WORKS ハーバード・ビジネス・スクール ファイナンス講座
- ダイヤモンド社 (2020年2月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478108277
感想・レビュー・書評
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ファイナンスにおける基礎の重要ポイントが学べる、具体的な会社の事例を通して知識を身につけられる点で分かりやすいと言える。ただ、基礎の知識があってもまだ理解しきれていない箇所もあり、読み返して勉強が必要。特に、ファイナンスを実行するときの、人の心理面についての考察が注意深く描かれており、意思決定は単純計算、合理的な計算だけでなく、人の感情や心理面による非合理な意思決定があるということが学びとなった。
実務的というより、基礎理解という位置付けで貴重な本だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近製薬業界の負債比率が上昇している。
大手製薬会社はバイオテクノロジー企業から技術を買うことによって、研究開発のリスクを下げているため、大きな負債に耐えられるようになっている。
LBOの対象となりやすい業種は?
安定したビジネスモデルで顧客が固定化している会社が標的になりやすい。
タバコ会社、ゲーム会社、電力会社など。
売掛金の多さは
BtoB企業が一番多い
ROEのレンジはなぜどの会社も似たような数字になるのか?
株主へのリターンがあまり大きく外れると、資金がよりよい業績を上げているところに移ってしまうから。
銀行はレバレッジ比率高い
インタレスト・カバレッジ・レシオ
「金利負担率」=営業収益が金利支払金額の何倍になるか
フリーキャッシュフロー
=営業利益−税金+減価償却費−運転資金の増減−設備投資
ROE=純利益÷自己資本(純資産)
全体の3分の2は1標準偏差に入る。
成人男性の平均身長は172センチ、標準偏差は6センチだとすると、3分の2は166センチから178センチの間に入ることになる。
シャープレシオ=一単位あたりの超過リターンを測るもの。
年次平均リターン÷年次平均標準偏差
株が市場に連れてどの程度変動するかを測るのは、「ベータ」と呼ばれるもの。
ベータが高い企業は高い加重平均資本コスト(WACC)を負うことになるので、会社の価値は低くなる
ベータが低い業界は不況に強い。(日用品、ガス、生活必需品)
ベータが高い業界は不況に弱い。(テクノロジー、エネルギー、その他金融など)
株価収益率などのマルチプルは同じ事業同士でしか比較できない
NPVがプラスのプロジェクトは価値を創出する。
現在価値は価値創出については何も教えてくれない
「配当」は税金の高さや投資戦略がないことの表れだと思われネガティブ。
「自社株買い」はこの会社が過小評価されているという強いシグナルを送る。 -
ケースを基にファイナンス理論を学べる本。ある程度の知識か実務経験がないと読み切るのに多少骨の折れる本であると思う。
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結構良い本だと思う。マルチプルとDCFのとことか。実務やってるような人の振り返りにも良さげ。
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所要:3時間
ケースと理論のバランスがよくさっと概要を思い出すのに最適
「価値評価は科学ではなくアート」 -
第5、6章特にケーススタディもう一度読みたい。
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この本マジで面白くてわかりやすい。
復習しようっと。 -
ファイナンス分析を分かりやすく解説した本。
さすが、ハーバード・ビジネス・スクールの講座だけあって、つまらないと思いがちなファイナンスをアマゾンやフェイスブックなど、具体的な企業の実例を見ながら、ゲーム感覚も取り入れて説明。
ただし、進むにつれて説明が早くなるので、付いていくのが困難になるのが少し残念でした。 -
ケーススタディ方式で良い