グダグダの種 (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 223
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479302995

作品紹介・あらすじ

パソコンを前に原稿の構想を練っていたはずが、気がつけば洋服箪笥を開けて一人ファッションショーを始めていたり、おなかが減って台所へ行くとなぜか急にヤカンの汚れが目について、ついつい真剣に磨き始めてしまったり。昼食の後、睡魔が襲うと迷うことなくベッドにゴロン。ああ、寝ている場合じゃないんだけどな…と思いながら、瞼を閉じる瞬間のなんという気持ちよさ。ゆるくてスローなシアワセは、おひとりさまの特権です!思わず噴き出し深くうなずく痛快無比の本音エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 阿川佐和子さんのエッセイ集。

    恋愛や結婚にまつわる自虐ネタあり、父親に気を遣いながらの子供の頃の思い出など、本人の思いはともかく、端から見ると笑える話が盛りだくさんで、楽しめた。
    引越に関するエッセイは、自分も引っ越しが多いので、なんだか仲間を見つけた気分になってしまった。

  • すらすらと読めて、クスッと笑える阿川さんのエッセイ。
    ご自身の色々な経験談も多く、どのようなことを考えていらっしゃるのか明瞭で楽しめます。
    20代のお見合いと披露宴のためのホテル通いの話とか、ベッドの話しなどは読みながら笑ってしまう。
    本当に人間的魅力に溢れた人だなぁと思う。

  • 「グダグダの種」というタイトルに惹かれて手に取った本。おわりに書いてあったように同じことの繰り返しの毎日にもグダグダの種は潜んでいる。グダグダの中に幸せがいっぱい‼︎ グダグダも悪くない

  • エッセイはあまり好きではないことがはっきりした。大好きな著者であれば興味持って読めるはずだけれど、ちょっと好きくらいではダメのようだ。読書でリアルは求めてないことがわかったからやはり自分好みの小説で現実逃避することが好きなのだ。
    それでも阿川さんの思考や人間性が垣間見れてよかった。

  • 一話一話がとても短くて読みやすいが、読み足りない、と感じさせない。テーマも様々だし、程々な自虐も読みやすさの要因かな?

  • 日常の生活や思い付きを少し切り取って「グダグダ」と綴ったエッセイ集。
    いつもながらにユーモアに溢れる楽しい一冊でした。

  • インタビュアーとして有名な阿川佐和子さんのエッセイ集

    短くてすいすい読める

  • 阿川さん、ケチると大体損するよ。あれもこれもと欲張ると、うさぎはみんな逃げていきます。ちゃんとあとがきで中のエッセイ、いくつか拾っててお見事!優雅そうに「あれは蛾よ」って教えてあげるのってコントだ〜(≧▽≦)うぐいすがしっかり見られて良かったね(≧∇≦)b

  • 1人の女性の生き方が書かれていて、飾るところもなく、ありのままの生活を送る姿を見ているような気持ち。
    大人だってダラダラする時もある。けど、ダラダラせず色々なことにチャレンジしている大人もいる。その大人は疲れているはずなのにキラキラ輝いていて少し羨ましい…。それは私も羨ましいと常々思っていたことだった。でもダラダラしちゃう自分を叱るのではなく受け入れている所が素晴らしいと思う。自分のダメな所も含めて自分だからというのをわかっている人にしか出来ない。私もそんな人になりたい。いざっていう時に自分を守るのは自分だから。

  • 読みやすい。そして、どの話も共感できることが多い。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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