齋藤孝の聞く力 (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 169
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479303862

感想・レビュー・書評

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  • 昨今のベストセラー作品で同じタイトルで別の作品がありますが、あえてこちらの作品を読んでみました。私も職業柄、営業をしているので、聞く力の大事さというのは日ごろから痛感してますが、改めて、本を読んでみると、さらに大事さがよく理解できます。
    私もそうですが、ついつい相手の話の腰をおって、自分の話をしたがってしまう傾向があるということは認識はしているので、聞き手に徹するというのは非常に難しいのですが、この本を読んで自分にできるかなぁ?と改めて思うのでした。
    ただ聞き手に徹するのではなく、相手の言いたいことの本質を理解するように聞くことが大事だということが更に大事だと分かり、聞き手に徹するのだけでもひと苦労なのに、こんな高度なことまでできるかなぁと正直、自信はありませんが、気にはかけていきたいと思いました。

  • 斎藤隆さんの本は具体例がスポーツだったり漫画だったりととても分かりやすいですね。
    読みながら自分が話しをしやすい人のことが思い出され、そんな人はやはり斎藤先生の言うような聴き方が出来る人であり仕事の出来る人だなぁと感じます。
    自分もそうなれるように日々の生活に少しでも気づきをもって暮らしたいと思います。

  • ただ相手が気持ちよくなるように「聞く」ための本ではない。"人と人との間で、何か新しい意味が生まれる(気づき)"クリエイティブな関係を作るための「聞く力」を紹介してくれている。「あ〜そうか、そうか!」ってヤツ。

    気楽に読める部分と、未熟さを痛感させられる部分とバラエティ溢れる内容になっているし、論理的で構成も分かりやすかった。

    著者はおそらく中学生の頃から聞くこと?コミュニケーション?に興味を持たれていたそうで、当時から友人と「聞く訓練」をしてこられています。

    聞くためには「訓練」が必要。
    よく学び、よく吸収して、机上の空論で終わらないように失敗をおそれず経験していこう。

    いい映画を見たり、いい本を読んだり、いいCDブックを聞いたり、実際友人や家族に試してみたり、色々できることはありそうだ。

  • ≪目次≫
    プロローグ  人間関係の基本は”聞く”にあり
    第1章     「話していて楽しい」人の共通点
    第2章    話がはずむ聞き方、しぼませる聞き方
    第3章    一生役立つ「聞く力」の鍛え方
    第4章    「聞き上手」はここがちがう

    ≪内容≫
    この本、元は『100%人に好かれる聞く力』の改稿版。学校図書館で借りました。
    齋藤さんらしく、さまざまな聞く力養成法が載っている。
     ①竹内敏晴さんの『「からだ」と「ことば」のレッスン』(講談社現代新書)あら、「話しかけのレッスン」(数人が背中合わせに座り、2~3M離れたところから別の一人が、誰かに話しかける。自分が話しかけられたと思った人が振り返って返事をする)
     ②「マッピング・コミュニケーション」(二人一組で、真ん中に白い紙をおき、90度の角度で座る。二人で話しながら、キーワードをお互いに書き込んでいく)
     ③読み聞かせで、映像化をさせる。(CDブックで名作を聴く)

  • 阿川佐和子氏の「聞く力」
    http://booklog.jp/item/1/416660841X
    は、聞く力と言うよりも、
    むしろ、阿川氏のインタビュー失敗談?
    の様相を呈していましたが、
    斎藤氏のこちらの書は、まさに『聞く力』です。
    いや、『話させる力』と言ってもいい側面も
    あると思います。

    内容的には、会社の日常で「そうだよなぁ」
    と思うところが沢山あります。
    そういう意味では、非常に役立つ本だと思いました。

著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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