休む技術

著者 :
  • 大和書房
3.10
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本棚登録 : 633
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479782605

作品紹介・あらすじ

休憩か?仕事か?と迷ったら?やることがありすぎて「今、何をすればいいんだっけ」と混乱したら?大失敗のダメージにくじけそうになったら?休んでも休んだ気がしなくなったら?そんなときこそ、上手に休んで切り替えよう。こころもからだも人間関係も「やらなきゃダメ」も…かしこいオフで効率アップ。

感想・レビュー・書評

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  • 良書。休むことを自分に言い聞かせるために読みたい。

  • ためになったけど、実行しなきゃ‼︎という迫るものが湧いてこなかった。休まなきゃね。

  • 休むために働くという考えが、周りから浮いているような気がしてこの本を手に取った。しかし、筆者の意見は共感できるものばかりだった。休むこともままならず働くことが中心になってる人にぜひ読んでほしい一冊である。

  • 「休日をどのように過ごしたらいいかわからない週末うつ」が第1章にきている時点で、私にはちょっと合わないな…と思った。

  • 上手な休み方を、具体例を挙げながら解説した一冊。好きなことをする時間を作ること、質の良い睡眠を取ること、適度な運動をすること。当たり前と
    言えば当たり前たが、忙しい日々を送っていると疎かになってしまうことでもあるので、日々の生活に少しずつでも取り入れられるよう努めたい。

  • この間まさに「休みたいけどいつ休めばいいんだろう」「何のために仕事ってしてるんだっけ」というような、疲れすぎて判断できない状態になって体調を崩したので、タイミングよく見つけた本書を図書館で借りて読了。当たり前だけど難しいということをいかに実現すべく行動するかが大事。上手く「休む」ことで、最低限衣食住に関して、人間らしい生活ができる毎日を保てるようにしたい。

  • 休む、は仕事に対してだけじゃない。体、こころ、人間関係、自分を構成するありとあらゆることに対して、無理しすぎないようにする技術を知る本。具体的に、何をすれば自分を休めてあげられるのか、もっと労ってあげられるのか、がわかる本だと思った。
    休みの後半に気分が落ち込むことはよくある話。月曜ご憂鬱になる理由の一つ。でもそれを避けるために、例えばその次の休みの予定を考えたり、次の楽しみを考えたりすると良いのだそう。他にも自分のために、楽しみを用意すると良いそうで、意識的に自分のご機嫌をとる、そんなイメージがした。仕事をしていると、どうしても周りの目が気になることがあるけれど、自分の心にどうしたいのか問いかけてみる。自分にもっと目を向けてみる。
    そして、時には正しくサボることも必要で、サボるためにはスケジュール管理が欠かせない。事前にこの時間に休憩する、何も予定を入れない、そんな工夫も意図的に行う必要がある。
    以下、取り入れていきたいこと。
    ・めんどくさいことでも最初のステップは進めておく
    ・休みの終わりには次の楽しみを計画する
    ・意識して寝る時間を30分早める(毎日は無理なので、できる日だけで良い)
    ・日々の中でちょっと体を動かしてみる
    ・判断力が落ちてきたら15分仮眠、5分でも仮眠!
    ・定時で帰る日を作り事前にアピールしておく
    ・やらないことを判断する、明日でよければ明日にする

    無理して体を壊したら元も子もない。みんなそれぞれペースがあるのだから、頑張りすぎないように頑張る。欧米人のように、休むために働くとまではいかないけど、もっと休むことに意識を持っていかないと、パフォーマンスは上げられない。休まないとやっていけない人になってしまえば、こっちのもの。そこまで到達するのは難しくても、程よく休めるように日々の過ごし方に意識を向けていきたい。

  • 「休む」というシンプルで大きなタイトルが良いです

  • 「仕事は,神から与えられた罰である」
    書籍内,はじめに より.なんとっ!

    まず思ったのは,書籍の最初のほうに紹介されている「週末うつ」について,まさに私はこれ!!

    ・週末になると昼近くまで寝てしまう
    ・週末になると体調を崩してしまう

    『週末うつ』という本も購入検討中…….
    心に余裕がないときは,ちょっとしたことでも,一瞬キレそうになることがときに何度かありました.

    休みの日は,午前,午後,夜でもいいから分けてToDoを割り当ててみようかな.

  • ”西多昌規さんの提唱する、休む技術。
    気になったのでパラパラ読み。

    取り入れられそうな部分を少しずつ。

    すべては

    <読書メモ>
    ・「週末うつ」を防ぐもっとも有効な対策としては、アバウトに時間を区切ってしまうことでしょう。(略)午前、午後、夜の3分割でも、もちろん構いません。(p.22)

    ★どうすれば、「サボる時間」をつくれそうですか?
     ・毎日、午後2時から3時を調整時間としてあけておき、予定をいれない★
     ・その代わり、前の仕事が2時台に食い込んでしまっても、3時からの予定は変えない
     ・定時になったら、たとえ残業する日でも、15分のブレイクタイムを取る★
     ・スケジュール表の「サボる時間」枠は、書き込めないように斜線を引いてしまう(p.31)

    ・楽しいことを「用意する」「企画する」ことを楽しみましょう(p.39)
     ・次の週末に外出の予定を入れる
      …
     ・おいしいものを食べに行く相談をする
     ・気の置けない相手との飲み会を企画する★
      …
     ・休みの後半には次の休みのイメージを思い浮かべる。「のんびりしたいなぁ」「あの映画を観に行こう」など、なんでも。★

    ・こんなことから始めてみてはいかがですか?(p.69)
     ・次のバス停まで歩いてバスに乗る
     ・昼休みに、少し遠いお店までランチに行く
     ・デスクワークが2時間続いたら、トイレに立って個室でストレッチ★
     #からだをゆるめて休ませる技術より。ストレッチはいいかもね。

    ・よいアイデアは、へとへとのアタマからは浮かんできません。煮詰まったと思ったら……(p.103)
     ・お風呂に入る・シャワーを浴びる
     ・とにかく寝る
     ・外に出て歩いてみる★
     ・親しい友人と、仕事とは関係ない話をする

    ★自分の「隠れ家」をもつことも、お勧めしたいコツのひとつです。(略)カフェ、図書館、講演、ゴルフ練習場などなど、自分らしく「ひとり時間」を過ごせる隠れ家的な場所を、「自宅」「職場」以外で探してみてください。(p.124)
     #p.142 の「隠れ家カフェ」もいいね。あそこか、ここか…。

    ・業務用の笑顔に疲れたら、休みましょう(p.137)
     ・会話よりも音楽を聴くなど、よりリラックスできる時間をとる★
     ・笑顔のトーンを半分に下げてもいい★

    ・オーバートレーニング症候群の治療のポイントは、薬ではありません。適切な急速、それ以上に「休息する勇気」です。(p.150)

    ★「やらないこと」を判断する
     ……「重要か」「緊急か」を冷静に考える。(p.159)

    ・今月、1日休むとしたら、いつ?と考えて、スケジュール帳に書き込む(p.163)
     #うん。決めた。

    ★「自分ひとりで、100%頑張らなければ」と思っているひとほど、上手に休む技術を取り入れることが大切ですし、有効です。自分の伸びしろを増やし、仲間とともに成果を上げ続けるためにも、大人の流儀としての「休むコツ」を、自分用にカスタマイズしてみてください。(p.170)
     #ときには仲間を頼って。そして、仲間の休むときには全力でフォロー。

    <きっかけ>
     書店で「はじめに」を立ち読みして気になったので。”

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著者プロフィール

西多 昌規(にしだ・まさき)
精神科医・医学博士。早稲田大学スポーツ科学学術院・准教授。東京医科歯科大学医学部卒業。国立精神・神経医療研究センター病院、ハーバード大学医学部研究員、スタンフォード大学医学部客員講師などを経て現職。日本精神神経学会専門医、睡眠医療認定医など資格多数。専門は臨床精神医学全般と睡眠医学、身体運動とメンタルヘルス。著書に『「器が小さい人」をやめる50の行動』(草思社文庫)、『「テンパらない」技術』(PHP文庫)、『休む技術』(だいわ文庫)、ほか多数。

「2018年 『文庫 自分の「異常性」に気づかない人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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