- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479794035
感想・レビュー・書評
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村山さんの置かれた状況、悩みやその他を引き出してゆくような、一見、ゆるゆるなさいとー先生のトークはちょっと理想的だなぁ。年の功というのもあるんだろうけど、かなりご自身が開けてるのが分かる。村山さんについては青春ものを読んだことがないけど、母娘問題に直面する前とあとで書くものが変わるとか、前夫と現夫のときの創作の違いとか、かなりあけすけなトークが(タトゥーの箇所もね)、関心を呼び、そんなこんなで、やっぱりせんせーに、丸裸にされてる感を抱くのであった。いい本読んだ。
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親と子の関係って色々あるし、難しい、と思わせてくれる作品でした。
筆者の村山さんの考え方は少し変わっているかな、とも思えますが。
親はある時期でしっかり子供と離れないといけないんだなと思いました。 -
今年の3月に斎藤先生のインナーマザーを読みました。
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=4337602&id=1597580
昨年の2月に村山由佳さんの放蕩記を読みました。
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=4337602&id=1574849
対談として面白かったけど、自分の期待した内容とはちょっと違うかな?と思いました。
二人の本をそれぞれ読むほうが、自分にはむいているようです。 -
“許せない自分をまず認めて、もしかしたら一生許せないかもしれないんだけれども、「それでも私は私をやっていくしかないものね」というところから、私自身は今ようやく始まっているところだと思うんです。”(p.66)
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2014年1月15日読了。
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齋藤氏の「オヤジ」風なコメントに若干辟易する部分もありつつも、「放蕩記」のバックグラウンドを直接作者の言葉で読めるのは面白かった。
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作家村山由佳と精神科医斎藤学の対談。
特に、母娘の関係について悩んできた村山さんの体験と、作家として作品を生みだし続ける村山さんが語られている。
村山さんの作品を未読なので、申し訳ない・・・白村山と黒村山を読み比べてみたい・・・
作家って大変だなぁ~と思うし、体質が違うと感じた。
単なる母と娘の葛藤というのは違うような気がした。
こうして関係を問い続けることじたい、村山さんがお母さんとの関係を強く深く感じているように思う。
冷たいのは、思い出さないということだもの。
と、私のように、母が亡くなってくれたことで心が平穏でいられると思っているような人のこと。
そんな自分も母だということで、いつか喰らうのでは~と思っている。
娘にはいつもお母さんの価値観が子どもに伝染する、と言われているけど
それは実際しかたがないことだし、影響させたいという目論見があるわけではないし。
母と娘の関係と、妻と夫の関係が似ているというのは面白い。 -
367.3
斎藤学氏と村山由佳の対談