とんでもねえ野郎 (ちくま文庫 す 2-7)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 320
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480030443

感想・レビュー・書評

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  • 飄々とした雰囲気になごむ、杉浦ギャグ。
    食い逃げ上等。

  • 桃園彦次郎という剣道場主の話。が、弱っちくてやたら逃げ足が速い。そんな男の日常を描いた漫画。大円団なんてありません。ありませんけど、ずっと読んでいたくなる漫画。残念ながら、薄い本。

  • とんでもねぇ野郎の可愛さ狡さを愛でて欲しい。

  • 主人公の桃園彦次郎は確かに「とんでもねえ野郎」のようです。端から見てる分には楽しいですが、知り合いになるにはちょっと躊躇しちゃう…そんな人です(^-^;;A。

  • 大好きな杉浦日向子の中でも好きな作品のひとつ。

  • タイトルどうりとんでもない野郎の話です。
    こんな奴居たら絶対関わりたくない!と言いたいところだけど憎めない、良い奴なんです。
    大恩寺何かはだから友達を辞められないんだと思うんですよね、
    でも何よりとんでもないのは後書の杉浦さんの幼少時代だと思う…

  • 主人公は貧乏道場の道場主・桃園彦次郎。
    友人に酒をたかり、決闘をすっぽかし、鰻を食い逃げし、知人を謀って酒を飲み、まつたけをドロボウし、郭で無料で豪遊し、他人を騙して酒にありつく。武士の風上にも置けない男、まさに「とんでもねぇ野郎」。
    そんな愛すべき小悪党と彼の妻、幼友達ほか、愉快な仲間たちの短編漫画集。
    杉浦日向子の本のうち、もっとも気楽に読める一冊。

  • 江戸もの。
    主人公の開いている道場は子供ばかりでほぼ託児所だし、決闘を挑まれようものならこずるい手でサッサと逃げる(弱いから)。
    ひょうひょうとしててダメな大人なんだけど憎めない。
    面白かった。

  • 江戸時代が舞台の漫画。
    江戸らしくない、旦那を立てる設定だけど…

  • 「浮世絵漫画」というか江戸マンガの杉浦日向子さん作品。
    江戸の下町道場主の主人公のあっけらかんとした、とんでもぶりがなかなかの傑作。

    ご新造さんや、お人よしの幼馴染の与力、犬に、吉原の呼び込みまで、みんな手玉にとったり取られたり。からりとして痛快。
    読みきりタイプで、どこを読んでも丁寧な細やかさと時代考証あり。
    「風流江戸雀」などと作風や雰囲気などが似ているもの。

    出版年月日等 1995.7
    NDC(8版)     726.1
    【江戸・マンガ】

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著者プロフィール

杉浦 日向子(すぎうら・ひなこ):1958年、東京生まれ。1980年、「通言室之梅」(「ガロ」)で漫画家としてデビュー。1984年、『合葬』で日本漫画家協会賞優秀賞受賞。1988年、『風流江戸雀』で文藝春秋漫画賞受賞。1993年に漫画家を引退し、江戸風俗研究家、文筆家として活動した。NHK「コメディーお江戸でござる」では解説を担当。主な漫画作品に『百日紅』(上・下)『ゑひもせす』『二つ枕』『YASUJI東京』『百物語』、エッセイ集に『江戸へようこそ』『大江戸観光』『うつくしく、やさしく、おろかなり』『一日江戸人』『杉浦日向子の食・道・楽』『吞々草子』等がある。2005年、没。

「2023年 『風流江戸雀/呑々まんが』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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