恐怖の都・ロンドン (ちくま文庫 し 12-1)

  • 筑摩書房
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480032645

感想・レビュー・書評

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  • ロンドンの怪奇スポット、ロンドンを舞台に発生した猟奇事件などのゴシップネタを集めた本。大都会ならではの陰惨な話が多く、イギリスの発展における光と影を見ることができる。元々そういう本だったらしいが、旅行ガイドにも適しているか。後半はややサイコパス犯罪のリストのようになっており、若干都市ガイドブックとしての性質からは離れる。一か所、ウーリッチの「武器庫フットボール・クラブ」というのは「アーセナルFC」のことであり、訳書が出た当時はやむを得なかったかもしれないが、現代では後者の表記の方が通りは良さそうだ。

  • 有名なスウィーニー・トッドやジャック・ザ・リッパー、ペストやロンドン塔の幽霊の話なんかが載っている。
    中世から近代の市井の貧困や不衛生の話がよく出てきて、血みどろの殺人よりも陰惨に感じた。
    こっち方面に弱い方はご注意。

  • 2016年11月1日松阪BF

  • 初っ端の全裸の女性幽霊が川にダッシュでドボン(ただし無音)にやられつつ…。
    はー、ロンドン凄いな!
    江戸時代末期に日本を訪れたイギリス人プラントハンターの手記を読んだ事がありまして、日本って何て清潔なんだ!って感動している記述があったんだけど…当時のロンドンからしたらどこだって綺麗な気がしてくる(笑。
    まぁそんな日本も工業の発展で公害やら汚染を乗り越えての今があるわけですけどね。
    コレラは日本でも何度か大流行してるもんなぁ…。
    なかなかおもしろく興味深かったので、同作者/訳者の「罪と監獄のロンドン」と「鍵穴から覗いたロンドン」もそのうち入手して読んでみよう!

  • 監獄の話やイギリス史に残る異常な殺人事件が満載。
    読んでいると吐き気を催すかもしれないので、弱い人は注意が必要です。

  • シャーロック・ホームズからイギリスへの憧憬をあたためていたときに、中学の図書館で偶然出逢った本。当時は、ハードカバーで読みました。
    中身は、白黒の写真つきの、連続殺人犯の話やら、お客さんが殺されていく床屋さんの話やら(しかも、その死体は地下で繋がっている通路から、隣の肉屋さんに譲渡されるという)。これでもか、と気持ち悪い話満載です。
    切り裂きジャックを、これで初めて知ったので、衝撃的でした。しかも、その日の夕飯がソーセージの入ったポトフで、吐くかと思ったのは、今でも忘れられません……。

  • それぞれの挿話は独立で、読みきりになっているから、どこから読んでもいい。案内だから、文章だけではなく、写真がたくさん入っている。その写真が、殺人犯の顔だの、死刑の情景だの、被害者の死体で、やっぱり変な案内である。殺人者の顔だからといって、ふつうの人ととくに変わるわけではなかろう。こういうものを乗せたがる点に、ガルに代表される西洋の骨相学の影響が現れているのか。そんなことを考えたりする。

  • 琴似で買いました。

  • ※古都、そして魔都ロンドンの猟奇事件にスポットを当てた一冊。心霊ツアーにはもってこい?

  • 血染めの都ロンドンの暗い歴史を綴った一書。気持ち悪くなりました。読まなきゃよかった(笑
    猟奇殺人から怪事件。幽霊スポットや切り裂きジャック事件の詳細など、世界に冠たる大英帝国の事実のロンドンを知りたい方にはどうぞ。
    ・・・この写真、本物?

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