- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480034991
感想・レビュー・書評
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1982年に出版された著者の半生記。
あちこちに出ている話も多いかもしれないが、著者の生きてきた昭和の時代を具体的に感じられます。
P161、著者が紙芝居でだんだん食っていけなくなってくる話。
「僕は、紙芝居は、本当にアカンようになりかけているのだと思った。子供の頃に、日露戦争の広瀬中佐の映画を見たことがあるが、沈みゆく船では、ある時機を逸すると、もはや逃げることもできず、まきぞえをくってしまう。僕は、今こそが、紙芝居丸の沈没の時だと思った。/逃げなければならぬ、遅れるとアブナイ。」
これは、ちょうど今の時代にあてはまる分野がありそうで、非常に教訓になりました。
[2010.9.7]詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
のんびり気楽に生きたほうが幸せなんです。
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平易な言葉選びの中に、熟練された人生の重みが響いている。
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ひさしぶり生命観に満ち溢れた本を読むことがでした。
朝のテレビ小説から現在の水木しげるさんの様子を知り、期待して手にとった本でしたが期待以上の内容。
水木しげるさんの生命観と人生観に満ち溢れています。
戦争での体験や戦後の貧困生活をこれだけ前向きに捉えた人間力は本当に素晴らしい。さらに水木さんの周りの奇人たちも実に味わい深い人々ばかりです。
どんな自己啓発や哲学の本でも、水木さんの人生から学ぶことには到底太刀打ちできません。 -
水木先生の「わたしは変わり者なのです」臭が最初は鼻についた。
けれど戦地に赴くあたりから急に話が面白くなっていた。 -
人生の不思議さや重さを感じました…。私たちは生きているのではなく生かされているのかと思います。
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めっちゃ面白かった!
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水木先生を知りたいひとがまず読むべき一冊。ほかの本で断片的に出てくるエピソードがまとめて読めます。別に興味無いしというひとにも、たぶん面白いです。
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ほのぼのしたし感動した