- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480063618
作品紹介・あらすじ
インターネットによってすべての人に学ぶ可能性がひらかれ、ブログが名刺になり、ネットでの評判がパワーとなる。過去に何を成したかではなく、いま何ができるかだけが勝負の「新しい世界」の到来。日本社会との齟齬はないのか?談合型エスタブリッシュメント社会をぶち壊し、新世界の側・ネットの側に賭けよう。未来創造の意志をもって疾走しよう。フューチャリストの二人が、ウェブのインパクトと無限の可能性を語り倒す。
感想・レビュー・書評
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久々に衝撃を受ける本に出会った。
僕はネットとかITとかいう分野に正直疎く、
この本に書いてあることが全てわかったわけではない。
多分、半分の理解できていないと思う。
それでも、「今後、世の中がどのように変化していくのか?」、と
自分なりに考えるうちにワクワクしてきた。
そんな世界に自分が身を置いているという状況に感謝したいし、
せっかくこのように恵まれた中にいるのだから、
その恩恵をもっともっと利用したいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あいかわらず前向きで読んでいて楽しい。茂木健一郎氏のギャップイヤーの話はものすごくよかった。
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梅田望夫さんと茂木健一郎さんの対談集。20年単位で技術革新を起こす人間が登場するというハナシに納得。
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ウェブ進化論著者とクオリア茂木。2007年初版だから、ちょっと前のインターネットについての対談。この手の内容には日本人論が占める割合が多い。
Face to Face会議自体に、本当に価値とか意味があるのかどうか、もうこの頃から疑ってて、ある種の実験的考察からは、今のSNSを彷彿とさせるようなことにも言及している。
いま読んでも古くないし刺激もあってなかなかの一冊。 -
対談本。「ウェブ進化論」で有名な梅田望夫氏と茂木健一郎氏による、インターネットの可能性について言及した本である。タイトルにあるフューチャリストとは何か。本書の中にある文章を引用すると、"専門領域を超えた学際的な広い視点から未来を考え抜き、未来のビジョンを掲示する者"のことをいうらしい。今まで社会が抱えてきた問題自体が表に出てきており、終身雇用を代表にした、安全神話がことごとく崩れ去っている今を生きる私たちは、未来から見て全く意味をなさないことに時間を費やし一生を終えるリスクを持っている。リスクが常に自分のそばにいることを感じやすい時代もどうかと思うが、そうなっているのだらか仕方がない。問題は、リスクがいたるところにあることを自覚して、それでもなお、未来に対して希望を持ち続ける覚悟があるかということだ。未来はきっと明るいに違いない、でも今の状態ではいけない。なら、どうするか。この問いを常に発し続けて行動しているのが、この本の著者の二人なのだろう。未来のことなど誰にも分かる訳がない。だが、こうであってほしい未来は誰でも何かしら考えているはず。全力で疾走している二人の考えを知り、自分ならどう動こうかと考える上でこの本はいくらかのヒントになるかもしれない。
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対談形式ということもあり、下手に難しい文章より読みやすい。少し話題は古くなってきたけど、ネットまわりの話題に縛られず、履歴書の空白を許さない日本の文化や若者に持って欲しい視点まで書かれているため、若者にも読んで欲しい一冊。
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インターネットの悪い面ばかりが取り沙汰される今日に、両著者は明るい未来の可能性を提示している。
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「○○のシステムはもう終わっている」に深く共感。そのもとに、今ココ
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シンクロ率がすさまじく、満点評価。
「自分はいま何をすべきなのか」ということを毎日必死で考えているから、そのために未来を見たいと希求するのである。
この一文が、これまでの私の行動規範を説明してくれた。
なぜ未来志向か。
一つの解が提示された。 -
興味がある人同士の対談本はよく読むのですが
この二人は向いている方向が同じ過ぎて
だからしゃべってる二人の楽しい感じは伝わるんだけど
高次元過ぎて わけわかんないとこが多い -
インターネットにより知の情報へのアクセスが容易になり、かつ発信しやすくなった。そういった上京後もたらす可能性について語られた対談集。インターネットについてはその弊害が叫ばれる面も多々あるが、どんな技術でも正(プラス)と負(マイナス)の側面を併せ持っている。それをどう運用するかだと思う。プラスの可能性に注目していく姿勢を支持します。
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なんとももどかしい読後感。偶有性に身をさらす,所属ではなくアフィリエイト,談合社会,など新しい概念を使って面白いこと言ってるのは分かるんだけど,その面白さがこちらまで伝わってこない感じ。掘り下げが不十分で,流れてしまってるのかなぁ。対談形式では,梅田氏の持ち味が出ないのかもしれないですね。
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インターネットの将来性、素晴らしさについて語られている。ネットの出現によってこれまでの価値観が破壊されて、数十年後には今では想像もつかないような変化が起きている、と。梅田氏の話は共感できる部分も多いが、あまりの情熱に読んでいて疲れてしまった。
茂木氏の脳とインターネットの類似性の話や、大学の現状についての批判は、とても面白かった。「英語でブログを書く」という茂木氏の試みは、自分もやってみたい。 -
Webの世界で知らない人はいないほど有名な梅田望夫さんと、脳学者では知らない人はいないほど有名な茂木健一郎さんの対談をまとめた本。しかし、どちらも語るほど嘘くさくなっていくのはどうしてなのだろうか。わざわざフューチャリストとして宣言するほどの内容でもない気がする。
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梅田さんの能天気さと茂木の軽薄さが相まった駄作。現実に目を向けて欲しい。
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明るい未来をポジティブな2人が討議。なかなかどうして前向きになれるんだろう。
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「ウェブの未来は明るい」
この本の言うとおりならイイなと思う、
でも見通しが甘すぎるってこと、さやかでも分かる。
とはいえ未来に対して楽観的なのもフューチャリストの特徴らしい笑
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梅田望夫と茂木健一郎の対談をまとめた「フューチャリスト宣言」を読んだ。
梅田氏は本業はシリコンバレーで開業している経営コンサルタントで、国内では「Web進化論」や「ウェブ時代をゆく」で知られるようになった人。
茂木氏は本業は脳科学者で、一般にはNHKの「プロフェッショナル─仕事の流儀─」で知られるようになった人。
NHKの「プロフェッショナル」は毎回とても興味深いゲストが、かなり含蓄に富んだコメントを述べてくれるので、好きな番組である。
しかし、司会の茂木氏とNHKのアナウンサーが、今ひとつ、ゲストの性根というか本音というか、奥の方にある手応えのあるコメントを引き出せないので、消化不良な感じが残る番組だなぁと思う。
しかし、この茂木健一郎、文章を書くととてもいい文章を書く。しかししゃべらすと今ひとつ。村上龍が「カンブリア宮殿」という番組でしゃべっているのを見たときも思った。あんなに面白い小説がかけるのに、しゃべらすと今ひとつだなぁと。
書くという行為と話すという行為は、まったく別の才能や努力やコツを必要とするということなんだろう。 -
開始日失念
お気に入りです。 -
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借りて、パラパラ見たが、今は読む必要性を感じなかった。後で読むかもしれません。
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新書
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梅田望夫氏と茂木健一郎氏の対談。
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* 対談形式
* 高等教育や学術情報のオープンアクセスについての言及もあった。
* 「Information wants to be free.」(p.42)
* 「Rough Consensus and Running Code」(p.74)
* 「楽しくてしょうがないという人しか勝てない」(p.115)
* 「未来は予想するものではなくて創造するもの」(p.180)
* 「フューチャリストとは、専門領域を越えた学際的な広い視点から未来を考え抜き、未来のビジョンを提示する者のことである」(p.207) -
超絶 すごい本
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”未来”は”陳腐な今日の延長”ではなく”新しい、明るいもの”と思えるようになる。
対談の中から垣間見える2人の行動力、オープンさに触発される。今後、日常を退屈に思ってしまった時に読み返したい一冊。 -
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『ウェブ進化論』の梅田望夫氏と脳科学者の茂木健一郎氏の対談。ウェブは、日々新たな知識を蓄積し、『もうひとつの地球』をつくっているという。インターネットが普及してわずか12年という短い間に、日常的な生活は大きく変化してきている。茂木氏は、もはや最高学府は東大やケンブリッジ大学ではなくインターネット上にあり、原文から最新の知見まで学べるようになり、辞典もブリタニカではなくウディペキアであるという。人類がはじめて月の上を歩くという時期には、未来はぴかぴかに輝いていた。しかしその後、公害など科学の進展が必ずしも未来は明るいものだといえない時代になってから、明日は今日の延長でしかないと落胆する人が多くいる。インターネットの登場によって、輝く未来が登場する予感とそれをしなくてはいけないという意思が必要だというオポチュニズムというか楽天主義を高らかにうたっている。農業がインターネットから遅れているように見えても、花の取引は、ウェブ上でなされる。中国の農家は、日本の市況を翌日に確実に情報として仕入れている時代。情報があふれる中で、情報を無視して生きていくことは無理な時代であることを痛感させる好書である。