奇想の図譜 (ちくま学芸文庫 ツ 7-2)

著者 :
  • 筑摩書房
3.43
  • (6)
  • (22)
  • (33)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 296
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480089090

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 良書。なぜ私は近世絵画を見るときマンガを読むようにワクワクするんだろう…と思っていたけど、この本でその理由が分かった気がする。この本は、古代から現代に伏流する「日本的な表現とは何か」を追究している。姉妹本「奇想の系譜」よりも、近世絵画について、蘭画との比較や時代背景を織り交ぜながら分析しているので、諸々の紹介に止まっている「系譜」よりもストーリー性があって読みやすかった。

  • カラーだったら★×5だった。

    表紙はあの人の陣羽織ですな。

  • 『奇想の系譜』の姉妹編ともいえる本。
    それを読んでおもしろいと感じたらこの本読んでもいいかも。
    絵画だけでなく、文化までもの「奇想」という側面で語られる。

  • ナンジャコリャア!!の図録版。抽象画というと洋画に目が向きがちだが、日本のエキセントリックが素晴らしい。

  • 「奇想の系譜」(下記参照)で引っ張り込んだ人々に論文読ませてもやっぱり付いてきてくれないわけで。評判は「系譜」の方が良くたって、こっちの方が圧倒的に面白いし勉強になる。

著者プロフィール

東京大学名誉教授/多摩美術大学名誉教授

「2021年 『日本美術の歴史 補訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻惟雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×