- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480091161
作品紹介・あらすじ
光る象、多足蛇、水面直立魚-。世界各地には驚くべき未知の動物が棲息していた!数々の珍獣を「発見」したのち謎の失踪を遂げた動物学者、ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の偉業を、膨大な写真や詳細な観察記録などから紹介。「存在するとは写真にうつるということである」という逆説が、動物たちの存在証明を主張する。幻の生物たちが闊歩する「あったかもしれない地球」を夢見させ、想像力の冒険へといざなう驚愕の書、待望の文庫化。
感想・レビュー・書評
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光る象、多足蛇、水面直立魚―。世界各地には驚くべき未知の動物が棲息していた! 数々の珍獣を「発見」したのち謎の失踪を遂げた動物学者、ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の偉業を、膨大な写真や詳細な観察記録などから紹介。「存在するとは写真にうつるということである」という逆説が、動物たちの存在証明を主張する。幻の生物たちが闊歩する「あったかもしれない地球」を夢見させ、想像力の冒険へといざなう驚愕の書、待望の文庫化。
以前読んだ『鼻行類』にも驚かされましたが、本書では23種もの「幻の動物」たちが写真や観察記録などとともに紹介されて、大笑いしつつも気が付くと真剣に読んでいる自分がいました。1種ごとの情報量は少ないですが、それがかえってリアル感と好奇心を掻き立てるのかもしれません。著者だけでなく、荒俣宏や茂木健一郎が大真面目に解説する巻末の数ページも読み応えありです。幻想と現実の間を漂いながら読んでみてはいかがでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
愉しくて面白い本です。
好奇心を刺激してくれる本です。 -
6対の鶏の足の生えた蛇、ヒヒと馬のケンタウロス、翼の生えた猿、樹上生活する鴨、発光する象・・・。
『鼻行類』『平行植物』の系譜に通ずる奇怪でキッチュな書物。 -
「実在するもの」は存在しうるものの小さな一部分にすぎない。謎の失踪を遂げたペーター・アーマイゼンハウフェン博士の偉業を、膨大な写真や観察記録から紹介。そう言って真面目な顔して想像した生き物の特徴や生態を写真付きで解説する。シュテンプケの「鼻行類」などと同じ頃に日本でもいくつか紹介されたうちの1つですね。これのすごさは写真付きなので信憑性が高い?次は動画付きでお願いしたい
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頭を柔らかくしする訓練のようなものか。実際の生物学においても“信じられない”生物が発見されることもある訳で、それを受け入れられる許容度を試されているような内容だ。
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光る象、多足蛇、水面直立魚―。世界各地には驚くべき未知の動物が棲息していた!数々の珍獣を「発見」したのち謎の失踪を遂げた動物学者、ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の偉業を、膨大な写真や詳細な観察記録などから紹介。
「存在するとは写真にうつるということである」という逆説が、動物たちの存在証明を主張する。幻の生物たちが闊歩する「あったかもしれない地球」を夢見させる書。 -
原書名:FAUNA SECRETAFontcuberta, Joan, 1955-、Formiguera, Pere, 1952-)
著者:ジョアン・フォンクベルタ(1955-)
著者:ペレ・フォルミゲーラ(1952-)
監修:荒俣宏(1947-、台東区)
訳者:管啓次郎(1958-)
解説:茂木健一郎(1962-、中野区) -
CG 全盛な昨今ではこのくらいの写真では驚かなくなってしまっているのが残念。
91 年の出版当時に読みたかったな。 -
この本は、本当に面白く驚愕する書物です。
私が、語るよりも、実際にお手にとって読まれる事を
お勧めします。