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- Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480102515
感想・レビュー・書評
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幸田文の小説はキャラクター小説として読める。露伴というキャラの使い方が抜群にうまいのである。関係ないとこでも露伴がふらっと出てきて全体を締めるようななことをぽつり言う。言わせていると言ったほうが正しいかもしれない。幸田文は意外とフィクション作家だったりもする。
『姦声』という小説はレイプ小説として面白い。抵抗のあまり男の口の中に入れた指の感触まで書く(「ぬるぬるしていた」)ところは、すでに小説家の凄味がある。作家になる前の体験をここまで鮮明に記憶で書けるか。フィクション作家だったりもするという所以がここにもある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
※一部既読。まだ読み終わってない
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