ちくま日本文学全集 57 岡本綺堂

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480102577

感想・レビュー・書評

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  • 何回読んでもあんまり覚えてないが
    歯切れのいい江戸弁が気持ちよくて
    読むの大好き。
    三浦老人のはちゃんと読んだことないから
    探して読もう。
    最後の戯曲は読んだことなかったけど
    イマイチポイントわからなかった。
    言葉が豊かで細かで美しいのがいい。

  • 杉浦日向子さんが書いた解説を別の本(「うつくしく、やさしく、おろかなり ー私の惚れた「江戸」」)で読んで、これは読まねば、と思って読んだのだけど、出会えて本当に良かった。 江戸の息吹を伝えてかつ、読み物としても断然面白い。半七捕物帳より5篇、三浦老人昔話より4篇、青蛙堂鬼談より2篇、戯曲から「修禅寺物語」と「相馬の金さん」。 解説の言う通り、メインディッシュばかり並んでいる。 現代的仮名遣いになっていて抵抗感無く読める。 岡本綺堂入門書として最適。

  • 初めて読んだ岡本綺堂の本。

    大きな話があるわけではなく、淡々と江戸の小話が続く内容です。
    江戸~明治初期の雰囲気を現代文で味わえます。

  • 読み始めて気付いた。
    怪談でした。

  • 昔話みたいな感じでおもしろかったです。
    淡々としてるのがいい。

  • 「つよくも、ゆたかでも、かしこくもなかった頃のわたくしたちの国に、うつくしく、やさしく、おろかな人々が暮らしていた。」解説にある杉浦日向子さんのこの一文ほど、岡本綺堂の魅力をあらわす言葉はないと思う。だけどその「わたくしたち」というやつは、今もっておろかなまま、かしこくなったと思い込んでいる。

  • 解説「うつくしく、やさしく、おろかなり」杉浦日向子

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著者プロフィール

(おかもと・きどう)1872~1939
東京生まれ。幼少時から父に漢詩を、叔父に英語を学ぶ。中学卒業後、新聞、雑誌の記者として働きながら戯曲の執筆を始め、1902年、岡鬼太郎と合作した『金鯱噂高浪(こがねのしゃちほこうわさのたかなみ)』が初の上演作品となる。1911年、二代目市川左團次のために書いた『修禅寺物語』が出世作となり、以降、『鳥辺山心中』、『番町皿屋敷』など左團次のために七十数篇の戯曲を執筆する。1917年、捕物帳の嚆矢となる「半七捕物帳」を発表、1937年まで68作を書き継ぐ人気シリーズとなる。怪談にも造詣が深く、連作集『三浦老人昔話』、『青蛙堂鬼談』などは、類型を脱した新時代の怪談として評価も高い。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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