現代語訳舞姫 (ちくま文庫 も 8-18)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480421883

感想・レビュー・書評

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  • 読み始めて5分、
    これはとんでもない読後感を得るんだろうな、
    そんな予知があった。
    そして、震えた。
    このやりきれなさ、あーあ。あーあ。
    優しい嘘なんて、優しくないって知りながら、それでもついてしまう。
    その人を思ってじゃなくて、自分のために。

  • 高校の授業で習いました。当時も今もアイツは相当ゲスなヤツでした。

  • 「大学生のうちに遊んどけよ!」と親戚のおっちゃんによく言われたが…

    勉強・仕事一徹、友達少ない豊太郎が愛に溺れ、使命を忘れ、家族を裏切り、恩人を憎む姿を見るに、初恋の荒ぶる力とおっちゃんへの感謝が押し寄せた。

    ブレーキって大事だな、と思った。

  • 実話なのかフィクションなのか・・・。
    最近思うんだけど、夏目漱石にしても、話自体はどうってことない(この場合はどうってことなくないか、大問題か。)のに、教科書にも載るような名作として残っているのはどうしてなんだろう。題材はどうってことないのに。
    でも確かに何か残るか・・・。これが文学なのか・・・。高校の現国の授業をちゃんと聞いておけばよかった。教養のない私に、誰かにレクチャーしてほしい。(って教養のない私にそう思わせるところが文学作品なのかなあ。)

  • 時代も文調も話も好き。
    優柔不断な主人公大好きです。

  • これは、本よりもむしろ高校の先生によるラジオドラマ仕立ての授業に5つ星なのだと思う。

著者プロフィール

森鷗外(1862~1922)
小説家、評論家、翻訳家、陸軍軍医。本名は森林太郎。明治中期から大正期にかけて活躍し、近代日本文学において、夏目漱石とともに双璧を成す。代表作は『舞姫』『雁』『阿部一族』など。『高瀬舟』は今も教科書で親しまれている後期の傑作で、そのテーマ性は現在に通じている。『最後の一句』『山椒大夫』も歴史に取材しながら、近代小説の相貌を持つ。

「2022年 『大活字本 高瀬舟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森鴎外の作品

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