よいこの君主論 (ちくま文庫 か 54-1)

  • 筑摩書房
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感想 : 201
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480425997

感想・レビュー・書評

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  • 中学生か高校生くらいに読んでおきたかった。

  • 2013年9月22日午前に開催された、首都決戦予選で発表された本です。チャンプ本。

  • とある小学5年3組の権力闘争ドラマをマキャベリの君主論に則って“ふくろう先生”がたろう君はなこちゃんに解説する。斬新な試みで面白く読めました。特に、はなこちゃんの発する言葉!段々過激になってくるw『相手をほしいままに蹂躙する気分は最高よ!』なんて、たろう君が霞んじゃってるよww。ふくろう先生も煽ってるし^^これ読んでレッツ・ビ・マキャベリスト☆

  • 子供の世界を通して面白く解説

  • 作品としては楽しかった。ラノベ感覚で読むことができました。でも、君主論が理解できたかというとそれはまた別の話です。読み終わったあと、小学生みんながハッピーエンド(?)を迎えてすっきりとした気分になりましたが、「あれ?君主論て結局なに?」という感が否めませんでした。君主論に対して興味を抱かせただけでも、作者としては万々歳なのかな。

  • 微妙。

    元の君主論を読んでいないので詳しくはわかりませんが、とにかく普通のことしか書いていないし、もっと色々なパターンの解説が欲しいです。

    内容はともかくとして、使っている言葉はもっと変えられなかったのか。
    「愚民」などの言葉で、普通の人は引くと思いますが・・・

    小学生がもしこれを読んだら、、、
    きっと立派ないじめられっ子になるのだろうな。
    そういった反面教師的な部分で★1個プラス。

  • 群雄割拠の5年3組。
    クラス統一を目指し、小学生のひろしくんが懐にマキャベリの「君主論」をしのばせ、覇道を突き進む。

    ひろしくんの前に立ちはだかるのは「女帝」りょうこちゃん、計算高い学級代表のまなぶくん、「極悪非道」まあやちゃん等、一癖も二癖もある「小君主」たち。
    彼ら、彼女らを相手にひろしくんは、如何にしてクラス統一を成し遂げるのか。

    5年3組で起こったクラスの覇権争いを題材にして、たろうくん、はなこちゃん(同じくそれぞれクラス統一を目指す小学生)にふくろう先生が「君主論」を解説していく。

    「君主論」の解説、という点からして察しがつくと思うが、5年3組の生徒達は皆、大人顔負けの政略、策略、姦計を駆使して、自陣営の勢力拡大にいそしむ。
    たろうくん、はなこちゃん、ふくろう先生にしても、普通に
    「クラスで覇道を唱えるため、夏休みもがんばるぞ!」
    「愚民どもの悪評など気にもとめず頑張ります」
    「信義なんて守る必要がないんだ」
    など、高飛車な(そして笑える)セリフが飛び出してくる。

    こういうセリフをまじめに受け取り、怒る人はいないと思うが、このような形で”●●●を仕事に応用する”という類のビジネス書を揶揄しているようにも思える。
    (●●●は「君主論」だったり、「孫子」だったり、歴史上の人物だったりする)

    「君主論」に限って言えば、基本的に「他人を信用するな」と唱えている、と解釈しているので、仕事に役立つのかは疑問と思っている。
    が、「理屈と膏薬は、どこにでも付く」という言葉もあるので、このようなビジネス書は絶える事はないのだろう。

    本書の場合、「単に悪ノリしているだけ」かもしれないが・・・。

  • 君主論をバトルロワイヤルな小学生を使って解説するのがウマい。

  • 結局読み切らず。。
    挿絵がね、面白いんだけど、電車とかで読みづらいというね。

    でも家でゆっくり読む本でもないし。。

    わたしって読書も結構人目を気にするのねと気づかされた本。

  • クラスの覇権を狙う太郎くんと花子さんが、具体的な五年三組の事例をもとに、君主のなんたるかや、どのように愚民どもを支配すればいいかを学んでいくという本。
    君主論の真面目な内容をコミカルに分かりやすく説明していて面白かった。

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著者プロフィール

1980年生まれ。広島県出身。作家。著書に『仁義なきキリスト教史』『完全教祖マニュアル』(辰巳一世との共著)など多数。

「2020年 『仁義なき聖書美術【新約篇】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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