よいこの君主論 (ちくま文庫 か 54-1)

  • 筑摩書房
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感想 : 201
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480425997

感想・レビュー・書評

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  • 一年くらい読もうかどうしようか迷った本。
    端的な感想としては面白かった。君主論を読んでいないのではたして解釈として正しいかどうかは別だけど、小学生がクラスの覇道を唱えるというたとえ方は、わかりやすかった。ただ、本当に小学生がこんなことやってたらこわいけど笑。
    誰が誰っていうのがわかるともっと楽しめるんだろうな。主人公がチェーザレ、学級委員が教皇、とか。
    君主論を読もう、という気にさせてくれる。

  • 自分の「正しさ」とマキャベリの言う「正しさ」が衝突したところは多々あったけれど、インパクト・分かりやすさとも、解説書として素晴らしいとしか言いようがない。それにしても一番恐ろしいのははなこちゃんだ。

  • 悪く言えば悪ノリ。
    一応表面上のコンセプトは小学生向けらしいけど

    アタルくんの弟がスグルくんだったり
    八百屋の息子が熊田かおるくんだったり
    シビれて憧れちゃったりと

    今の小学生はこんなネタ知らねーだろうとw


    中身もその悪ノリのまま進んで
    『私はこれからも愚民どもの悪評など気にも留めずに頑張ります』
    とかもうめっちゃくっちゃw

    君主論はまだ繰り返し読んでいないので
    原作に比べてどうかとかは分からんけど、
    失敗した君主の巻き返し方って内容よりも
    失敗しないためにどうするかってのが主眼なんですかね?

  • 帝王学、マキャベリズム

  • ソフトマキャべり。

  • 岩波文庫版「君主論」を読んだけど、(悪魔的な翻訳のため)よくわからなかったので副読本として読んでみましたた。脱力感溢れるタイトル(タイトルだけでなく本文もだけどw)とは裏腹によくできた本です。そして、おどろくほど原著に忠実でビックリ!

  • 小学生の頃に読んでいたかった!と思わされる本。
    ネタも満載で一気に読むことができた。
    この本がなかったら、マキャベリズムなど、堅苦しい印象しか持てず、一生向き合うことはなかったかも知れない。
     
    ただ着目点も含め面白い題材だからこそ、あっさりしすぎで物足りなく感じるのも本音。
    一気に読み切れる簡潔さも魅力だが、エンターティメント性を増やして、上中下巻に渡る小説にしてもよかったのではないか。
    群雄割拠の時代の小君主たちの謀略を長く読んでいたかったので。
     
     
    ところで、「はなこちゃん」の過剰な自信について、最後までオチがなかったのが気になる。

  • 『完全教祖マニュアル』があまりにも素晴らしかったので,同じ著者のこちらも読んだ。マキャベリの君主論を,生徒たちの学校での権力争いをネタに学べる。生徒たちのキャラもなかなか個性派ぞろい。挿絵のマンガも印象的で,理解が進む。
     おもしろおかしく古典が読めてとてもお得な本。あ,でもこれじゃ古典を読んだとは言わないかな…。

  • マキャベリの君主論の入門的な意味合いで、ユニークではあるが面白かった!とも言い辛く、かといって勉強になった!という程でもない。

  • 世界一わかりやすいは伊達じゃない。話としても面白い。

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著者プロフィール

1980年生まれ。広島県出身。作家。著書に『仁義なきキリスト教史』『完全教祖マニュアル』(辰巳一世との共著)など多数。

「2020年 『仁義なき聖書美術【新約篇】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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