- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480430267
作品紹介・あらすじ
「これからの社会をどう生きればいいのか」-子どもたちも大人も不安を抱えている。そこで「社会を分析する専門家」である著者が、この社会の「本当のこと」を伝え、いかに生きるべきか、という問題に正面から向き合った。なぜ社会に「ルール」があるのか、「恋愛」と「性」、「仕事」と「生活」、「生」と「死」等の話題を、わかりやすく語った。重松清氏、大道珠貴氏との対談と、ブックガイドを新たに附す。
感想・レビュー・書評
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20代の前半頃に一度読みました。
自分は心理学部で心理学を勉強していて、人間の内側のメカニズムみたいなものに興味があってどうしたら自分のしんどさみたいなものが軽減されるのかなと大学4年間くらいはずっと考えていたものの消化不良でした。
卒業した後に、初めて社会学というものに触れたのがこの本だった気がします。
そっか、しあわせって内側だけの問題じゃなくて外側(社会)の影響もあったんだ
と、今だと当たり前のことのように思いますけど、当時は内側ばかりに意識が向いていたのでこの本を最初に読んだ時はショックだったような気がします。
22、3歳頃はそれくらい社会っていうものの実態を捉えられていなかったのだと思います。
それから10年くらい経ってこの本を読み返したのですが、今読むと前よりはここに書いてあることがわかる気がしました。
書かれていることの知識量が膨大すぎてまだまだ消化不良ですが、読み返しながら生活に活かしていけるポイントもたくさんあるなと思いました。
結局どうしたらいいんだろうと思いますが、
・承認を求めるのではなく理解しようとすること
・最低限これがあれば大丈夫なものを突き詰めること
・痺れる誰かに感染すること
・欲望に対して一歩引いた視点を育てること
・非日常的な体験から得られる社会の外にある世界を感じとりつつ社会の中での役割を全うすること
・勉強して考えることを続けること
とかならできるかなと思います。
また時間を置いて読み返したらわかることが増えるかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
身近なことから次第に社会学のことが少しずつわかるようになっており大変勉強になった。
自由とは何か、社会とは何かを考えさせられる一冊である。 -
学者でありながらどこか芸術家気質な自由さもあり、まあ考えが、言葉が、かっこいいよね。しかし自分の力不足もあり、完全に理解ができなかった。。。悔しいので繰り返し、読む。理解してやるぞ宮台真司!!!!
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自分にとっての幸せを見つけるために、試行錯誤をする必要がある。しかし、その試行錯誤が他者から承認されず、尊厳を得られなければ、試行錯誤することが怖くなってしまう。そんな悪循環に、今の自分は陥ってると気付かされた。
もっといろいろなことをしてみようと思った。
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思ったより面白くなかった
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社会学に目覚めたきっかけ
難しく読み解く力がないのでもう一度読みたい -
14歳がどう受け取るのでしょうか。生きがいなど、あまりピンとこない気がします.
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口調は子供向けだけど内容は詰まってるし難しい概念もわかりやすく説明していた。
14歳の耳には痛い社会の本質を突きながら生きる指針をしっかり示していた。
人間には願望水準上げろって言ってたのが印象的だった