14歳からの社会学―これからの社会を生きる君に (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480430267

感想・レビュー・書評

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  • 昔よくマスメディアに露出されていた
    宮台氏の著作。私の息子が14歳になった
    ので買っておいておけば、興味がわけば読むこと
    もあるかもと思い。読んでみました。
    以前はマスメディアで少しへんなことを言って
    世間をバカにしている感があった著者ですが
    巻末の重松清氏との対談で書かれてありますが
    『中身が間違っていても、本気で語るということが、
    やっぱり必要なのかな、と思ったんですね』
    という感じがいいかなあと思います。

    社会学については、割と分かりやすくかいてあるし
    大人でもよんで面白い内容だと思います。少し
    難解な部分もありますが。
    社会学・思想・哲学・宗教・文化・・・について
    もっと書物を読んでみたいと思いを持ち直した
    感じがします。

  • ませた子には良いかもしれないけれど、普通の14歳にはむずかしすぎるかもしれません。もう一度読むかというと。。。???です。

  • ぜ、ひ、教員の皆様に読んでいただきたい。もし自分が中学校の先生だったら、ちょっとアタマ良さげな子供捕まえて議論したい。

    自分がごちゃごちゃと考えていたことを、頭のいい人がちゃんと整理してくれた感じ。言葉が難しくないので、惑うことなく大切な中身だけが入ってくる。

  • 定義の不確かな社会に生きる私たちにとって、誰に対して試行錯誤し、承認され、尊厳を獲得するかは難しい。脱社会的存在になる人がいるのもこれが要因の一つ。
    宮台氏の考えは、自分の置かれている文脈や環境を自分なりに血吐くくらい死ぬ気で考え、選択する事が大事だということ。そのためには多くのモノやヒトに感染し、自由を獲得する必要がある。
    世界や社会や歴史を批判的に考察し、ある部分を受け入れながらも、主体的に関わっていく営みに人々の幸せや価値はあるのだと思った。

  • 競争動機や理解動機は目標を達成すると弱くなってしまう。感染動機は人に憧れたときにおこる内発的動機で一番パワーを生み出す。だから先生になるには人としての自分を磨く必要があると改めて感じた。

  • 考え方に違いがあるからか、つまらなく途中で読むのやめた

  • 考えさせられる事がおおい。自分と照らし合わせて、いろいろな事を考えながら読んだ。
    子供の教育を考えるために、一度読んでおいて良かったと思う。
    これからの時代をどのように捉えて生きて行くか、大人か今までの価値観を捨てて柔軟に考える事で、これからの人生を楽しめるとも思った。

  • ご本人はそごまでいい印象ないんですが、着想力とわかりやすい構成はさすがと思う。

  • 社会学ってナニ?

    常々考えていた疑問。
    だって社会って一口に言っても色んな切り口がある。 広大な砂漠を目の前にして、こうやってまとめてしまう力はすごいものだ。

    14歳を冠にした本で有名なものが幾つかある。
    14歳って重要な時期なのかと思うのだけど、この一冊を読みこなすのはなかなか歯応えがあるだろうな。

    たった一つだけ。
    14歳はこの語り口調に親近感を覚えるのだろうか。
    私は、若者言葉で近付いてくる大人は基本的に好きではない(笑)あくまで私は。

    そこで距離を詰めなくとも、宮台氏のいう引力があれば必ず子供たちの目は輝くのではないかと思う。

  • 仕事による自己実現や幸せ追求は難しい。選択肢がありすぎることによって選べる能力が備わっていなければぎゃくに不自由になるということ。
    感染動機。

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著者プロフィール

宮台真司:1959年宮城県生まれ。社会学者、映画評論家。東京都立大学教授。1993年からブルセラ、援助交際、オウム真理教などを論じる。著書に『まちづくりの哲学』(共著、2016年、ミネルヴァ書房)、『制服少女たちの選択』(1994年、講談社)、『終わりなき日常を生きろ』(1996年、筑摩書房)、『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』(2014年、幻冬舎)など。インターネット放送局ビデオニュース・ドットコムでは、神保哲生とともに「マル激トーク・オン・ディマンド」のホストを務めている。

「2024年 『ルポ 日本異界地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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