- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480437426
感想・レビュー・書評
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たのしみは 人も訪ひこず 書を見るとき 橘曙覧
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本を読むのは好きだが、
私の読書はいったいどういう読書なのか。
単に情報集めに終始していないか。
ちょっとドキッとさせられました。
単なる読書論ではなく、
もっと大きなテーマが語られています。
ただ、やはり詩人の文章。
ところどころ、頭にハテナマークが浮かぶ。
このお方の文章、授業するのに苦労したことを
今、改めて思い出します。 -
f.2021/11/19
p.2021/5/24 -
読んだら忘れられると言うのは、悪いことじゃなくて本の良いところか。前に読んだ時のことを思い出せる。過去の自分との対話ってか。
本を読む時の椅子の話。椅子じゃなくても、ここでゆっくり読むのが好き、と言える場所、そこにいられればいいって言える場所があれば人生幸せだよな。 -
読書や言葉の大切さを色々な角度から書かれている。
共感することも多く、また気付かされることも多かった一冊でした。 -
本と過ごす時間。
言葉の中で生きてゆく経験。
本や言葉を巡って思いを馳せる読書の時間でした。 -
NDC 019
(・あれ、私が借りたこの本は、池澤春菜さんの解説がのってない。読んでみたい。)
私にとって、哲学的で読みやすくはなかった。一回読んだだけではわからないなと思う言葉もあった。でも、出会ってよかった。なにがよかったとかどうよかったかとかをここに言い表せないところが、自分が「よい言葉」を持っていないということなのだなぁ・・。自分を豊かにしたいなぁ・・。
「本のなかにある「いい時間」
本とともに過ごす豊かな移管をもとめて、人は読書をしてきた。「本は親しい友人」「本は大事な記憶の扉」「本は言葉を紡ぎ、世界を身近にとりもどす一つの装置」「本は人生の比喩」ーすべては読書からはじまる。本を読むことで、自分の心のなかに失いたくない言葉の蓄え場所をつくりだすことができる。」
「読まない本」にゆたかさがある。「たくさん読む」が正解ではない。「一生忘れない」なんて嘘?最も長く、最も深く人類と共に在り続けてきた「本」というメディアは、私たちの想像よりもずっと優しく、あらゆることを許してくれる友人だ。本はあなたを孤独にしない。読書が苦手、活字に疲れた―そんな本音にもあたたかに寄り添う、「人間」を楽しむ至高のエッセイ。」 -
本に対する心構え、立ち位置を改めされ再認識させられた本です。200頁ほどの本ですが、少し時間がたてば何度も読み返して新たな解釈、発見気づきがある本です。