夏の力道山

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480803979

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  • 4-480-80397-1 169p 2006・9・10 初版1刷

  • 自分にとって夏石鈴子さん二冊目の本です。
    この前読んだ『きのうと同じにみえるけど』よりもテンポよく読めた。

    「主婦」という言葉はまぁ便利に作られた言葉だなと感じました。
    私自身、主婦と呼ばれることに抵抗があるんだけど、これを読んだら少しだけハラオチしたかな。
    そう、マドンナだって歌手であり主婦なのだから。

    夏という季節感がさりげなく織り込まれてて、これを夏に読んだら少し暑苦しいかな、なんて思っちゃった。
    冬に読む分には気持ちいい温度感。

  • このあたりが夏石鈴子の真骨頂か? もっと書いてほしいんだけど。

  • もし家庭を持ったら、もう一度読みたいと思いました。

  • 夏石さんの本の主人公はきっぱりとしててとても感じが良い。
    まっすぐでまどろっこしくなくて好きだ。
    今回は主婦だけど一家の大黒柱が主人公。
    主人公の旦那さんへの心の声が毎回そうそうそうなんだよと強く
    頷きたくなる。しかしやはりそれを相手に声にだして言っては駄目。
    それが仲良く暮らすコツなんだな。
    この主人公もそうして妻として母として頑張っている。
    主婦の気持ちを代弁してもらっているから読後はすっきり。
    主人公は働く女性として家計も支えてるから大変なんだけど、
    旦那さんに求めるものはお金じゃないよなってわかっている
    ところが良いな。家族としての繋がりと幸せを再認識できる本かな。

  • だれか、いませんか、この本読んだひと、、、一冊まるごと愛おしい、おとなのおんなの日々。語りたい場面がいっぱい。

  • 41歳、一家の収入を支える稼ぎ頭であり、二児の母であり、映画なんていう食えない商売をしているヒモのような夫の妻でもある、<一家の主婦>である豊子の日常は、苛立ちや鬱屈や諦念や、それらを受容する思い切りでできている。
    稼ぎがないくせに中途半端にしか家事を<手伝わない>(そもそも「手伝う」っていう考え方がおかしくないか?と豊子は考える)夫に対する苛立ちや、何もかも自分のほうが損をしている、という気持ちは、『働く奥さん』ならば必ず一度は抱くものなんじゃないだろうか。そうやって苛立っても、結局は、「まあ仕方ない」と受容れる。
    本作に限らず、夏石鈴子の作品は物語の起伏自体は乏しいのだけれど、女性の心理描写がリアルだなぁ、としみじみ思う。

  • この人の作品好きだなぁ。
    夫婦関係の描写なんか本当にそのままだよ…。

    同年代かな?
    どんなふうにこれから作品を書いていくのか楽しみだわ〜☆

  • ぶん殴られてもも殴り返せばいい
    それをためらってうだうだう言う人は死ねばいい
    好きだからとか消えてしまえ

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著者プロフィール

1963年生まれ。著書は『バイブを買いに』、『いらっしゃいませ』、『新解さんの読み方』、『新解さんリターンズ』、『今日もやっぱり処女でした』(日本図書館協会選定図書)、『きのうと同じに見えるけど』などがある。

「2010年 『愛情日誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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