- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480804396
感想・レビュー・書評
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2018/09/01読了
結末は・・・どうとらえたらいいのかな。
丸く収まったと言えばそうだけど、本当の「犯人」というか
原因究明には至っておらず。
しかし発想はとても面白かった!
こゝろを理解していれば、あらゆるところにパロディがちりばめられていることに気づくであろう。
・・・ので
風呂敷がどんどん広がり、おそらく正規の〆方ではなく
イレギュラーのエンドがすこしもの寂しいと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小説の内容を書き換えようとする「虫」を退治するために、本の中に入る…おお、文豪とアルケミストみたいだ!と思って借りたけれど、微妙だった。
後半になるに連れて混沌とし、なんとなく大団円になるシステム。最初は面白かったのにちょっと残念。 -
純文学を題材に、現代劇を描くタイムトラベル感がとても楽しかった。
昔の人のライフスタイルも楽しめたし、何より主人公とそのまわりの登場人物がキュートだった。終わり方が惜しい気もする。 -
ある町の図書館に出没する話虫(はなしむし)。漱石「こころ」のなかに入り込み名作はメチャクチャに。架空の物語世界を舞台に図書館員たちの活躍が始まる。
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話を変えてしまう虫を、その本の世界に入って退治する話。 登場人物の説明もなく話が始まってしまい、私には少し読みにくかった。 しかし、夏目漱石作「こころ」での登場人物であるが、どこか記号化されている「私」と「K」が生き生きとしているのは魅力的かもしれない。 それはそれで、全く別の登場人物に見えるわけであるが、この物語は「話虫干」なわけだ。
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ネタバレする感想しか出てこないが、面白かった。
2015/12/23 -
お話を改変してしまう話虫を干すために図書館の司書が小説『こころ』の中に入り込む…という設定にまずわくわくする。お話の中に入って登場人物たちと話したり遊んだりするなんて夢のよう。
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★3.5