英語のハノン 初級 ――スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル (単行本)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 678
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480815828

作品紹介・あらすじ

机上の英文法を、使える英語に高めるための究極パターン・プラクティス!ピアノの教則本「ハノン」の名にちなみ、英語を自然に話すことを可能にするドリル満載。

感想・レビュー・書評

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  • 英語のスピーキングに特化した本ってなかなか存在しない中で、これは一つ金字塔になるのではないかな。あくまでパターンプラクティスの連続体だけど、その質がめちゃくちゃ高い。文法書としてもさっぱりまとめられている。久しぶりに脳みそがフル回転する参考書(問題集)に出会えた。多くの本が、スピーキングの大切さを説き、その参考資料や方法論を掲載するだけに留まる中で、この本のベクトルは異質だと思う。良い意味で。ただし、全然初級ではないところに要注意。世間の認識でいうところの、中級くらい。一周目が終わったが、二周目、三周目と練習を続けます。

  • まず、私の英語学習の歴史を簡単に説明させていただきます。
    ・高校までの学校教育で英語学習を諦める(大学時代は英語未履修)
    →2010年頃(30代前半)に業務で英語が必要となり、現状確認として受験したTOEICで200点台を叩き出す…
    →オンライン英会話で語学力向上に励むも若くて優して可愛いフィリピーナに相槌を打つだけで効果はイマイチ…
    →学習方法を調べ、iKonwを利用したボキャブラリーの強化に専念し、受動的(Reading & Listening)なコミュニケーションはそれなりに!(1200時間学習/14000アイテムをマスター)
    →能動的なコミュニケーション向上を目的に英語のハノンを選択!

    語学に限らず、学習において、「わかる」と「できる」には大きな隔たりがありまる。
    この本は、英会話における上記のギャップを埋めるためのドリルです。
    冒頭に説明のあるドリルの進め方に従ってトレーニングすると簡単な英文でも思うように話せないことに気づけます。
    2022年末に語学力の向上具合によって書評を見直す予定ですが、現時点では大満足です。
    筆者を信じ、流暢な英会話をしている自分を妄想して、気が狂うほど反復したいと思いました。
    (現在は2周目を開本(slow & natural)でトレーニングしているので、20回以上は反復することになりそうです。)

  • 書店に平積みされている理由は分かった気がするが、自分にはちょっと。

  • 買って2年も放置してた何故、、、
    サラッとできるしやって良かった
    中上級もやる

  • 面白みがなく続けるのは大変そうだが、続けたら力になりそう。

  • 発音が苦手&口から出て来ない…というのを克服したくて手に取った。2021/12月末~2022/7/14の7ヶ月弱かけて開本で1周。同時に2022/1月~閉本でも進めている。先に進めながら、Unit0は繰り返し取り組んでいる。最初は聞き取りすら怪しかった文章も多々あったけれど、口が動くようになってきた。引き続き繰り返したい。まだ文章を組み立てている、という感覚なので、実際に会話で使っているつもりになって、場面の様子を思い浮かべながらイメージして口に出せるようになりたい。

  • じっくり英語を身につけるために役立ちそう。「手軽に簡単に」という人にはおそらく不向き。

  • 毎日聞いていたら、半分くらいに差し掛かったあたりで夢に出てくるようになった。
    私にとってnaturalはまだ速くて口がまわらない。

  • 『英語のハノン』・・・・・「ハノン」ってなに?

    「ハノン」という言葉にピンとこなかったが、どうもピアノの教本のことらしい。

    その心は、英文法は楽譜であり、英会話(演奏)に英文法(楽譜)は不可欠、英文法(楽譜)は英会話(演奏)のためにこそある、ということ。

    そして本書が目指したのは、英文法を演奏するためのドリル(練習曲集)、すなわちこれが『英語のハノン』というわけ。

    そして音楽に例える以上、発音やヒアリングについても手当てされている。

    それはドリル用音声がダウンロードできたり、英文法だけでなく「英音法」という耳慣れない頁があり、そこでは英会話の際に必要となる聴き方、話し方の法則が説明される。

    例えば、リンキング(stand in を「スタンディン」と発音)、アシミレーション(子音の/t/d/s/z/の次に半母音の/j/が続くとき子音と半母音がつながる→Did you(ディジュ)、エリジョン(脱落。同じ子音やよく似た子音が続くとき、通常最初の子音が抜け落ちる→will last forever(ウィ[ル]ラス[ト]フォーエヴァー)など。

    もちろんこれだけでなく、ドリル用音声もダウンロードすれば、ネイティブが朗読した文章を聞くことができ、文法理論とヒアリングを結びつけて、文章を聞き、発音し、文法を理解するという三位一体理解をひたすら繰り返すことができるところは、まさに英語のハノンである。

    なお、英文法のレベルは「初級」と銘打っているだけあって、中学英語程度である。

    また、内容的には第1文型から始まり、不定詞、分詞、現在完了など学校で習った英文法に従ったものである。
    文法的な解説はかなりあっさりしているものの、なかなか面白い視点からの説明もあり、タメになった。

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著者プロフィール

横山 雅彦(よこやま・まさひこ):1964年兵庫県生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士前期課程修了。現在、関西国際大学准教授。著書に、『高校生のための論理思考トレーニング』『「超」入門! 論理トレーニング』(ちくま新書)、『大学受験に強くなる教養講座』『完全独学! 無敵の英語勉強法』『英語バカのすすめ──私はこうして英語を学んだ』(ちくまプリマー新書)、『ロジカル・リーディング──三角ロジックで英語がすんなり読める』(大和書房)などがある。

「2023年 『英語のハノン フレーズ編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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