メアリと巨人

  • 筑摩書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480831330

作品紹介・あらすじ

メアリアンはゆっくりと人々から切り離され、孤立してきた。隅っこに追い詰められて、今はそこに座りこんでいる。手に膝をのせて。ほかに道はない。ほかに行くところはない。ディックの青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりのPKD。珍しい主流小説の作品だが、それでもディックはディック。じゃじゃ馬娘に振り回されるオヤジ、クラシックとオーディオの蘊蓄、そして唐突なエンディング。
    主人公の苦悩のすべてに因果があると言い出すあたりにディック節の片鱗を感じる。

  • 買ってから長いこと放っておいた本を初めて読んだ。新刊として出た直後に、訳者の名前を見て買ったような気がする。どの登場人物も、どうしてそういう行動に出るのかさっぱり分からない。この感想は、「戦争が終わり、世界の終わりが始まった」を読んだときと同じ。中年男が若い娘に振り回されるところは、「フロリクス8から来た友人」に似ている。菊池誠・細美遙子訳。一九九二年十二月二十五日初版第一刷発行。定価2500円(本体2427円)。
    収録作品:「メアリと巨人」、「訳者あとがき」(菊池誠)

  • 1954年、ディックの主流小説。
    ディックらしさはあちこちで見受けられるが、「普通の」小説としては
    あまりいい出来とは云えない。ただ、読者を引き摺り込んで一気に読ませてしまうのは
    さすがディック。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    メアリアンはゆっくりと人々から切り離され、孤立してきた。隅っこに追い詰められて、今はそこに座りこんでいる。手に膝をのせて。ほかに道はない。ほかに行くところはない。ディックの青春小説。

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