金持ち父さんの金持ちになるガイドブック -悪い借金を良い借金に変えよう
- 筑摩書房 (2004年11月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480863591
感想・レビュー・書評
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タイトルの通り。悪い借金(自分で支払う必要がある)、言い借金(人が返してくれる)を理解できる。
借金をするにも与信が必要なため、一定以上のお金を既に持っている人向け。
また、労働所得より不動産所得の方が税金が低いというのはアメリカの話でしょうか。不勉強なのかも知れませんが日本では税率は同じに見えました(赤字になった時の損益通算などのメリットやリスク分散の意味で、所得の種類を分散させることに異存は無いですが)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本は、ロバート・キヨサキの本の中で、他の本で伝えてることの要約版の位置づけだと思う。
約180ページと薄いので、短時間でポイントを抑えたい人には向いていると思う。
そのうえで、気になる本でより深い理解を得るのが良いだろう。
(彼の本のいろんな文書を引用しているので)
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■気になる名言
「教育を高くつきすぎると思うなら、無知を試してみるがいい」---ドルフ・デ・ルース博士
「いい負債と悪い負債の違いを知らなければならない」---金持ち父さん
「会計は説明責任に通じる」---金持ち父さん
■今と昔のサラリーマンの対比
<産業時代> ←→ <情報時代>
仕事による安定 ←→ 本当の意味での経済的安定
終身雇用 ←→ フリーエージェント
1つの職業 ←→ 複数の職業
確定給付年金プラン ←→ 確定拠出年金プラン
確実な社会保障 ←→ 不確実な社会保障
年齢は資産 ←→ 年齢は負債(※)
勤続年数に応じた昇給←→ 昇給は負債(※)
※より安い賃金で働く若い従業員を探す雇用者が多い
■情報時代に必要な3つの教育
・学問的教育
・職業的教育
・フィナンシャル教育
■所得の3つのタイプその違いを知ること
・勤労所得
・不労所得(おもには不動産所得)
・ポートフォリオ所得(株式、投資信託などおもに紙の資産)
■よい借金、悪い借金
金持ちは借金の力をうまく利用している。
自分の負債を支払うための資産を見つけ、悪い借金を払うためのいい借金を利用する
(欲しかったポルシェの負債を払うために、新たに不動産を得て、その収入を返済に充てる)
欲しいものを手に入れるためには、費用と同じだけの新たな収入を得るべし
借金には、住宅ローンや自動車ローンなどの「担保型」とクレジットや消費者ローンなどの「無担保型」がある。
悪い借金に最も当てはまるのは無担保型で、最も早く返済すべきである。
■フィナンシャル・リテラシーを高めるために
・学校の勉強が社会で役立つとは限らない、お金のことは学校では学べない
・人生で肝心なのは変化すること
・お金の成績表=会計である。会計の知識を身に着けることが最初の一歩。
・お金の使い方に関する習慣をつけ、しっかり見張る(管理する)こと
・キャッシュフローを意識し、常に対策する
・自分の財務状況を把握する
・自己抑制する
・目的とそのプロセスをしっかり計画する -
『金持ち父さん』シリーズの総編集みたいな内容。特に1冊目2冊目の内容がまとめられている。
オリジナルを読むのが面倒なときにパッと内容を知れて便利であるが、大きく違うのは「師匠に学ぶ」の項目がないこと。 -
★マーカーチェック
人それぞれで抱える課題は違う
→人によって経験、性格が違うから、向き合うべき課題は違うという。
著書は豊かな人生を送るための指南をしてくれると共に、今、自分に必要なことを考えさせてくれる。
さすが、金持ち父さんシリーズ。
再読するべき一冊だ。 -
やはり、ためになる事が書いてあった。
今回は、これ。
106『ボルシェを買うために、不動産を買う。』
22みんな、そうなるまでに個人的な課題、克服しなければならなかった弱点があったし、今もあると答えるだろう。
141 5-7年かけてクレカの借金が払い終わる
154 新しいクワドランドで新しいことをはじめるまでに少なくとも5年はかけなさい -
望みを得るための対価を払えるかどうか、欲しいものが得られない人の多くはその答えに付いている対価が気に入らないために支払いたがらないこと。
やるべきことはeasyではないがsimpleだ。