- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480877277
作品紹介・あらすじ
「庶民のための紅茶」を残したリプトンと「貴族の紅茶」のイメージを創り出した初代トワイニングの物語。対照的な二人が共に夢見た幻の茶葉とは?イラスト多数。
感想・レビュー・書評
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磯淵さん、なかなかスリリング?な経験をされているんですね。
と、それはおいといて、アイルランドのお話がとても興味深かったです。
そんなアイルランドにルーツをもつリプトンさんが、紅茶で大成功を納めたんですね。
アイルランドのほうが、紅茶の消費量が多いと聞きますし、いつか行ってみたいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
紅茶の有名ブランド2社、リプトンとトワイニング。
リプトン氏とトワイニング氏のふたりがそれぞれ紅茶で有名になるまでの話と武夷山のラプサンスーチョンのお話。
アイルランド、スリランカ、イギリス、中国と著者と一緒に紅茶の旅を楽しめました。
この本を読んだ後、さらに紅茶の味わいが深まったような気がします。
それがお茶を飲むことの楽しさの一つだと思いました。 -
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紅茶の会社リプトンとトワイニングは聞いたことがあると思いますが、偶然にも創業者の名はどちらもトーマス。この本は二人の縁の地アイルランド、スリランカ、イギリス、中国と著者か紅茶の旅に行くお話です。イギリスは紅茶の文化や伝統を作った国で、アイルランドは紅茶を世界に広めた国といわれています。この本を読むとそれがよくわかります。
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紅茶で有名なリプトンとトワイニングの紅茶で有名になるまでの生い立ち紹介と、武夷山あたりラプサンスーチョンのお話。紅茶と全く関係の無さそうな、アイルランド飢饉から話は始まります。内容は、彼らに言及して詳しく説明すると言うよりは、著者が訪問し聞いたことなどをまとめたエッセイテイストな内容だけれど、どちらも有名な銘柄だけに読んでみると面白い。
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ティーパックとペットボトルの紅茶はリプトン。
茶葉で購入するのはトワイニング。
ちょうど、2人の紅茶を毎日のように飲んでいます。
紅茶を飲みながら、この本を読むと、また一段と味わいがあってよいです。
ブランドは、歴史、味、価格、流通が大事だということがわかりました。 -
個人的な好みに分かれると思いますが、断然私はトワイニングのお話の方が気に入りました。現在の当主への取材もトワイニング氏のお人柄が垣間見えます。
p.130 トワイニング氏
フレーバードティーは、もともと19世紀の中ごろ、アールグレイと言う紅茶をトワイニングが売り出したもので、これがスタートだった。今日、さまざまな香りのものがあるが、トワイニングでもたくさん売り出している。最終的に人間が満足し、生活に密着する紅茶は、オーソドックスでナチュラルなものだが、フレーバードティーは、生活の彩りを作る楽しさがある。例えば気分が滅入っている時、イライラしている時、そんな時にピーチやバニラの香りを嗅ぐと、気分がとても和らぐ。反対にコーヒーなどでは、エキサイトしてしまうから、人と争ったりしてしまうかもしれない。だから、その人の心の状態によって、香りでマインドチェンジするのに役立っている。これからは特にその効果が重要な時代だ。トワイニングも290年の間に、色々なことをやってきた。コーヒー、ココア、酒類、雑貨の販売、銀行もやった。しかし、どれも紅茶商という大きな幹を中心に、左右の枝葉をつけて伸びたビジネスだった。 -
とりあえずTWININGS買ってきて飲みました。
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おかしいな、もっと色々読んでいたはずなのに、他の本は控えるのを忘れていたらしい。というわけで新春一発目(新春て時期かい)。トーマス・リプトンがとても好きになりました。イエローラベル買ってくるかな。