フジ子・ヘミング 運命の力

著者 : フジ子ヘミング

• 阪急コミュニケーションズ (2001年6月11日発売)

作品紹介・あらすじ

待望のビジュアルエッセイ!奇蹟のピアニストが生きる勇気をくれる。辛いことがあっても、私は負けなかった。正直にやっていれば必ず大丈夫だって思っていた。

感想・レビュー・書評

[まいけるさんの感想 · 2019年1月5日]

ベルリンに生まれた女性ピアニストフジ子ヘミングのエッセイ。
「たとえ、遅くなっても、待っておれ。それは必ず来る」
彼女は運命の扉が開かれるときのために最善を尽くし，準備せよという。
何歳から夢を抱いてもいいんだな。
それを追いかけていれば必ずチャンスがあるんだな。
そんな気持ちに自然になれる本。

このエッセイを読んで彼女は自分の感覚を大切にする人だなと感じた。
彼女のピアノ。彼女の薦めるＣＤを。是非聴いてみたい。

[makimineさんの感想 · 2014年10月12日]

フジ子ヘミングさんのエッセイ。音楽はもちろん、芸術を愛する人なんだなと思いました。
実は、この方のピアノを聴いたことのない私（知らず知らずのうちに耳にしたことはあるかもしれないけど）。いきなりエッセイから入ってしまいました。
近いうちにピアノの方を聴こうと思います。

[riccaさんの感想 · 2014年1月27日]

この人のピアノの演奏が好きだ。
わたしは一切ピアノという楽器を奏でることはできないので（鍵盤を叩くことはまあ、不可能ではない）、羨望や嫉妬を一切抱えることなく、その天才的な、情熱的な演奏に耳を傾ける。
この人の演奏を聴いていて、退屈するとか飽きるということは全然ない。
そういった聴く者にとっての幸福は、この人の孤独や苦悩に裏打ちされたものなのだと知る。
ご存命のあいだに一度でいいから生の演奏を聴きにいきたい。

[mikiyuki2さんの感想 · 2023年4月25日]

「人生、うまくいかないことの方が、あたりまえ」
泣きすぎて涙が涸れると一滴も涙が出てこなくなる
「ひとりがいちばん気楽」適度な距離を置く
他人に対してどうあるべきかを押し付けてはいけない（トルストイ）
写真やフジコ･ヘミングの描いた絵、そしてありのままを綴ったエッセイ。とても良かった。

[煩悩如来さんの感想 · 2013年3月4日]

フジ子・ヘミング is お洒落。

[奏多さんの感想 · 2013年2月20日]

この人について、本当にうわべしか知らなかったんだなと思いました。強い人だなと思いました。

[ひなさんの感想 · 2012年3月18日]

フジコヘミングさんの言葉がひしひしと伝わってくる一冊。

[marriさんの感想 · 2008年11月9日]

とりあえずこの御方の本は、下手な「人生ガンバレ」本を読むより全然いい。
どんなに不幸が訪れても、生きることから逃げない。ぶれない信念は、クリスチャンだからという理由だけではないように思う。
この本はフジ子さんの生い立ちや生活をメインに書かれたものだけど、そこから垣間見える彼女の生き様が立派というかあっぱれというか、とにかく慈愛に満ちた彼女が素敵でならない。生きる力を貰える一冊。

[ぜきさんの感想 · 2008年8月4日]

私も彼女のような年の重ね方をしたいなと思う。

「私の音楽を聴いてくれる人がわずかでもいれば、それだけで幸せだった。」

とても苦労した人だけれど、自分を見失わず、そこに幸せを見つけてがんばれたらステキよね♪

[みっち〜さんの感想 · 2007年10月17日]

絵が好きで・・・ピアニストだなんって知らなかった時に見つけた1冊。カッコいい大人の女性ですね。強くてたくましい精神に憧れます。