ムカつく相手を一発で黙らせるオトナの対話術

  • CCCメディアハウス
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感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484091150

感想・レビュー・書評

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  • 一昨年、コミュニケーションに困る相手と仕事せざるを得ず購入したものの、今になってようや読みました。。

    結論からして、かなり面白く、役に立ちました。
    気に障ることを言われたとき、怒ることなく、悔しがることなく、エレガントにやり過ごす方法が、具体例を添えて書かれています。
    例がある故に、実際に起こった(または起こり得る)状況もイメージしやすく、参考になりました。

    仕事においては、会話だけでなくメール・商談・会議…その他様々なシーンに応用して役立てられると思います。

    特に印象に残ったのは、最後の方にあった「扱いにくい人たち」の節。
    扱いにくいと感じる人
    =自分の弱点を知らせてくれる人
    =学ぶべきポイントを教えてくれる、トレーニングパートナー。
    なるほど、と思いました。

    早速今日から、自分の思考をエレガントにするために役に立ちそうです。
    手元に置いておいて、何だかうまくいかない時、読み返そうと思います。

  • 前から気になっていて、今回ようやく読んだ(Amazonで購入)。
    訳者も書いていたが、タイトルとは裏腹に合気道のように上手くかわすテクニックが満載。 著者の書き方もユーモアがあり、読んでいて面白く、そして使えそうという印象受けた。
    実際やってるな、と思うものもあったが、こんなやり方が!というのも見受けられたので、実践してみたい。

  • ・戦わずして勝つ
    ・やまびこトーク

  • 刺激的なタイトルですが、中身は「乗せられてはいけない。戦わないのが大人である」という内容です。でも黙ってるのって結構難しいよね、ならどうするか、が色々と書かれている本。やらかしがちな私にはとってもためになります。外国書籍の翻訳で特にユーモアに関する記述はなかなか感覚的に理解するのが難しいな、と感じることが多いのですがこの本は凄くいい感じ、分かり易いです。きっと翻訳の方が苦労して結びつけてくださったのだろうと。またあとがきに塚原卜伝の無手勝流が書かれていて、ちょうどon demand視聴中の私にまた楽しみが増えました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「乗せられてはいけない。戦わないのが大人である」
      皆、それくらいの余裕を持たなきゃ、駄目なんですね。。。
      「乗せられてはいけない。戦わないのが大人である」
      皆、それくらいの余裕を持たなきゃ、駄目なんですね。。。
      2013/08/06
  • 誰かにムカつくことを言われたとき、相手とどのように戦うのではなく、カッと怒りに身を任せずにどのように自分をコントロールするかという方法が、多くの具体例と共に書かれていました。怒りは誰も幸せにしないどころか、少なくとも自分と相手を不幸にします。イラッとした時のみならず、日々の生活での自分の心のコントロールにも応用できることがたくさん記載されている本です。穏やかな心を失いかけた時など、時折読み返したい本です。

  • 要するに、嫌な発言はまともに取り合わず、受け流せということでしょうか。
    この本は、相手を黙らせるというよりは心の持ち方を教えてくれる本です。
    いきりたっている相手方に、同じような口調でやり返すのではなく、
    ひたすら冷静に穏やかに論理的に話せれば一番よいと思いますが、
    そのような返し方がが書かれているわけではありません。
    でも、この本に書かれていることを知っているのと知らないのでは随分違うと思います。

  • 誰だって嫌みを言われたり、頭にくる一言を言われたりすることってあると思います。そんなとき、あなたはどうしていますか?

    この本ではできるだけ上品に言葉による攻撃をサラリとかわす対話術の本です。

    根底には

    ・戦うのは損
    ・戦わずして勝つ
    ・柔よく剛を制す

    ということを伝えています。

    相手から言葉による攻撃を受けたときに、「小よく大を制する」ことが可能であるとしている合気道のように、『返し技』を紹介しています。

    返し技の一例としては、悠然と「沈黙すること」だったり(笑)、相手の発言を繰り返す「やまびこトーク」だったり、ユニークなものもあります。

    また、他にも相手を注意深く観察することをすすめていたり・・・もともと著者のバルバラ・ベルクハンはハンブルク大学で教育学と心理学を選考しているだけあって、相手の心の動きや、言葉の奥にある想いまで感じているところが面白かったです。

    そんなバルバラ・ベルクハンは対話術のトレーナーとしてドイツで20年以上活躍しています。

    著書は11か国語に翻訳され、このような悩みは世界中でいろんな人が抱えているんだな〜と思いました。

  • この本は、気にさわることを言われたとき、どのように対処すればいいかを具体的に教えてくれる。基本スタンスは「相手にしない」というもの。沈黙や簡単な相槌でやりすごす。いわゆる「君子、危うきに近寄らず」だ。

    さらには、「とっさに話題を変える」、「全く関係のないことわざを持ち出しす」という荒業もある。ともすれば相手の怒りを煽りかねないし、下手すると次から相手にされなくなってしまうかもしれない。このあたりは言い方がポイントになってくるだろう。

    いちばん印象的だったのはこういった具体的な対処方法ではない。他人の言葉や自分の考えに対する筆者の考え方だ。

    私たちの感情は、ある考えを通してはじめて生じます。あれは侮辱だったんだと思えば、私たちはそのように感じます。(中略)
    傷つけられたという感情は、相手の言葉ではなく、その言葉に対する私たちの解釈によって生まれます。
    (p.28、29)

    そして、自分のネガティブな解釈を信じこまずに、冷静に自分を見つめることを勧める。

    他人が言ったことは、しょせんその人の考えに過ぎません。その人はひょっとするとそう思っているのかもしれません。しかし、だからと言ってあなたがそれを正しいと思う必要はないのです。それどころか、あなた自身の考えすら。
    (p.154)

    相手の言葉にとらわれず、自分の考えにすら固執しない。そうすれば、人生はもっと自由になりそうだ。

    ちなみに、筆者は合気道からインスピレーションを受けたという。

  • yk

    あまり即戦力になるものはないかなと思った。
    実践はなかなか難しそう。

  • いやいや、その方法では気まずくなるでしょう。
    翻訳ということもあるが、あまりピンとくるものはなかった。普段、この本にあるようなあからさまな嫌がらせを、正面から言われることがないからかもしれない。

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著者プロフィール

1957年生まれ。ハンブルク大学で教育学と心理学を専攻。20年以上にわたりコミュニケーションのトレーナーとして活躍している。
自信をもって、人とうまく気持ちを通わせることのできるコミュニケーション術を提唱。多くの人にトレーニングを行い、たくさんの要望を受けて、コミュニケーションに関する本を執筆するようになる。
著書は次々とベストセラーとなり、『アタマにくる一言へのとっさの対応術』(草思社、SB文庫)、『ムカつく相手にもはっきり伝えるオトナの交渉術』『ムカつく相手にガツンと言ってやるオトナの批判術』(共にCCCメディアハウス)など邦訳も多数。彼女のコミュニケーション術を修得すれば、相手を傷つけることなく自分の言いたいことを伝えられるようになる。
モットーは「戦わずして勝つ」。

「2022年 『無神経なアイツに余裕で言い返す!大人の会話術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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