- Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488104047
感想・レビュー・書評
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レーン最後の事件読了。レーン老らしいドラマティックなシリーズ幕引きでした……ミステリとしてはちょっとそれ推理しようがないだろとか十戒まんまの違反とかいろいろなのですが、これはミステリというよりレーンの劇的なラストのための一冊なんでしょう。ドラマとしては満点だと思います
今思うと、XYZの悲劇そして最後の事件、このシリーズほど順番に読まなきゃ絶対だめ!っていう作品もなかなかない。なんで私Yから読んだんだろうなあ。いやYから読んでも度肝抜かれるほどおもしろかったんですけど、ほんとXから読めばよかったね……
このレーン最後の事件なんて、あまりにシリーズのための作品すぎて、これ単体で読んでも全然おもしろくないんじゃないかって疑惑が若干ある 全然ってことはないだろうけど、レーンとペーシェンスに思い入れがないとまったくおもしろくない気が だがそれだからこそこんなにドラマティックなんだね…… -
これはまず衝撃しか残らないことでしょう。
ただこれは賛否両論になることが
まず間違いない作品。
たぶん「X」「Y」「Z」を読んだ人には
この結末は絶対にきつく感じるはず。
読んだときに唖然としてしまいましたし。
もはや何も言うことはないです。
これは読んだ人にしかわからない
「衝撃」なのですから。 -
2023年7月28日読了。探偵のサム警部のもとを訪れた謎の訪問客と、シェークスピア初版本を巡る奇妙な盗難騒ぎ…事件の真相と真犯人の正体とは?独特の雰囲気で『X/Y/Zの悲劇』の事件を解決してきた老俳優ドルリー・レーンが手掛ける最後の事件。なんというか、ちょっと雰囲気がゆるいというか連発する事件が妙にドタバタしていて物語にうまく浸れなかった、ペイシェンスとローの恋物語は「謎解きの本筋が弱い」ことを作者自身分かっていたがゆえの読者サービスなのか?事件終盤の謎解きは「直前の謎解きを伏線として、最後に大掛かりなどんでん返しを仕掛ける」というもので、「なるほどこれが四部作の大団円なのか!!」と考えてみるとそれなりに趣深いとも言えるが、読んでいる当方がミステリに慣れすぎてしまったからか、発表当時の読者と同じような気持ちでは衝撃を受けることはできなかったかな。
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学生(らいすた)ミニコメント
衝撃の結末に恐怖してください
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1323566 -
この感動はX, Y, Zを読了した者にしか味わえない。
そして間違いなくその価値がある裏切りである。 -
四部作、鮮やかな幕切れ。
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Xの悲劇、Yの悲劇、Zの悲劇とドルリー・レーンの解き明かす謎を楽しんできました。この物語の最後に近づくにつれ、もしかして!?いや、いや、そんな事はない…でも…と複雑な心境。