- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488275068
感想・レビュー・書評
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今回の舞台はスキーリゾート。メル刑事との仲が進んでいてびっくり。今回は子供とのからみが少なくて、いつもよりは面白さが減。しかし、軽く読めて、ワクワクする本には変わりなく、時間を忘れるため、旅行中の退屈な移動時間に読むにはピッタリ。
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カバーイラスト / 西山 くに子
カバーデザイン / 矢島 高光
原題 / "FROM HERE TO PATERNITY"(1995) -
主婦探偵ジェーン・シリーズ第6作。
シェリイに誘われてスキーリゾートにやってきたジェーン一家とヴァンダイン刑事。ホテルオーナーをロシア皇帝の子孫だと主張する系図学者や、リゾート内の土地の返還を求めるインディアンと遭遇し、そして事件が起こる。
前作までは自宅周辺での殺人事件が描かれていたが、今回はコロラドの山奥が舞台。日常の慌ただしさから解放されたジェーンが、恋に謎解きに活躍する。 -
原題:From Here to Paternity
著者:Jill Churchill
訳者:浅羽莢子
解説:杉山由美子
初版:1995(US),1997(JP)
コージー・ミステリ
主婦探偵ジェーン・シリーズ第6弾
今回は冬のリゾート地が舞台。
何故殺したのかという動機がメイン。トリックは特になし。
タイトルがパロディになっており、今作は1953年に米国で公開された映画『地上より永遠に』(邦題)で、原題は『From Here to Eternity』 -
家族みんなで旅行中。
子供たちがそれぞれ楽しんでいる様子がリアル。
ネイティブアメリカンについてのリンダの考え方になるほどと思う。
いろんな考え方があるとは思うけど。
「共同で決断を下すのは願い下げ。スティーブが死んだばかりの頃は、自分で何か決めると思っただけで怖くてたまらなかったものだが、今は決定権があることに酔っていた。気に入っている。そこから得られる権力を手放す気はない。」
最初の頃のオロオロしていたジェーンがスッカリ逞しくなってる! -
ジェーン一家は親友シェリィ一家に誘われて山中のリゾートホテルにやってきた。恋人のメルと犬のウィラードも一緒。町内を飛び出て雪山にはきたものの、やっぱり死体を見つけちゃうあたりがジェーン。持ち前の好奇心で結局、みんなの話を聞いてまわることに…。
いつもの日常はないんだけど、逆に雪山にきてもやっぱり主婦なのねと思わせる描写があちこちにあって楽しい。結局、子供たちと母親がいればいつでもそこは家庭なんだなと思わせる。そして、その家庭に今のところメルが上手なバランスを保って存在していて幸せそうだ。
謎解きの方は、今回はちょっと民族問題とか社会的に日本人にはちょっとわかりにくいかなという題材を扱っているので難しいかもしれない。ふーん、そうなんだぁ、という感じ。
今回の原題「From here to paternity」は「ここより永遠(とわ)に FROM HERE TO ETERNITY」から。うまいんだけど、最後の最後にならないと、このタイトルが生きてこないよね…多分。 (2002-02-04) -
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主婦探偵ジェーンシリーズ6