屍人荘の殺人 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.74
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本棚登録 : 3743
レビュー : 390
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488466114

作品紹介・あらすじ

デビュー作にして5冠達成!
待望の文庫化!!
21世紀最高の大型新人による前代未聞のクローズド・サークル

豪華キャストによる映画化!
監督:木村ひさし 脚本:蒔田光治
出演:神木隆之介 浜辺美波 中村倫也ほか
2019年全国東宝系にて公開

神紅大学ミステリ愛好会会長であり『名探偵』の明智恭介とその助手、葉村譲は、同じ大学に通うもう一人の名探偵、剣崎比留子と共に曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、ペンション紫湛荘を訪れる。初日の夜、彼らは想像だになかった事態に見舞われ荘内に籠城を余儀なくされるが、それは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。たった一時間半で世界は一変した。数々のミステリランキングで1位に輝いた第27回鮎川哲也賞受賞作!

感想・レビュー・書評

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  • 本当に久しぶりのミステリ。
    私が思い描いていた犯人とは結局違って悔しい思いをしたけれど、面白かった。(他の人を犯人だと9割方決めつけていた 汗)
    映画版のキャスティングで役者さんに脳内演技をしてもらいながら読み進めていたら、序盤でショッキングなことが、、、!
    映画や音楽も伏線になっていて、回収におおっとなった。
    青春ミステリに必須(?)の苦さと甘さも存分に盛り込まれていて、そこもちゃんと楽しめた。

    続編はどうしようかな、読もうかな。
    主人公と同じ喪失感を抱きながら読むのも、新しい読書体験かもしれない。

    • 5552さん
      まことさん♪
      文庫の帯に主演3人が載っていました。
      あらためて映画の公式サイトを覗いたら、他のキャラが意外なキャスティングで驚きました。...
      まことさん♪
      文庫の帯に主演3人が載っていました。
      あらためて映画の公式サイトを覗いたら、他のキャラが意外なキャスティングで驚きました。
      どんな感じの映画になるのだろう、、、。
      2019/11/15
    • smaphiroさん
      5552さん、初めまして♪
      私の拙いレビューにいいね!をいつも有り難うございます。
      5552さん、初めまして♪
      私の拙いレビューにいいね!をいつも有り難うございます。
      2019/12/21
    • 5552さん
      smaphiroさん、はじめまして♪
      こちらこそ、いいね!ありがとうございます。
      コメントまでいただきとても嬉しいです。
      これからもレ...
      smaphiroさん、はじめまして♪
      こちらこそ、いいね!ありがとうございます。
      コメントまでいただきとても嬉しいです。
      これからもレビュー楽しく拝読させていただきますね。
      2019/12/22
  • 今村昌弘『屍人荘の殺人』創元推理文庫。

    デビュー作にして、各種ミステリーランキングで上位にランクインしたミステリー作品の文庫化。

    まさかアレが出てくるとは思わなんだ。奇抜さとミステリーとしての完成度を考えれば高い評価を受けたことにも頷ける。

    神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、同じ大学の探偵少女・剣崎比留子と共に映研の夏合宿に参加するため、ペンション紫湛荘を訪れるのだが、そこで予想外の事件に巻き込まれるというのが前半のストーリー。

    大学生が主な登場人物となると、軽めの青春ミステリーになりがちなのだが、明智恭介と剣崎比留子らの大人びた硬い会話が全体を引き締めている。予想外の事件は本当に予想外であり、はるか昔に何の予備知識も無しで観賞して驚愕した、タランティーノ脚本の映画『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を彷彿とさせる。

    本体価格740円
    ★★★★★

  • 第27回鮎川哲也賞受賞作。
    「このミス」その他で1位になっていたので、読んでみたかったのですが、図書館ではずっと予約待ちで、文庫化されたせいか、予約待ちなしで、やっと借りられたので読みました。

    大学の映画研究会、その他数名の学生たちが、夏の合宿で、事件に遭うという、クローズドサークル物。
    探偵役は、ミステリー愛好会の明智恭介、葉村譲、そして美少女探偵、剣崎比留子と思いきや、×××××××××。
    いきなり合宿所付近に〇〇〇が大量に発生して、彼らは外界との接触ができなくなります。
    まずは〇〇〇による犠牲者。
    そして、合宿所内で第一の殺人。第二、第三の殺人が起こります。
    殺人は〇〇〇によるものか、それとも人間によるものなのか。
    色々な登場人物の過去や、推理が出てきて○○○も登場するし、まるおもちゃ箱をひっくり返したようなにぎやかなミステリーでした。

    犯人は、動機から考えると大体途中でわかりました。
    犯人や、葉村の過去もありましたが、第一の殺人の犠牲者の亡くなる前の行動は、人に恨まれる人間ではあったけれど、究極だったと思い、心打たれました。

    • まことさん
      やまさん♪おはようございます。
      私の本棚の本で、お役にたてれば幸いです。
      こちらこそ、よろしくお願いいたします!
      やまさん♪おはようございます。
      私の本棚の本で、お役にたてれば幸いです。
      こちらこそ、よろしくお願いいたします!
      2019/11/04
    • 5552さん
      まことさん、こんにちは♪
      やっと読み終わりました。
      他の本と併読しつつだったので、結構混乱しましたけど、面白かったです。
      まことさんが...
      まことさん、こんにちは♪
      やっと読み終わりました。
      他の本と併読しつつだったので、結構混乱しましたけど、面白かったです。
      まことさんがレビューとコメントで書かれていた第一の犠牲者の行動は、人間というものの多面性を感じさせてなるほどな、そういうこともあるかもな、と思いました。


      2019/11/15
    • まことさん
      5552さん♪こんばんは!
      コメントありがとうございます(*^^*)
      私は、実は、読み終わった晩はちょっと興奮しすぎて眠れなくなりました...
      5552さん♪こんばんは!
      コメントありがとうございます(*^^*)
      私は、実は、読み終わった晩はちょっと興奮しすぎて眠れなくなりました。
      ○○○は物語だから、なんかちょっと笑えましたけど、実際起こったら怖すぎですよね。
      2019/11/15
  • この本は、実は「このミステリーがすごい2018」で見て、Kindleで購入していた。でも、当時は忙しかったのか、途中で挫折。
    その後、読書自体から距離を置いた時期に突入してしまい手付かずのまま放置となっていた。

    最近、映画化により興味を持った娘が文庫本を購入。ぎゃあぎゃあ騒ぎつつ一心不乱に読んでいたので、娘の読了後に借りて文庫本で読んでみることとした。映画を一緒に観に行きたいし。

    想像だにしなかった事態によるクローズド・サークル。
    その極限状態は、様々なミステリーランキングで1位となっているだけあって、斬新でとんでもない。非常に質が高いミステリー小説だと思う。中盤からは謎解きの部分まで一気読み必至。
    しかし、残念ながら僕の頭がついていかず、うまくイメージできない部分もあった。極めてシビアな状況なのに文調がとてもポップなことに違和感を感じた。
    登場人物の行動もかなり抑制されているし。僕がこんな状況に巻き込まれたら相当なパニックを起こして、自ら危険なところに飛び出してすぐ死んでしまうだろう。

    探偵少女・剣崎比留子はとても魅力的。今後シリーズもので活躍していくのかな?装丁が印象的な「魔眼の匣の殺人」も読んでみよう。

  • 単行本が刊行された頃から読んでみたいと思っていた本。

    文庫化されるまで首を長くして待っていた!
    昨日書店に行ったら売っていて、直ぐに購入!
    期待大で読み始めた。

    あー!もうこの感じ!!
    絶対私が好きなヤツじゃん!!

    クローズドサークルじゃん!!!
    フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット、てんこ盛り。

    何よりもビックリさせられるのが、このクローズドサークルを作り出しているモノ(笑)

    いやぁ、無かったと思いますよ。今までこんな本!

    面白かった!
    こういうエンターテイメント性に溢れる作品は大好きだ(*^▽^*)

    楽しい時間だった♪

  • 神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、いわくつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。
    しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。
    緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の幕開けだった…!

    一気読みでした。
    グロいよ〜って部分もあって怯んだりしましたが、物語が重くなりすぎない軽めの文章に助けられて、どんどん読み進められました。

    まさに「怪物的」傑作!

  • デビュー作にして、このミステリがすごいと話題になっていて読みたいと思っていた。合間合間にやっと読破。
    2作目もあるみたいですね。
    映画化おめでとうございます。映画もみたいと思いました。

    いきなり、まさかの主要キャラ?だった明智さんがゾンビと化すからびっくり笑
    そういう展開あるのかーと思った笑
    静原さん、所々の発言や話的に怪しいなあとは思いつつもトリックが全く分からなかった。
    密室とゾンビの違う2つのことを融合してて、新鮮でした。
    明智さん、キャラクター好きだったから少し寂しいよ。。

    終わりのほうの、犯人が明かされた後に葉村くんが心の中で、人間の一番醜い部分を曝け出しただけなんじゃないか、一番醜い部分を指差して叫んでる、、からのあいつらのことを救いようのない人間のクズだと思ってたい。という葉村くんの感情が個人的に切なかった。それはミステリーという枠に関係なく、誰しもが思うところがある部分なのかなと思い考えてしまった。

  • こりゃびっくり
    設定があまりにも驚き、度肝抜かれます。
    クローズドサークルのミステリながら、そのクローズドの状況があまりにも突飛(笑)
    ミステリーではなく、ライトノベルの世界観です。

    ストーリとしては、
    神紅大学のミステリー愛好会の葉村譲と明智恭介は、いわくつきの映画研の夏合宿に、剣崎比留子とともに参加します。
    そこで起きた連続殺人事件とその犯人は?
    という流れなのですが、なんと、このクローズドサークルの設定が驚きです。

    裏表紙の紹介には「想像だにしなかった事態に見舞われ」
    となっていますが、そりゃその設定は普通考えないよ。







    だって、ゾンビに襲われて、ペンションから脱出できなくなるんだもん。
    まじか?

    当初、ゾンビが出てくるところも何かの伏線というか、ゾンビの格好で襲われてしまっているのかと思いきや、本当にゾンビです(笑)

    そして、ゾンビにペンションが襲われるがために、脱出不能。
    そのゾンビに襲われている間に、次々に発生する殺人。
    犯人はゾンビ?
    人間?
    だとすると、合宿のメンバの中の誰?

    さらにさらに、この登場人物のキャラや設定や日本語が変
    女性が何人も登場するのですが、言葉使いがぶっきらぼーで、男がしゃべっているのか、女がしゃべっているのかわからない。
    さらに、最終的な探偵役は比留子なのですが、これまたキャラがよくわからない

    登場人物たちの過去のトラウマもとってつけた感じ


    ゾンビとクローズドサークル

    さすがに、それは想定外
    いろいろ問題点ある物語なのですが、エンターテイメント作品と思えば、それもよいかなっと。

  • 数々のミステリーランキングで上位を占める衝撃のデビュー作!驚異の前宣伝に期待したが・・・
    クローズド・サークルものであるが、雪に閉ざされた山荘とか絶海の孤島とかではなく、その要因のひとつがゾンビだとは・・・
    しかも、探偵役かと思わせた人物(名前からして彼が主人公かと)が早々と姿を消してしまい、どうなるかと。
    しかし、その他構成は巧みで受賞作たるべく、本格ミステリーファンには応えられない作品なんだろう。
    ゾンビについても、書中ゾンビマスター!にこう言わせている。
    「今の医学や生物学を見ていればわかるだろ。人工生殖や遺伝子操作、クローン動物の作製…人は倫理を犯しつつある。その過程でゾンビのような副産物が生み出されても何も不思議じゃないさ。学者は技術自体に罪はないと言うだろう。正しく使用さえすれば問題ないと。けれどその扱いを託すのに人間ほどあてにならない生き物はいないんじゃないか。自惚れの代償がこれだと、ぼくは思っている」
    先日も、無届再生医療で逮捕者が出ている。
    本作品は、ゾンビを通じて、現代への警告の書ともなっているのではないか。


  • 前情報でアレが出てくる事を知り

    ミステリでそれを使うのは斬新で面白そう!と思い購入。

    肝試しの道中にアレに襲われ
    クローズドサークルと化した紫湛荘。

    アレに襲われた登場人物達の真に迫った描写に

    はらはらどきどきしていました。

    下松を見捨てて命からがらに逃げてきた七宮。
    恋人の安否を憂う進藤。

    そして静原を守り、助からなかった明智さん。

    これから起きる事件を鮮やかに推理してくれるだろうと
    願っていた主要人物がまさかの序盤で
    死んでしまって衝撃でした。

    中盤は緊迫したクローズドサークルの中で
    状況を惜しみなく利用した殺人劇。

    個人的にですが、

    アレに噛まれてゾンビ化するかもしれないと
    震えていただろう星川を匿う進藤。

    その死因に涙してしまいました。

    被害者達は間違いなく人間のクズだった。

    でも誰しもがそんな一面を持っていて、

    人間の一番醜い部分を
    曝け出していただけなんじゃないかという

    主人公の吐露には賛否両論がありますが、
    私は好きだなあ。

    映画の放映が楽しみです!

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著者プロフィール

今村 昌弘(いまむら まさひろ)
1985年、長崎県生まれ。岡山大学医学部保健学科卒業後、放射線技師として勤務。29歳で退職し、執筆活動に専念。2017年『屍人荘の殺人』で鮎川哲也賞、本格ミステリ大賞を受賞。ほか、SRの会年間ベスト第1位、「このミステリーがすごい!2018」第1位、「2018 週刊文春ミステリーベスト10」第1位、「2018 本格ミステリ・ベスト10」第1位、第15回本屋大賞第3位、「キノベス!2018」第2位ときわめて高い評価を受け、2017年度エアミステリ研究会ランキング第1位、名古屋大学生協による南部書籍大賞、福井県のみそ店「米五」の社員が選ぶ「味噌屋大賞」などにも選ばれている。2019年映画化が決定。神木隆之介・浜辺美波・中村倫也が出演。

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