ヴェサリウスの柩 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 222
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488494018

感想・レビュー・書評

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  • 同じ説明が繰り返され、終わったと思ったら、まだ話が続いて、冗長に感じた。
    ストーリーは興味深いが、登場人物の描き方が浅く、入り込めなかった。

  • 大学の解剖学教室が舞台。医学全般、私には未知の世界で、知らないことを知るのは楽しくて、、こういうの好き。
    一方、物語のほうは、、。ミステリー要素としては物足りない気もする。リアリティがないのかな。。

    あと、作者の描く女性主人公がみんな一緒なんだけど気のせいでしょうか。背が小さいとか童顔とかそんなに気が強くないところとか。千紗都が塔子に思えて仕方なかった笑。

  • 3- 

  • 解剖学教室を舞台にした物語世界はとても新鮮でした。献体を巡るあれこれ等、未知の世界を紹介する業界ものの小説として魅力が十分出ていると思いました。
    犯人の造形も良く書けており、事件を捜査する過程や、次々に登場する容疑者、意外な犯人、という流れがとても良く、サスペンスとしては良質な作品だと思いました。「死体博物館」という雰囲気も良かったです。
    しかし、推理の要素は稀薄だった為、論理的なクライマックスは盛り上がりに欠けた印象でした。

  • 医学ミステリ。
    解剖実習中に遺体からチューブが出てくる。そこには園部教授に対する告発と脅迫が書かれていた。さらに第二の脅迫状が発見されるなど次々と事件が起き、とうとう殺人事件が起こる。
    ストーリーは良く出来てるし、テンポは良い。ただ、視点が定まらない感じとラストの強引さが気になった。特に犯人については唐突な感じだった。

著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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