サハラ砂漠の秘密 (創元推理文庫 517-1)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (525ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488517014

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  • 【あらすじ】
     その都市に近付いてはいけない!
     未開のアフリカ奥地に存在するといわれる「ブラックランド」!
     近付いた者は処刑されるという。
     ジェーン・バクストンはバルサック調査団に合流し、兄の死因調査に向かう。
     しかしその調査団は何者かに監視され、妨害されていた。
     使用人はサボタージュし占い師は不吉な未来を予言し馬は殺されてゆく。
     さらに偽の命令書によって護衛隊は偽物に交代し、消えてしまった!
     そして夜中に空から聞こえる謎の轟音!
     彼らは無事故国に戻ることはできるであろうか!!
    (以下、HPにてお待ちしております。)
       https://sfklubo.net/wonderfuladventure/
       http://sfkid.seesaa.net/article/475922576.html

  • 19世紀後半のアフリカを舞台にして、砂漠の奥地に秘密裏に築かれた帝国と探検家が対峙する。空想科学小説としても、ミステリーとしても面白い。21世紀の常識からすると理解されない部分もあるだろうが、その示唆するところは科学技術なしで生活が成り立たなくなった現代にも十分に通じる。もっと評価されていい作品。

  • アフリカ奥地を旅する一行!
    挙動不審な案内人と、夜に聞こえる怪音!
    妖しい占い師、現地の村人の怯えた瞳!
    その頃英国で起こった凄惨な銀行強盗!
    有名な軍人の突然の死!

    これらの「点」が、アフリカの大地を旅して行く過程で少しずつ「線」になり、
    背後にひそむ巨大な黒幕の姿が明らかになる…ポーゥ!なんてスペクタクル!!
    本の表紙の紹介文に「007シリーズ等の先駆的作品」とあるけれど、「まさに!」って感じ。

    地味な行程なしっかり続くところも逆にリアリティがあって好き。
    枯れた草原が延々広がって特に大きな感動がないまま進むとか、
    「そうそう、実際の旅って結構そうだよねー」とか思っちゃうもん。
    そうかと思えばジャングル奥地に巨大な暗黒都市が建設されてあったりして、
    地味で淡々とした旅程とそのスケールのでかい新展開とのギャップが「おぉ」って感じで感嘆。

    あと、ヴェルヌの作品は基本的にハッピーエンドなのが本当に好きだ。

  • ちょう面白い!ジュール・ベルヌ最後の作品。人種差別とか結構あるけど、トンガネはもっと評価されるべき。すーごいワクワクする。

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著者プロフィール

Jules Verne, 1828 - 1905.
フランスの小説家。
『海底二万海里』『月世界旅行』『八十日間世界一周』
『神秘の島』『十五少年漂流記』など、
冒険小説、SF小説で知られ、SFの父とも呼ばれる。

「2016年 『名を捨てた家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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