「発問」する技術

著者 :
  • 東洋館出版社
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本棚登録 : 106
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784491033280

作品紹介・あらすじ

本書では、発問の基本ルール「A(Accept・受け入れる)S(Seek・見つけ出す)K(Know・知る)」の法則をもとに、「クラス」や「授業」で活かせる発問テクニックを多数紹介!超人気教師である栗田正行先生が、アクティブ・ラーニングにも活かせる「発問」の極意を伝授する!

感想・レビュー・書評

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  • 発問について、わかりやすくまとめられていて
    読みやすかった!!

    発問によって
    授業をどのように作り上げていくのかが
    大きく変わってくるのだと改めて感じられました。

  • 授業の中で発問はとても重要であると考え、どのような発問がいいのか知りたいと思ったから読んだ。
    発問を行う上での注意点として、発問をした際にはその発問に答えてくれた生徒を受け入れ、その生徒の答えを見い出し、生徒への理解を深めることが重要であることが分かった。また、発問の効果として生徒との関係がフラットになると書いており、授業がやりやすくなりそうだと思い取り入れたいと思った。
    理想の教師像についても書いてあった。その中で教師は怒るときに本当に怒ってはいけないと述べており、あまり怒りの感情を持たない=叱ることができないかもと考えて落ち込んでいたが、むしろ感情的になることがない自分の長所を生かすことができるのではないかと自信になった。これからは怒る演技についても練習していきたいと思った。

  • 発問について簡潔にわかりやすくまとめた本。
    悪くないんだけど、他の本で書かれたことから目新しいものはないかも。
    指針となるべきことはわかりやすいから、自分のやっていることを振り返って評価するのには使いやすい。
    いい発問を考えたい人はもっと違う本を読んだ方がいいと思う。

    とにかくなんとか授業を変えたい、即効性ある本を求める人向けでしょう。
    実践的なテクニックが書かれているので取り組みやすい。先生向けだけど、考える集団を作る基礎として発問を置いているので、先生以外の人でも応用できそう。
    実際に、保護者を対象とした発問の発案もあるので、ひらけた質問が相手の考える力を引き出すんだなといったことがわかりやすい。

    小学校向けだと思われる内容だったので、高校生向けには幼すぎる発問もあるので、普遍的なことを捉えて考えていきたい。

    こういった本で高校向けなものが少ないのが残念。
    目的として、相手の関心を捉えたり、受け入れたりといった発問の姿勢は参考になった。

  • 非常に分かりやすく、シンプルで、だけども言語化が難しい言葉の感覚的な部分に明快に踏み込んだ一冊。どのような発問をするのか、と考える際に、なんとなくいい発問と、なんとなく避けるべき発問に分かれる。その基準をシンプルに示してあって、この著者の頭の中がクリアに整理されていることを感じた。発問に関する自分の中の霧がかっていた部分が晴れる。今の自分の感覚から言っても至極もっともな主張であり、的外れな感じはしないが、未熟な自分でさえも特にハッとするアイデアがなかったところで星4つ。それでも、一読の価値はある。発問は、深い。

  • 自分の授業改善に必要だと思って手に取る。内容としては、たしかに参考となるところもあるが、実践に移す時にまだハードルがあるように感じる。もう少し具体が知りたかった。

    逆転発問、未来発問、重い発問
    板書計画と発問計画はセット

  • <目次>
    第1章  発問の基本ルール「ASK」の法則
    第2章  発問を「クラス」で活かす
    第3章  発問を「授業」で活かす

    <内容>
    アクティブ・ラーニングに合わせてか、栗田先生の本がまだ出た。期待値よりは低く、平均値よりは高い内容か?
    マツダミヒロさんにかなり心酔しているようで、あちこちにその内容が書かれている。悪くはなさそうだが、ハマる危険がありそうな感じ。
    今回はテーマは「発問」だが、自分が講演会などでもうまく考え付かない「質問」を意識して読んだので、やや期待外れだったのかもしれない。

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著者プロフィール

1976年千葉県生まれ。私立高校の現役数学科教員。一度は憧れの教員になるも理想と現実のギャップに耐えられず、心身共にストレスフルとなり退職。飲食業を経て、塾講師へと転身。それらの経験をもとに、今一度教職を選んで現在に至る。「先生と共に学ぶ先生」をモットーに書籍執筆や雑誌への記事投稿に加え、2016年3月より先生のためのメールマガジン『「教える人」のためのメルマガ』、2021年3月からは先生のためのYouTubeチャンネル「先生サロン」で情報発信を行っている(QRコードよりご参照ください)。
『9割の先生が知らない! すごい板書術』『いつも人間関係にふりまわされてしまう先生へ』(共に学陽書房)など19冊の著作(本書執筆時)がある。

「2022年 『なぜか仕事がうまくいく! ストレスフリーな教師の「超」習慣術!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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