フレームワークを使いこなすための50問

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492501986

感想・レビュー・書評

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  • フレームワークを使う目的・タイミングについて知見が深まった。
    「現状分析のフレームワークの地図」については、フレームワークの関係が良く分かった。従来の位置づけとは違う形であるが、こちらのほうが納得できる。

  • PPM、3C分析、SWOT分析、ファイブフォース分析など、巷でよくみかれるフレームワークがあります。

    さてさて、使うのはいいけど、本当に活用できているのっていうのが本書の内容です。

    フレームワークってあるのは良いのですが、それをそのまま使う、その使い方が間違ってます、ちゃんと使えてないというのが実情だと思います。
    フレームワークありきの考え方になり、思考が硬直してしまうということがあります。
    結局、フレームワークに縛られて、実際のところできなかったということが多いのではないでしょうか?

    「ちゃん」と活用する方法が書かれているのが本書です。

    本書を読んで、自分自身も考え直さないといけないと感じました。

  • 「フレームワークの大切さはわかった。で、どうやって使えばいいの?」という素朴かつ本質的な問いに対する答えを提示してくれる本。
    マクロ環境分析、3C分析、SWOT分析…戦略を策定する際に押さえるべき前提条件や課題を整理するうえでフレームワークは大きな助けになりますが、「分析はいつ、どういう順序でやればいいのか」といった具体的な使い方に言及した本はほとんどありませんでした。
    本書は問答形式で、フレームワークの使い方を教えてくれる良書だと思います。

  • 2016.12.03再読ーーーーーー
    社内で事業部部門相手にコンサルティングをしながら、事業戦略を策定しなければならない。
    本書のPART4以降は大変役に立つと思われる。
    以前は前半の方が為になると感じ、逆にPART4以降は何が書かれているのか正直本質的には理解できていなかった。
    しかし、今は生々しくらい理解できる。
    会社を良い方向へ導ける企業人になりたい。
    ーーーーーーーーーーーーー


    日ごろ抱く、社内の誰に聞いてもわかりそうもない疑問の答えが書かれてて、僕にとって、すごくタイムリーに思えました

    この本を手にとってホントに良かった!
    何度も読んで、実行して、自分のものにしよう



    で、この著者「牧田幸裕」さんをググってみたら、この方が、京大ギャングスター(アメフト)ネタを書いているのを偶然見つけて、アメフトネタという事で、ちょっと親近感沸いてしまいました

    「無駄に生きるな、熱く死ね」という、アメフトを題材にしたある映画のセリフも紹介されてて、
    なんだかもう一度だけアメフトしたいなーって衝動に駆られた

    引退試合してないもんなぁ・・・



    京大の「目の前の勝負に負けたら死を覚悟する」

    人生もこの気概だなー

  • なぜフレームワークを正しく使えないのか?それは、、、そもそもフレームワークとは何なのか、腑に落ちていないから(これ私のことですわ)。。。フレームワークとは、様々な情報をある視点から整理する枠組みである。一見バラバラな情報を意味ある塊に整理できる。また、その枠組みは、抜け漏れなく、重複なく、全体として網羅的(MECE)に情報が整理できる。これによって、聞き手にとって、話し手がどのような視点で情報を整理し、どのようなメッセージを主張したいのか説得力をもった主張を感じ、納得できる。。。う~ん、難しい。。。

  • 書店の経営学コーナーに、「フレームワーク○○」とか「○○のフレームワーク」という書籍が、ここ1-2年ほど平積みされているが、私の実感では、本書が出て以降だと思う。

    実際、初版の発行日付を見ると、本書が2009年12月24日となっているが、これ以外の本は、それから半年とか経ってから発行されていたりする。
    でも、残念ながら本書は平積みはされていない。

    私は本書が書店に並んですぐに着目していたが、時間がなかったため読みたいリストに入れてしばらく時間が経っていたが、大学院経営学研究科がスタートする前に会社の先輩の勧めもあり、購入。
    内容については、すばらしいの一言。

    他の方もレビューに書いているので、割愛するが、
    『どのフレームワークをどのタイミングで使うべきなのか?』をわかりやすくレクチャーしてくれている。
    PPM、SWOT、3Cなどについて、自分が如何に理解していなかったかを痛感させられた。

    なぜ、書店で平積みされていないかと言えば、おそらく世の中の人はもっと具体的な答え(How To)が欲しいからではないかと思う。よって、本書のような本質に迫る本は、たくさんは売れないのかな・・・もったいない。

    これから、経営学を学ぶ人は先に読んだ方がいいかもしれないと思う一方、先に読んでも理解できない気もするので、一つ一つのフレームワークを、ふむふむと学習してから読んで本質を学習した方がいいかもしれないとも思う。

    「なぜ中期経営計画は計画どおりに実行されないのか?」という切り口での分析もあるため、企業の戦略部門に属する方、特に戦略とは名ばかりで、戦術立案部署になっている方には読んでもらいたい。

    自分は、本書の主要ポイントをExcelシートにメモをとって、事あるごとに見直してます。

  • 著者は、牧田氏である。
    経歴は、京大−アクセンチュア戦略−BIMビジネスコンサル−信州大学経営大学院准教授
    って感じ。

    本書は、体系的に何かを学ぶという内容ではないし、
    そもそもある程度コンサル知識として各種フレームワークを知っている、
    さらには、業務として経営企画とかコンサルをやっていないと理解の深度が
    浅くなってしまう。そのような感じの本である。

    個人的には、なかなか良かったと思う。
    まぁ、辛口で言うと、”買う”までではないが、手に取って読むのは良い。

    さらに、〜の50問と記載されているため、本当に脈絡のない50問が
    記述されていると思いきや、意外とストーリーがちゃんと構築されており、
    たぶん、そこまでの経験や知識がなくても読み進める事が出来る点は、
    一般レベルのビジネスマンを対象にしているとも取れる内容になっている。

    しかし、内容はある程度の示唆が与えてくれるが、では実際にどうやるのか?
    ってところまでは答えてくれていない。
    例えば、著者は分析の甘さの発生として”情報入手の困難性”をあげている。
    具体的には、競合他社の情報って入りにくいよねと。そうなると、分析って言っても、
    精度が甘くなり、結果的になんとなくの戦略が出来上がってしまうなと。
    だから、ちゃんと競合他社の情報を取るべきだと。

    それは、理解出来る。では、そのような入手が難しい情報をどうやって
    手に入れるのか?そこまでは答えてない。
    たぶん、そこって書ける部分と書けない部分があると思うけど、書ける部分は
    書くべきなんじゃないのか。

    まぁ、CIAでさえターゲット情報の主な入手源(95%程度)は、新聞その他
    普通に手に入るメディアからと言われているので、書く事もあまりなかったのかも
    しれないけど。

    以上

  • 今、一番参考にしている本。どうすれば、計画を実行レベルまで浸透させることができるかが最大のカギ。そのためには、現状分析→戦略策定→事業戦略→マーケティング戦略→実行→結果検証…。
    まあ、PDACサイクルなんだけど、この本はなぜそのサイクルが回らないのか、その理由を分析している。
    法的三段論法を応用すれば、目の前の現状→経営戦略など→結論というフローで課題のあぶりだしを行っているが、まあ課題だらけです(笑)。

  • 分ったつもりのフレームワーク(3CとかPPMとか)の使い方を
    もうちょっとわかったつもりにしてくれました。
    タイムリーなことで考え方として共感できる部分も多かったので
    楽しかったけど
    もすこしケースがわかりやすかったり
    あれ?さっきと違うぞみたいな部分がたまにあったのが気になるところ
    あとは自分で試すだけ!

  • フレームワークって巷でよく聞くから勉強したけど、実際ビジネスの場でどう使ったらいいのかよく分からない。
    そう思っている人は多いのではないか。

    この本はそんな悩みを抱える人にぴったりの本だ。

    SWOT/5forces/value chain等のフレームワークの意味と、それらを「どのタイミングで」「どの様に」使えばよいのかを具体的に解説してくれている。

    ページ数の都合だろうが、もう少しケースがあってもよいかと思う。

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著者プロフィール

牧田 幸裕(マキタ ユキヒロ)
信州大学大学院 経済・社会政策科学研究科 准教授
1970年京都市生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科修了。ハーバード大学経営大学院エグゼクティブ・プログラム(GCPCL)修了。アクセンチュア戦略グループ、サイエント、ICGなど外資系企業のディレクター、ヴァイスプレジデントを歴任。2003年日本IBM(旧IBMビジネスコンサルティングサービス)へ移籍。インダストリアル事業本部クライアント・パートナー。主にエレクトロニクス業界、消費財業界を担当。IBMでは4期連続最優秀インストラクター。2006年信州大学大学院経済・社会政策科学研究科助教授。07年より現職。2012年青山学院大学大学院国際マネジメント研究科非常勤講師。著書に『フレームワークを使いこなすための50問』『ラーメン二郎にまなぶ経営学』『ポーターの『競争の戦略』を使いこなすための23問』『得点力を鍛える』(いずれも東洋経済新報社)などがある。

「2017年 『デジタルマーケティングの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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