キャリアをつくる独学力――プロフェッショナル人材として生き抜くための50のヒント

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492534557

作品紹介・あらすじ

【キャリア論の第一人者が「社会人のための学び」を完全解説!】
【「何かを学びたい人」「教養とスキルを高めたい人」「今、独学を始めようとする人」
にとって最高の入門書!】
【教育にも最適!独学力が高い人材を「育てる」ヒントも満載!】

日本のビジネスモデルは、大変革を遂げようとしています。
「これまでと同じ」では、もう生き残れません。

この先「なくならない」「必要とされる」仕事をするためには、
「真のプロフェッショナル」として成長しつづけ、生き残る必要があります。

そのためには何が必要か?

プロフェッショナルとして生き残るために必要なことは、「学びつづける」ことです。
常に「アウトプット」と「思考の準備」を怠らず、「自論」を語れる人になる。

その社会人の学びは、「独学」が基本。
だからこそ、いま最も求められているスキルが「独学力」なのです。

「新しい時代」の変化に対応する「独学力」を高めるための
「画期的バイブル」「最高の入門書」が、遂に登場です!

【現在、社会で起きている「変化」を徹底分析!】
★「その仕事」がいつなくなるのか
★「人間が担うべき仕事」が、どう変化するのか
★ビジネスモデルの変換で、個人のキャリアはどうなるのか
★日本企業の「タテ型構造」が大きく崩れるときが来た
★「受け身のリスキリング」では、太刀打ちできない

【日本の「タテ社会」から欧米各国の「ヨコ社会」への転換】
★日本の強みが無力化する時代
★自分がいる業界の「ビジネスモデルの賞味期限」はいつ?
★必要なのは「仕事自律」「学び自律」、そして「キャリア自律」の好循環
★お金や社会的地位の「外的仕事満足」から、やりがいや自己成長などの「内的仕事満足」の時代へ

【独学ができる人・できない人では、この先大きな差がつく!】
★ビジネスモデルは「野球型」から「サッカー型」へ
★年功序列、権威勾配がもたらす弊害
★大切なのは「応用力」につながる普遍性の高い学び

【変化の自体に「揺るがない」キャリアの築き方】
★「専門性コンピタンシー」とは何か
★磨くべき専門性を理解し、自分にしかできない仕事をする
★企業にとっても重要な「先物キャリア人材」
★「ピアレビュー(同僚評価)」を重視する
★「ヨコ型のコミュニティ」で専門性を磨く

【自分に合った「独学」を実践するための「50のヒント」を紹介】


◎珈琲店オーナー、サッカー指導者、研究者、企業家──
 一流の独学者4人から学ぶ、キャリアと学びの具体例を紹介

◎アートとキャリアの専門家に聞いた、独学への考察

感想・レビュー・書評

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  • 「独学力」とは我流の独学ではなく、この場合「学びの主体性」で、学びの3つの基本「Why「What」「How」を指す。具体的には縦から横社会(タテ型トップダウンからヨコ型横並びで創発的意見交換する学びの場)だと言う。最近は「リスキリング」など改めて学び直すなどの風潮もあるが、傾向は言葉が英語読みになっただけで昔と変わらない。成功へのヒントなどにある「好奇心・洞察・挑戦・反省・意見交換」のような流れを主体的に動くと言うことが今後大切だ。

  • 今風キャリア構築の考え方を幅広くカバーした本。会社依存から、プライベート重視のやりがい追求型の労働者が増えてきた背景があって、一方で、その変化についていけない人も多い中で、独学力をキーワードに生き残り戦略を考えるキッカケになる一冊です。
    安心社会では、タテ関係特有の権威と同調圧力で閉じられていて、信頼社会では利他主義がベースにヨコに開かれた人間関係という比較がわかりやすい。
    マルチな専門性、リベラルアーツ、連続的な学びと、クランボルツの計画的偶発性理論、等、最近人気のキャリア本の集大成のような内容ですが、紙面の都合?で、あまり深掘りはしていない為、さらっと読めます。
    スペインで初めての日本人女性サッカー監督、佐伯夕利子さんや、スペシャリティコーヒーの品質向上のヒントを探るためにワインを勉強した堀口俊英さんのエピソードなどは理屈でなく実際のエピソードとしてインパクト抜群です。トレンドを捉えている反面、賞味期限がいつまでなのかはわかりませんが、ヒントはたくさんつまっています。

  • 機関銃のようにしゃべり倒す講演会とはまた違った感覚を覚える著書。

  • キャリアアップを求める読者向けの本なので仕方がないのだろうが、あまりに現実に則さない理想論だなと感じた。
    とはいえ言っていること自体は間違いではなく、最初からキャリアアップを目指すと強く決めている人の指針程度にはなると思う。
    サラリーを貰っている側よりも人材をろくに活用できていない経営者にこそ読んで欲しい。

  • ところどころ説教くさいけど読みやすく納得できる部分が多かった

  • 現代社会でなぜ独学が求められるのかを議論する。
    正解のない、変化の激しい現代社会で従来のキャリア形成は実現しない。タテの社会のOJTでの専門性は弱い。横の社会、ネットワークを広げ自ら主体的に学び、強く先端をいく専門性を手に入れることが重要。
    常に関連分野の最新トレンドにアンテナをはり、将来を先読み、先物キャリア人材が必要とされる。
    他の分野とのつながりも意識することで、ネットワークも専門性も広がる。

    正解主義の専門性は淘汰される時代。
    主体的に学び続け、潮流を作る意識で、専門性を磨く。
    学びに終わりはない。

  • ミニコメント
    この本はキャリア論の第一人者が執筆したものであり、社会人としての学び方について解説されています。
    そのことから、これから新たに何かを勉強する方や教養とスキルを高めたい方、独学を始めようと考えている方におすすめです。
     
    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1313296

  • ブルーオーシャン等、人と違うことをするのは学び。前例も無ければ答えも無い。他分野を学び、参考にする応用力が要る。そんな応用力を高めるためのリベラルアーツ。

  • ・受け身の学びではストレスが多く成長も難しい。自分で学びのwhatを見つけられるような力をつけるべき。
    ・フリーランスのキャリアエンゲージメントは組織人のそれよりも格段に高い→自分の強みは何か、次の仕事では何をするかを常に考えている
    ・自分の専門範囲とは全く別のこと(人)と関わりアイデアを見つけるべき
    ・授業はただ聞くのではなく、その授業内容が自分の身の回りの何に当てはまるのか(ニュースなど)を考えるなど、客観的でなく主体的な学び方をすると良い

    キャリア自立とか抽象的な表現が多く、ちょっと分かりづらかったという印象。

  • くそみたいな本

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著者プロフィール

高橋 俊介(タカハシ シュンスケ)
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任教授
1954年東京都生まれ。
2000年に慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授に就任。個人事務所による活動に加え、湘南藤沢キャンパスのキャリア・リソース・ラボを拠点とした個人主導のキャリア開発や組織の人材育成についての研究に従事。2011年より、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。2022年4月より、現職である慶應義塾大学 SFC研究所上席所員。キャリア形成、人材マネジメント、リーダーシップ、働き方改革などに確かな知見を有し、本質を見抜く目に定評がある。
沖縄県那覇市にも事務所兼住居を持ち、1年のうち3割は沖縄で暮らしながら仕事をしている。
主な著書に『キャリアショック』『21世紀のキャリア論』(以上、東洋経済新報社)などがある。


「2022年 『キャリアをつくる独学力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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