EQ こころの鍛え方 行動を変え、成果を生み出す66の法則

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  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492554999

感想・レビュー・書評

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  • EQは元々、「IQが高い人なのに、社会に出るとなぜか成功を収めていない…」という疑問から生まれた概念で、読めば納得のいく内容です。

    逆境やプレッシャーをチャンスと捉えることやポジティブな言葉を使う重要性など、人生のライフハック的なエッセンスが筆者の体験談を通して66の法則が紹介されています。

    ライフハックには、かなり具体的な方法を紹介されているがゆえに、自分とは少し合わないやり方だなと思ったものもありますが、アレンジして使っていこうと思えるような可変性もあったのでよかったです。

  • 今まで読んできた本から積み上げてきていた自分の中での意識を改めて言語化した本。再確認という意味で非常に良かった。
    特に、EQを4つのステップ(識別→利用→理解→調整)で説明しているため、自分の中での不足点が明確に。
    改めて今後実行したい点は以下
    ・逆境やプレッシャーをチャンスと捉える
    ・自分の感情を言語化できるようにする:1日に数回言語化する
    ・ポジティブな言葉を使う
    ・朝を快適に始めるルーティーンを作る:音楽・ご飯・言葉など
    ・メンバーの感情プロファイルを作る:感情メモを取る
    ・日報に今日のありがとう欄を追加
    ・マイナスな感情を抱く状況を理解する
    ・シックスセカンズポーズを実行する:幸せな情景が浮かぶ言葉を唱える
    これを2ヶ月実行して、変化を見る!

  • EQのことを理解するのに役立った。感情を言葉にしてみることで、自分へのフィードバックになって自分への理解が進んで次の行動に移すことができるようになる。

  • EPは以下の4つの能力を経由して発揮される。感情の識別、感情の利用、感情の調整、感情の理解である。

    心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる。

    積極的な言葉を自分のものにしよう。私がやります。私に任せてください。必ずやってみせます。私はあきらめない。このような言葉を自分や自分の部下が言えるようになったら、会社の活力が上がる。

    感情の調整力を高めるための訓練が、日常的に決断を速くすると言うものです。決断するには感情の調整が必要ですが、できなければ、まず決断する癖をつけて感情の調整力を高めましょう。

  • 気持ちの伝え方、要求の伝え方によって結果が変わる。
    同じメッセージも批判的、攻撃的に伝えてしまう人は社会的スキルが低い。
    人はその時の自分の感情で振る舞いが変わる。場面によって態度や言い方が変わる。
    自分の感情を認識してコントロールすることが重要。
    自分が今どういった感情の状態にあるのかを知る能力
    感情を分析し現場にどう影響するかを把握し、適した状態へと導く能力
    相手の感情を読み取りそれが相手の行動にどう影響しているかを推し量る能力日
    感情の力を利用し活動に生かすためコントロールする能力
    EQとはもともと備わっている能力であり無意識のうちに日常生活に影響与えている
    訓練によって伸ばすことのできる能力でありその結果仕事や対人関係に良い影響をもたらすものである
    感情の大切さを知る、感情に注目する、感情に賢くなる

    感情の持つ特性を知る。
    認識→感情の利用(共感)→感情の理解(理由)→予想→行動の選択→感情の調整
    相手に対して適切に働きかけるために、自分の感情を行動に合わせて調整する。

    逆境が起こる限り、僕たちは成長し続ける
    野球の松井選手の座右の銘はEQの考え方と似てる(心が変われば〜)

    考え方のクセが行動に出る
    行動を習慣づければ考え方も変化させられる
    型を覚えてオリジナリティを出していく

    EQの高い人はひとの心に火をつけることができる。

    EQ開発
    ①自分の感情を把握する
    今感じている気分を意識する。定期的にその都度気分の状態、変化と行動の関係を理解する。
    気分を表す言葉をたくさん知る。人は気持ちを言葉で考えている。感情を細かく分類してより正確に把握することができる。
    今の自分の感情を言葉で表現してみる。理由も説明する。強弱や濃淡を加える。
    ②利用
    意識して明るい言葉を使う。口に出す。
    自分の気持ちと相手の変化を観察する。
    積極的な言葉を使って鼓舞する。楽しみだ!
    自信過剰な言葉を使う。私はすごい!最高だ!
    逆にネガティブな言葉も使ってみる。自分の変化を観察。
    嫌な思い出を客観視して、自分の気持ちの感情を分析。
    良い時と悪い時の違いを感じる。
    縁の下の力持ちをやってみる。
    一流選手は周囲への感謝を忘れない。良い人が集まってパフォーマンス力が上がる。
    みんなにお礼、掃除、何かしてあげることが自分のEQを上げる。
    鏡で自分の顔を見て感情を調整する。折に触れて確認する。
    思い切って元気よく大きな声で話す。普通よりも大きな声で。
    好きな音楽を聴く。色んな音楽を聴いて自分の感情の変化を確認する。
    悪口を言ってみる。
    自分の気持ちが高まる事をする。自分へのご褒美だと認識する。
    誰にも邪魔されずに1人になる時間を作る。
    前向きで肯定的な言葉は、相手をやる気にさせる。
    否定的な言葉は逃げや隠しを誘発する。
    1日ひとつ、小さな事でも宣言通りの行動をしてみる。
    様々なシーンで拍手をしてみる。
    立場を変えたロールプレイをしてみる。お客様への言い方など。

  • やっぱり人は感情で動くんだよね。どうしても扱いやすい論理に走りがち。
    もっと相手の感情に配慮することで全てがうまく回り始めるという好循環を産んでくれる。

    感情の識別、、感情の理解、感情の利用、感情の調整というプロセスを踏んで感情に配慮することでEQは高められる。

    ポジティブな言葉を使うことで周りがポジティブになる。結果として自分もポジティブになる。
    感情を表す言葉を多く持っておくことで、より繊細に感情を識別できるようになる。

    ・感情を表す言葉
    ・褒める言葉
    ・積極的な言葉
    ・励ます言葉
    ・熱血語

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA65927674

  • 自分の心を知ること。自分の心を変えること。
    他人の心を知ること。他人の心を変えること。

    P28 EQの考え方の新しさは、感情をうまく調整したり利用したりすることも能力の一つとしているところであり、論理的思考力などIQ的能力を十分に発揮するためにも、それが前提となるという点です。

    p88 これらの言葉はそれぞれに微妙なニュアンスを持っており、異なった感情の状態を表しています。こういった感情を示す言葉を多く知れば、(中略)自分の気持ちをより正確に表現できるようになるのです。
    (言葉が世界を規定する!)

    簡単なようだけど、言葉1つで自分のモチベーションや他人の感情は変わっちゃうんだなと気付きました。「空気を読む」「対人能力」と呼ばれているものを測れる要素ごとに分解すると、EQなのかもしれない。そしてI.Qと違って訓練による向上が可能なことに希望が持てた。

    大げさな言葉でも、ポジティブな気持ちを引き出すには役に立つのだろう(気持ちがポジティブであることは良いことだ、という暗黙の決まりが見える)。
    うまく出来ないと、相手のその場しのぎの言葉に一喜一憂したり、口は笑っていても目は冷たい、言葉だけが空回りする、ということも考えられるから、必ず言葉には、気持ちがセットでないといけないよな、とも思いました。

    自分の言葉でいうのなら、徳を積もう。よく寝よう。

  • 何年か前、仕事で部下を持つような立場になり、プレッシャーと業務量に押し潰されて半ば鬱のような状態になっていた頃、感情のコントロールに興味が出て購入していた一冊。読みかけのまま長いこと積んであったものをようやく読破。
    内容的にはいまひとつだった。
    どうにも話が発散的で、「こころの鍛え方」とある割にいつのまにか筆者の体験談ばかりになっていて、説得力があるようなないような。
    15年という時代のせいなのか、他の要因か、今の自分には得られるものは少なかったと思います。
    ただ、感情を表す言葉、については言われてみるとあまり思い付かないことに気がついた。語彙を増やしたい。

  • 2017/3/29

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著者プロフィール

高山 直(タカヤマ ナオ)
株式会社EQ会長
株式会社EQ取締役会長兼EQエグゼクティブ・マスター。1957年広島県生まれ。1990年にアメリカで提唱されたEQ理論をもとに、個人のやる気や情熱、「志」などの潜在的な能力や可能性が学歴に関係なく、公平、公正に判断される社会の創造をめざして、1997年に株式会社イー・キュー・ジャパンを設立。日本初のEQ事業をスタートさせる。
EQ理論提唱者のエール大学のピーター・サロベイ博士(現・学長)、ニューハンプシャー大学のジョン・メイヤー博士との共同研究で、EQ理論に基づいた「個人の自立と成長を支援する」プログラムを開発する。
著書に『EQ こころの鍛え方』『EQ こころの距離の近づけ方』(ともに東洋経済新報社)、『EQ入門』(日経文庫)、『EQ 相手のこころに届く言葉』(日本実業出版社)などがある。

「2016年 『EQ 「感じる力」の磨き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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