- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492556375
感想・レビュー・書評
-
最近の書店を眺めてみると自己啓発本、
経済本などと併せて人気上位にくる本が
あります。
そう、勉強方法を提示したハウツー本です。
世間的に一流の域にある人は、自分なりの勉強方法が
ありますので、プロの数だけ勉強法があるといえます。
そして、これだけ勉強本が発売されると、
どれを読んでいいか悩んでしまいますよね。
そこで、おすすめなのが、この京大教授である
鎌田先生の勉強本です。
鎌田先生は、言います。
アウトプットのためにインプット(勉強)を
求めている。アウトプットを認めてもらえないような
勉強法は、大人にとって「価値」がない。
うーん、厳しいですよねー。
でも、よくよく考えてみると、みんな何か目的が
あって勉強してるわけで、周囲に影響を及ぼし、
社会還元できた時に満足するんです。
だから、承認されることも、大事な要素
なんですね。
こういう鎌田先生だから、一生使える勉強法を
提示してくれています。
○三つの能力を磨くこと。
1)コンテンツ能力
2)ノウハウ能力
3)ロジカルシンキング能力
この3つの能力は非常に大事だと言います。
コンテンツは、知識です。何かを人に説明する場合には、
膨大な知識がベースにないと相手にうまく伝えることが
できません。また、知識そのものがないと内容が空っぽ
になってしまいます。
そして、知識があってもうまく使いこなすノウハウが
必要です。これは、時間をうまく使いこなすことや、
パソコンでのアプリを使いこなす能力だったりします。
そして、最終的には、理論だてて考える能力が必要です。
これがロジカルシンキングです。
物事を論理展開できれば、企画にもできるし、
相手に伝えて納得してもらうことも可能です。
3者をバランスよく身につけることが、成長の早道
のようです。
○自分の時間を増やすこと。
勉強する時間なんてないと言う人がいます。
それは、ウソです。時間は、与えられるものでは
ありません。自らがつくりだすものです。
鎌田先生は、時間は、2種類に分かれるといいます。
「自由裁量できる時間」と「他人に従っている時間」です。
そして、勉強するならば「自由裁量できる時間」をつくら
なければなりません。
たとえば、
○残業をやめてみる。
○他人ができる仕事は、他人に任せて時間枠を増やす。
○通勤電車の時間を利用する。
○仕事の優先順位を決め、処理を早くする。 など
確かに時間は有限なので、自らつくりださない限り、
一生時間がない人生で、慌ただしく終わってしまう
かも知れません。
自分時間をつくりましょう!
○パソコンはアウトプットに使うこと。
これは、そのとおりだと思います。
インターネットがはじまったばかりのころ、
WEBサイトばかり眺めていて、あっという間に時間が
無くなってしまったのを今でも覚えています。
また、毎日送られてくるメールを処理していると、
それだけで時間が無くなってしまいます。
メール達人は、時間を決めてやれと言ってました。
つまり、パソコンは、使い方によっては時間泥棒に
なるので、アウトプットするために使うことを
提唱しています。
この3つのポイント以外にも、
入門書は、最低3冊買えとか、飲み会に2時間以上
いてはいけないとか、面白い指南でいっぱいです。
パっと読んで、すぐに納得のできるおすすめ勉強本です。
そうそう、これは読むだけでは勉強になりませんので、
必ず1つは、実行してくださいね。
それではまた、スズセンでした。
http://ameblo.jp/suzusen/entry-10236002299.html詳細をみるコメント0件をすべて表示