おしいれのぼうけん (絵本・ぼくたちこどもだ)

  • 童心社
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感想 : 429
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494006069

感想・レビュー・書評

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  • 子どもの頃、ドキドキしながら母に読んでもらった事が忘れられない、怖~い本。
    そろそろいいかな?と、満を持して7歳と5歳の息子たちに読んであげました。
    反応は・・・「おしいれのぼうけんは、もうぜったい読まないで!」
    でもきっと、また読みたくなるんだよ、怖いものみたさでね。

  • 悪いことをして押入れに入れられてしまった、さとしとあきら。「ごめんなさい」と謝れば出してもらえるのだけど、「おしいれの外でかんがえよう」と言ったさとしの言葉を聞いてくれなかったことに腹を立て、謝りたくないさとしがあきらをはげましながらおしいれの中の想像の世界でぼうけんをしていくおはなし。

    ねずみばあさんやねずみたちに追い詰められるシーンは本当に怖く、早く謝ってしまえばいいのに・・・とはらはらどきどきすると同時に、くじけそうになるあきらをはげますしながら、自分を信じ最後まであきらめないさとしのに感心してしまいます。

    先生もどうしたものかと考え込んでしまい、最後には「おしいれの外で考えてもらったほうがよかった」と謝ります。

    自分が正しいと信じたことはどんなに困難でも貫いてみようと勇気が湧いてくるお話です。

    大人は絶対に正しいと正義を押し付けがちだけど、子供から教わることもあると大人の側も考えさせられます。

  • ご存知1974年以来、子供たちに読み継がれて150万部を超えるミリオンセラー。黒色の表紙の本は売れないとジンクスがあったようだが、この黒は押入れの中で始まる怖い世界を表したもの。悪い事をして押入れに入れられてしまう、さとしとあきらが自分なりの価値観を貫く姿勢、そして彼らの態度を通して、本来「先生が絶対なのだ」という立場の先生の意識が彼らによって、だんだんと移り変わる様が何とも共感を呼ぶ。これを読むと自分自身「母だから絶対なのよ」とやみくもに権力を振りかざしていないか・・・どうかを振り返らずにはいられない。さとしとあきらの自分を信じる力は素晴らしい。

  • 結構長いお話なのに、子供釘付け。

  • 園児の頃から好きでしたが、久しぶりにまた読みました。ドキドキ

  • 小4男児
    ベストセラーなのに親も未読だったため
    読み聞かせしつつ一緒に…

    読み聞かせをするとしっかり聞いてくれるタイプではあるけれど
    読み聞かせの最中に「おもしろい この本おもしろい」と言ったのはこの本が初めて
    最初は「怖い本かな?」と怖々きいていたものの
    話が進むにつれ前のめりで挿絵を眺め
    一緒に冒険しているようでした

    読後も「おもしろかったー」
    自分も読んでいて楽しかったです
    子どもの時に読んであげられてよかったです
    やはりベストセラーにはベストセラーの理由があるのだなと実感

  • 記録用

  • ぼくだったら、ポケットに、トミカの、パトカーをいれるな!あきらタヨリニナルー

  • 子どもの頃に読んだ思い出に残っている絵本は?と聞かれたら、この本を選ぶと思う。
    他にもたくさん読んでいるけれど、絵本で思い出すのはこの本。
    黒にオレンジという、絵本にしてはちょっと変わっている表紙のせいかもしれないし、押し入れという身近な場所での冒険譚(!?)のせいかもしれないし。
    とはいえ、内容はきちんとは覚えていなかったのだけれど、あらためて読んでもおもしろかった。

    今や、おしいれのある家に住んでいる子供のほうが少ないのだろうか?

  • こわくて好きだった絵本。

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著者プロフィール

ふるたたるひ

「1970年 『ロボット・カミイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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