にちよういち (童心社の絵本)

著者 :
  • 童心社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494012091

感想・レビュー・書評

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  • 高知県高知市では、日曜日に市がたちます。
    農家の人たちが野菜や果物を売るほか、いろいろな店が並びます。

    南国土佐、というだけあって、挿絵の中はとても暑そうです。
    屋台や人々の濃い影に、朝から暑い空気を感じます。

    お店の人や道行く人は土佐弁で楽しそうに話しています。
    会話が活き活きしています。
    方言のチカラ、ですよね。
    最初何を言っているのかわからなかったけれど、
    絵を見ながら何度も読んでみると…あ、わかる!
    方言て、そういうものですよね。
    (※一応、巻末に土佐弁を標準語に直した文が載っています)

    市は活気にあふれています。
    絵や会話を見ているだけで元気がこちらにも伝染ってきます。
    行ったことのない土佐に、行ったような気分になりました。

    迫力ある題字もいい感じ!

  • 高知の「にちよういち」の様子を描いた絵本。1979年発刊なので舞台は70年代か。西村繁男さんの細かい書込みは、ストーリーがあり見ていて飽きない。子どもの最後の台詞は、これからも続く未来を感じさせて良い

  • にちよういち。

  • 高知市内の中心部に日曜日に開かれる日曜市。そこにおとずれたおばあちゃんと孫の何気ない日常を描いた作品。
    土佐弁が懐かしい。日曜市にまた行きたくなった。高知出身の人はまちがいなく郷愁を覚えるはず。全国で読まれていると思うとうれしい。

  • 日常が生き生きと、それでいて地元愛に溢れて描かれている。

  • 図書館でジャケ借り。

    8歳児Fは先に一人でフーンと読んでいて、「ねこがでてくるの」と話してくれていた。

    昨日読んだら8歳児Fも3歳児Aも聞いてた。
    高知の日曜市、行ってみたいなー。いろんな売り物の絵が目に楽しい。
    最後のページには高知城も見えるぞ。

  • ある夏の高知県で開かれる朝市のお話。絵がとても綺麗である一方優しいです。どこにおばあちゃんとあつこがいるのか探すのも楽しいです。方言が分からなくても後ろに解説があり、大丈夫でした。

  • 土佐弁、いい感じですね♪

  • 基本図書のようなので、よんだ。

    あっちゃんとおばあちゃんが、四国・高知市の日曜市へ出掛けるおはなし。

    ぎりぎりわかる方言の響きが、いい感じ。(大人なら、巻末の共通語を見なくてもわかるレベルの方言だ。)
    『やこうれっしゃ』といい、こういう見渡す絵本って楽しいのだ。
    私の地元に日曜市はない。
    地域のお祭り、露店、のような感じだろうか、わくわくしちゃうんだろうなぁ。
    やっぱり地産地消が理想的だよね、物と者の面から考えて、などと感じる。
    日焼けした背中と、日焼けして光った腕が、むしょうになつかしいのは、なぜだろう。
    チューリップハットやリュック、若者の服装、ぱんぱんのリュック、ザ・昭和。
    少し意外な終わり方だった。

  • 西村さんは絵がいい。「絵」本です。話しは高知弁なので、ちょっとわかりにくい。肉声だと違うんでしょうね。子どものロマンも詰まっている。

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著者プロフィール

1947年高知生まれ。絵本の仕事に『絵で見る日本の歴史』で絵本にっぽん大賞、『絵で読む広島の原爆』で産経児童出版文化賞、『やこうれっしゃ』『おふろやさん』『チータカ・スーイ』(いずれも福音館書店)、『にちよういち』で児童福祉文化賞、『がたごと がたごと』で日本絵本賞、『はらっぱ』『ピチクルピチクル』『おばけでんしゃ』(いずれも童心社)、『おでんざむらい』(くもん出版)、『雪むかえの村』(アリス館)、など多数。

「2007年 『絵本もうひとつの日本の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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