この世にたやすい仕事はない

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.67
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本棚登録 : 1981
感想 : 288
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532171360

作品紹介・あらすじ

「コラーゲンの抽出を見守るような仕事はありますか?」燃え尽き症候群のようになって前職を辞めた30代半ばの女性が、職業安定所でそんなふざけた条件を相談員に出すと、ある、という。そして、どんな仕事にも外からははかりしれない、ちょっと不思議な未知の世界があって-1年で、5つの異なる仕事を、まるで惑星を旅するように巡っていく連作小説。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルを見て期待し過ぎた。
    本当に面白くない
    逆によく書けるなというほどに終始面白くなかった

  • 時々、他の仕事をしていたらどんな感じかなあと考えることがあります。
    この本は、そんな妄想を叶えてくれます!
    どんな仕事にも良い面と悪い面があるという当たり前のことを、
    少し現代のホラーっぽい部分も含めて書かれています!

    しばらく今の仕事で頑張ろうかな、と思います。

  • ただ今、私自身も求職中なので
    これから出会う仕事と人間関係を
    少し身に染みながら(笑)読んでました!
    ハローワークの方から私も本のように仕事を紹介されたいです(笑)アシュトンカッチャ~のくだりらへん好きです。

  • すごく面白くて1日で読み終わった。この著者の他の本も読んでみたい。

  • (2024/03/26 2h)

    さまざまな職種のリアルな内情を明かす系の小説かと思ったら、世にも奇妙な物語系のファンタジー小説だった。

    サクッと読めておもしろい。
    バスのアナウンスと路地の話が好き。

  • いくつかの職業でのお仕事小説とそれにまつわる、プチミステリー謎明かし。謎が少しずつあって、飽きずに読めた。

  • 今の時代、こんな仕事内容はないだろう!とツッコミたくなる。転職重ねて最後は始めの仕事に戻る気になれてよかった

  • ちょっとおかしな、変わった仕事に対する人間模様を描いた作品。題材は悪くないはずなのに、文字数の多い地噺っぽい語り口に疲弊してしまう。合う合わないが非常にはっきりした作家さんだろうなというのが率直な感想である。人物の描写は素晴らしく、このキャラクターはこんな姿だろうなと絵がなくても想像できるので人物観察眼が鋭いのだろう。お仕事の内容の奇妙さが面白いと思うので、そのあたりについてもう少しオチのようなものがあればもっと良かった。

  • 不思議な感覚。どんな仕事も不思議な事が起こる主人公の話。

  • こんなに時間をゆったりと使う仕事もあるんだなぁ。

    読みながら、ふじこさんに相談したり、無性におかきが食べたくなりました。

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著者プロフィール

1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で第21回太宰治賞。2009年「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞など。他著作に『ミュージック・ブレス・ユー!!』『ワーカーズ・ダイジェスト』『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』『やりなおし世界文学』『水車小屋のネネ』などがある。

「2023年 『うどん陣営の受難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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