遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

制作 : 伏見 威蕃 
  • 日本経済新聞出版社
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本棚登録 : 272
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532176334

作品紹介・あらすじ

■ピュリツァー賞を3度受賞した世界的ジャーナリストが放つ、全米大ベストセラー!

■「何かとてつもないこと」が起きている――社会のめまぐるしい変化を前に、多くの人がそう実感している。
だが、飛躍的な変化が不連続に高速で起きると、理解が追いつかず、現実に打ちのめされた気分にもなる。
何より私たちは、スマホ登場以来、ツイートしたり写真を撮ったりに忙しく、「考える」時間すら失っている。
そう、いまこそ「思考のための一時停止」が必要だ。

■「平均的で普通な」人生を送ることが難しくなった「今」という時代を、どう解釈したらいいのか?
変化によるダメージを最小限に抑え、革新的技術に対応するにはどうしたらいいのか?

■常識が崩壊する社会を生き延びるヒントを教えてくれる全米大ベストセラー。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が選んだ「いま読むべき」本。

感想・レビュー・書評

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  • トーマス・フリードマン氏には、フラット化する世界で胸を射抜かれてから、所謂ファンだ。ニューヨークタイムスのコラムも以来読んできた。本書は氏の集大成かつ真骨頂という内容。早過ぎる時代の変化を、楽観的な調子を貫き、科学技術へのリスペクトをふんだんな事例で織り込んで、全網羅的に展開している。刺激的だ。下巻に進もう。

  • 2007年の記述が興味深い

  • 遅刻してくれて、ありがとう(上)は、主にテクノロジーの分野において、例えばムーアの法則のように進化が今までにない速度で起こっており、人間の進化の度合いを超えていることを様々な視点から紹介する本です。

  • 題名に象徴されるように、テクノロジーの進歩により、常識が覆る様が描かれている。日本はまだ本書に描かれる状況まで至っていないように思いますが、近未来の姿とともに、自分がすごい時代を生きていることを実感。下巻も楽しみ。

  • 「フラット化する世界」のような名作を書いてしまうとやはり後が難しいのだろうか。悪くはないが良くもない、という感じ

    ムーアの法則通りのコンピュータ速度の進化、著者が「スーパーノバ」と呼ぶインターネットやクラウドの時代。人間と社会はこれまでずっと、だいたいにおいて変化に着実に適応してきたが、テクノロジーの変化は急激に加速し、それらの変化をほとんどの人間が吸収できる平均的な速度を超えてしまった。

    少し立ち止まる瞬間が必要なんではないだろうか?待ち合わせの時に相手が遅れてくると、その間、色々と考え事もできてありがたい、というところからタイトルはとられている。

    ・人々はどんどんいらだっている。ウォルマートによると人は100ミリ秒ごとにいらだち、二分の1秒サーバーの反応が遅れると買うのをやめてしまう(遅れが生じるたびに取引処理が2%減る)

    ・これまで、仕事は見つけるものであったが加速の時代にあっては仕事を創り出さないといけない。エスカレーターの速度より速く昇らないといけないので、たえず自分を作り直し、生涯教育に邁進し続けないといけない。学習は知識よりも重要になってくる。

  • 技術変化,グローバリゼーション,自然の変化の速度がかつてないほど加速し,人間の適用する速度を上回ったとのこと。変化の最先端の知識がないので,もっと知ることができればと思った。

    個人的には,テクノロジーの変化のスピードと大学のカリキュラムの対応のところが気になった。テクノロジーが発展していくなかで求められる技能も異なってくる。そうしたなかで,高等教育機関や職業訓練機関はどのように対応すればいいのか,そんなことも調べれたらいいなと思った。

  • 【高速回転のコーヒーカップの中心で】テクノロジー,市場,気候変動という3つの要素が著しく加速傾向を見せ,もはやかつての暮らしに戻ることのできない世界をどう生き抜くかを説いた作品。絶え間なき変化の必要性と根強いコミュニティの安定の重要性を軸として筆が進められています。著者は,『フラット化する世界』等の著作で知られるニューヨーク・タイムズ紙のコラムニスト,トーマス・フリードマン。訳者は,これまで著者の翻訳を多数手がけてきた伏見威蕃。原題は,『Thank You for Being Late: An Optimist's Guide to Thriving in the Age of Accelerations』。

    もちろんアメリカの読者が一義的には想定されているのですが,同時代に生きる人であれば,読んで損はまずないであろうと思える一冊でした。歴史の転換点としての2007年というのは説得力がありましたし,ミクロのレベルから社会が力強くあるという方向性にも,アメリカ的な魅力を強く感じました。

    〜本書執筆の旅で私が学んだもっとも重要な個人的,政治的,哲学的教訓は,もっと枝分かれしろと世界に要求されればされるほど,私たちはいっそう,信頼という表土に根をおろさなければならないということだった。信頼こそが,すべての健全なコミュニティの基盤なのだ。私たちは表土から栄養をもらっているのだから,表土に栄養をあたえなければならない。〜

    読みやすい翻訳もお見事☆5つ

    ※本レビューは上下巻を通してのものです。

  • ビジネスフローも、自分のOSもアップデートしていく時代。
    (にしても本のタイトルがオシャレだよな)

    #遅刻してくれてありがとう #読書記録 #読書記録2018

  • 東2法経図・6F開架 304A/F47c/1/K

  • 題名だけみて、意味がわかりませんでしたが、「この忙しい世の中、相手の遅刻によってもたらされた時間は『考えるため』に有り難い時間である。
    そんな意味が題名込められているようです。

    中身は、今の言う世の中が、これまでにどう変わって来て、これからどう変わっていくのかについて実例を挙げて様々な視点で書かれてますが、正直私には難しかったようです。

    言わんとしていることは分かるのですが、訳がしっくり来てない感じがします。(疲れが溜まってて、頭がうまく働かないと言う身体的もあるかもしれません)

    とは言え、言いたかったこと、
    この忙しく速さも求められる時代、しっかりと「考える」ことが大事であることは理解できました。


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著者プロフィール

ニューヨーク・タイムズ紙外交問題コラムニスト
1953年ミネソタ州生まれ。ブランダイス大学卒業後、オックスフォード大学で修士号取得(現代中東研究)。UPI通信に入社し、1979年から81年までベイルート特派員。その後ニューヨーク・タイムズ社に移り、ベイルート、エルサレム両支局長を歴任。その間、ピュリツァー賞を2度受賞。89年に帰国し、ホワイトハウス担当首席記者を経て、95年からニューヨーク・タイムズ紙の外交問題コラムニスト。2002年、テロ問題に関する執筆活動により、3度目のピュリツァー賞を得る。著書に、全米図書賞を受賞した『ベイルートからエルサレムへ』、世界的ベストセラー『レクサスとオリーブの木』、『フラット化する世界』、『グリーン革命』などがある。

「2018年 『遅刻してくれて、ありがとう(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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