ガリガリ君の秘密: 赤城乳業・躍進を支える「言える化」
- 日経BPM(日本経済新聞出版本部) (2019年6月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532198985
感想・レビュー・書評
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社員1人1人が自分のために働いている、でもそのように教えることが結果的に会社の為に働きたいと思う心に繋がっている。素敵な会社、理想的である。
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ガリガリ君でお馴染みの赤城乳業について、色々な角度から会社の躍進の秘密を取材したものを本にまとめた的なやつ。
社員の上下関係関係なく、仕事を色々任せてみたり、ジョブローテーションで経験や責任を持って仕事に取り組んでもらったり、社長自らが朝早く起きて社員へあいさつ運動している…と言うような内容も見られた。
会社の中では、たしかに色々な工夫を凝らして新商品を開発したり、その商品開発の裏には社員の人の試行錯誤があったりするのだと思う。
これまでに発売された赤城乳業の商品についての紆余曲折の話や、現在会社の中心となっている人のエピソードはとても面白いし赤城乳業ってユーモアのある会社なんだなあと言うのが本を読む限りとてもよく伝わってくる。
どうしても働いている人間からすると、本に書いてあるような綺麗な部分だけではなく、会社という組織には絶対どこかに歪みがあるのでは?と考えてしまう。赤城乳業がそうした歪みにはどのように対応しながら売り上げを伸ばしているのかとても気になる。 -
中小企業ではなく、強小企業を目指す赤城乳業に根付いた風土について説明している書籍。縦割り組織だけではない横串組織としての委員会制度、その委員長含めて若いものに権限委譲して任せる人材配置、若いものでも言える化ができている土壌など、参考にすべき点は多い。