人生100年時代の年金・イデコ・NISA戦略

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  • 日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532358952

作品紹介・あらすじ

     イデコ、NISA、公的年金の相次ぐ改正
 100歳まで生きた時、フル活用する人は2000万円の差も!
     老後の備え、もう一度見直すチャンスです。

◆制度改正を上手に活用して「老後の備え」を見直す
 2022年5月からiDeCo(イデコ)の加入可能年齢が拡大、2020年度の税制改正で使いやすくなったといわれるNISAも2024年に新たな制度がスタートする予定など、いま「人生100年時代」を見据えた資産づくりを見直す好機を迎えている。公的年金制度も2020年5月に成立した「年金制度改革関連法」のもと、2022年4月から順次施行される。
 まさに、リタイア後の最大の支えである公的年金と、イデコ・NISAといった自助努力を総合し徹底活用できるかどうかで、老後の生活が大きく変わる時代に突入したのだ。

◆「お金を殖やすツボ」がわかる一冊
 本書は、日経で一番詳しい金融記者が、最新状況を踏まえ、新たな制度の活用と「お金を殖やすツボ」をわかりやすく解説する。昼のテレビ番組で取り上げられるなど話題となった好評既刊『人生100年時代の年金戦略』、および同じく話題書となった『税金ゼロの資産運用革命』の2つの本のエッセンスを最新のものに更新・統合し、この一冊で「人生100年時代」に備えられる決定版とする。
 著者の試算では、2022年から24年にかけての大改正により、公的年金、イデコ・NISAなどをフル活用するかしないかで、100歳まで生きた時、2000万円の差が生まれるという。そうした試算もわかりやすく織り込みながら、ポイントを具体的に解説。給与所得者から自営業、パートまで、「新しい日常」の時代に人生を謳歌したいすべての人に必携の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 【年金辞書】
    年金ルールが変わるということで入手しました。

    年金部分は詳細でわかりやすいです。
    運用部分は別の書籍に任せてもよかったような気がします。そうすれば1/3程減らすことができ、年金に特化してすっきりした感じになると思います。

  • マネーの学びで革ジャンでお馴染みの田村氏の著書。   人生のお金にまつわる内容が盛り沢山。
    ・年金を年1万円増やすには、生涯年収を180万円上げればいい。
    ・高齢2人世帯 平均3.3万円取り崩す必要有り
    ・国民健康保未納が50%というのはデータの綾。実際は1.7%しかいない。
    ・65歳受給と比べて総受給額が上回るのは11年11か月
    ・繰り上げ返済をすると、障害年金も貰えない。
    ・住民税をわざと非課税にする運用方法も有るが、リスクも有り
    ・老齢在職年金を受けて働いている期間も収入に応じて年金が増える。
    ・専業主婦 106万円越えで目先は手取り減でも将来取り戻せる。
    ・労金 IDECO スペシャルサイト 節税シュミレータが計算しやすい。
    ・企業型DCはイデコより有利なしくみ 税金が安くなる

  • 年金制度、iDeCo及びNISAの詳細な説明をされています。

    特に、年金制度とiDeCoの説明の箇所は、あまりにも説明が詳細だったので、自分には関係ないと思った箇所は、思い切って読み飛ばしました。

    記載されている全部を理解しようとするのではなく、自身のその時々で興味ある制度について、辞書代わりに読んだ方がいいかもしれません。
    なにせ、330ページ以上もありますので。

  • 年金制度、iDeCo、NISAがわかりやすく体系的に学べた。

    老後2,000万円問題や年金制度は維持できるのかなど漠然とした不安があったが、論理的かつ具体的に解消してくれた。

    iDeCoで年金のカバーを、つみたてNISAで短期的な資金のバックアップを、そして少しでも長く厚生年金で働き、68、69歳まで年金は繰り下げを目指す。

    商品はトータルコストの低い全世界投資をネット証券でがセオリー。

  • 年金制度やiDeCo、NISAについて、その制度の概要だけでなく、具体的な試算で将来どうなるか等、また、iDeCoではどこそこのどの商品がオススメのような話を知ることが出来ました。お陰様で、ずっと悩んでやってこなかったiDeCoを始める決心がつきました。
    ただ、初心者には理解が難しい箇所が多々ありました。

  • 『人生100年時代の年金戦略』の著者による、老後の資金を増やすための本。
    公的年金のあまり知られていない事実、イデコやNISAの制度の詳細について学ぶことができた。最新の情報として今後の法改正についても説明があり、今後数年は使えそう。

  • 「日本の年金制度は破綻している」と思っている人はこの本を読んでみてほしい。
    日本の中で最強の「保険」が公的年金制度。

    「公的年金の本質は「長生きリスクに備える保険」で、最大の利点は終身でもらえること。」

  • 勉強になった。『将来年金がもらえない』と不安になっている人はこれを読むと安心できるのではないか。つくづく公的年金保険はよく考えられているなと感じた。2022年のイデコ等の改正内容にも通じた老後の資金計画を考える上でとても参考になる。年金制度について批判をする前に自分がいくらもらえるのか算段をつけないと、と感じた。

  • 年金の仕組みや考え方、イデコやNISAの考え方がこれでやっと体系的に理解できた。年金は掛金の損得ではなく、長生きに対して死ぬまで支給されるので、長生きに対するリスクの保険である、という考え方に納得。長く働き続けることが、お金的にもQOL的にも大事。

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著者プロフィール

日本経済新聞編集委員
社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー(CFP)、証券アナリスト(CMA®)。
著書に『人生100年時代の年金戦略』『税金ゼロの資産運用革命』『老後貧乏にならないためのお金の法則』(いずれも日本経済新聞出版)など。田村優之の筆名での小説で開高健賞。経済小説『青い約束』(ポプラ社)は13万部のベストセラー。

「2021年 『人生100年時代の年金・イデコ・NISA戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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