マンガでわかる家族療法 親子のカウンセリング編

著者 :
制作 : 武長 藍(マンガ) 
  • 日本評論社
3.92
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本棚登録 : 125
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535563629

作品紹介・あらすじ

不登校、非行、夜尿、虫退治etc.代表的事例を待望のマンガ化!セラピストと家族の細かなやりとりがビジュアルでしっかりわかる。

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすいしおもしろい。
    とくにリフレーミングは日常でも使っていきたい。

    「漫画でわかる」系の本は余計なギャグやいらない情報が多くて焦点がブレてしまったり、結局専門用語だらけになってわかりにくくなることも多いが、この本は会話のやりとりが自然で伝わりやすく、無駄が無いのもよかった。絵もうまいしかわいい。

  • 小中学生の抱える問題について、家族と共に治していく過程がわかりやすく書かれた本でした。
    漫画が読みやすい。無駄に専門用語を並べたり、台詞だけで回したりせず、絵と文字を交互に読み進められる。著者が教鞭を取る大学の学生さんだというので驚きました。素敵。
    「問題はその人の頭の中にしかない」というような言葉は最近よく目にしますが、問題意識を抱えている本人についてではなく、解決の手を差し伸べるべき人と思われている人についてもいえるというのが自分にとっては新しい視点でした。私も身近な人のここを直してやりたいなどと思うことがありますが、考え直そうかな〜と思いました。

  • 漫画なので、面談中の間やクライエントの表情の変化などが分かりやすく、イメージがしやすいです。

    見えないものを「見える化」することや、最初は形だけの行動が次第に心が伴って行動変容に繋がることなど、興味深い内容が満載です。

    『問題』は個人の内面にあるのではなく、関係性やコミュニケーションの悪循環と考える家族療法の考えは、どの人間関係にも応用できますね(^^)

  • 「虫退治」を子育てに応用中。
    子の欠点(に見えるもの)を徹底的に外材化することで、互いにいい気持ちでいられるし、なおかつ結束できる。二次的に見えるけれど、それが一番の効果だろうな。

  • 家族療法について、漫画で分かりやすく描かれていてとても参考になりました‼︎
    こんな先生が近くにいたら、違う人生を過ごした子たちが沢山いるんだろうなと感じた。

  • マンガが生き生きとしていて、内容が頭に入ってきやすい。マンガ担当は龍谷大学の学生(当時)だというので驚いた。
    リフレーミング、外在化、プリテンディングなど、療法もためになった。

  • カウンセラーの見立てとロール。
    家族全体を扱って、変化を促して
    いく。マンガで面白くわかりやすく
    学べました。

  • 不登校事例の家族セッションで母親が父親から受けた過去のDV体験を語らせるのってちょっと乱暴じゃないかと思うんだけど、そんなこといってられないでしょというのが東先生のアプローチなんだろうね。

  • 7つの「問題ある子どもたち」の家族とのカウンセリングを専門用語など難しい言葉はあまり使わずマンガでわかりやすく表現。たいていは子どもだけが問題なのではないし、家族が変わらなければ別の形でまた問題が現れる。ちょっと子育てに悩んだ時なんかに参考までに読むのもあり。

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著者プロフィール

龍谷大学文学部臨床心理学科教授

「2021年 『もっと臨床がうまくなりたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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